いつも困っている

家事と育児(三人姉妹で二人は双子)に対峙する男の日々

自閉症児篇

待機児童に困る!<中>(自閉症児篇)<子ども課に苦情の電話をしたこと>

待機児童に困る!<上>(自閉症児篇)の続きになります。 障害児である長女、多胎児の次女三女の保活は難航してしまった。 もうこの一行でお察しの通り、 困ったことがあった。 僕らにとって、長女と三女を別園にして、次女を待機児童にするという日進市役…

待機児童に困る!<上>(自閉症児篇)<3人中1人が待機児童だったこと>

「障害児と兄弟児の状況」(長女5歳4ヶ月、双子3歳3ヶ月) 困ったことがあった。 僕らは名古屋市から隣の日進市というところに引っ越すことになった。名古屋市の保育園では長女の合理的配慮をめぐって数ヶ月揉めたということがあったため、引っ越しに関して…

新環境に困る!<下>(自閉症児篇)<自閉症と環境の変化>

ランキング参加中育児・子育て 新環境に困る!<上>(自閉症児篇)の続きになります。 自閉症児の長女のことを書こうと思っていたら、僕の話ばかり書いてしまった。自閉症は遺伝すると言われるけれども、長女を見ていると僕の子供の頃を思い出してしまうこ…

新環境に困る!<上>(自閉症児篇)<また引っ越すこと>

ランキング参加中育児・子育て 「自閉症の長女に何度も引っ越しを体験させてしまっている」(長女5歳4ヶ月) 困ったことがあった。 新しい環境が好きという人もいれば、新しい環境は苦手な人もいるだろう。とくに自閉症というわけでなくても好き嫌いや苦手か…

発達障害に困る!<下>(自閉症児篇)<大人になってから診断されるのはつらいと思う>

発達障害に困る!<上>(自閉症児篇)の続きになります。 名古屋市に発達障害総合診療研究センター(仮)ができるらしい。それはそれでいいことだと思う。子供のうちに適切な診断と療育があるだけで発達障害を持つ人はずいぶん生きやすくなると思う。 最近…

発達障害に困る!<上>(自閉症児篇)<発達障害に対して思うこと>

「名古屋市に発達障害総合診療研究センター(仮)ができるらしい」(長女5歳3ヶ月) 困ったことがあった。 育児と家事も終わってテレビを見ながら妻の職場の愚痴を聞いていたら、気になるニュースがやっていた。 2023年度中に「発達障害総合研究センター(仮…

パニック行動に困る!<下>(自閉症児篇)<長女のストレス対策なのだろうか?>

パニック行動に困る!<上>(自閉症児篇)の続きなります。 長女が定期的に、かつ、よくやるようになった行動を巡って、これは一体なんだろうか、パニック行動なのかどうか、あれこれ考えました。 困ったことがあった。 考えてみると、次女三女との関係で長…

パニック行動に困る!<上>(自閉症児篇)<頻発するよく分からない行動>

「これはパニック行動なのだろうか?」(長女5歳) 困ったことがあった。 自閉症児の長女は最近とても落ち着いてきた。言語認識などは平均よりも下回るとはいえ、それなりに言葉が使えるようになってきたというのもあって、本人も、最低限の欲求を伝えること…

虐待保育に困る!<下>(自閉症児篇)<虐待保育に気づけるようになりたい>

昨年の長女の合理的配慮をめぐる一連のことはすでにブログに書いたことでもあります。先日報道された虐待保育のニュースを見ながら、いろいろと思うこともあって、また思い出しながら書いています。虐待保育は見過ごされ、問題だとも思われないことが多い。…

虐待保育に困る!<中>(自閉症児篇)<そもそも虐待だとは思っていない>

虐待保育の報道を見ながら、昨年の長女と保育園のことを思い出していた。虐待とはどんなものが虐待となるのだろうか。また虐待をしている人に虐待という認識はあるのだろうか。そんなことを思いながらニュースを見ていた。 虐待保育に困る!<上>(自閉症児…

虐待保育に困る!<上>(自閉症児篇)<虐待保育はそこらじゅうにあると思う>

「ちょっとやそっとじゃ変わらない」(長女3歳8ヶ月) 困ったことがあった。 5歳になってお喋りが止まらない長女だけれど、4歳になるまではほとんど発語もなく、言われた言葉を理解するのも難しかった。発達相談や療育などに通って、アドバイスをもらい、長…

ST(言語療法)に困る!<下>(自閉症児篇)<STも療育も合う合わないというのがある>

ST(言語療法)に困る!<上>(自閉症児篇)の続きなります。 長女の言語認識が成長してきたこともあって、いろいろと長女の気持ちや考えが聞けるようになってきました。発語まで時間がかかった長女の言葉をできるだけ尊重したいと思ってしまいます。でも、…

ST(言語療法)に困る!<上>(自閉症児篇)<長女の発語は順調です>

「STに最近、通わなくなってしまった」(長女4歳6ヶ月) 困ったことがあった。 長女は月に一度、ST(言語療法)に通っていた。 軽度知的障害や、自閉症児は言語認識の発達が遅れていることも多いため、STに通うことになる。 ボストンにいたときにも、言語療…

取り組みに困る!<4>(自閉症児篇)<いまでも結局「蕎麦ときしめん」だ>

取り組みに困る!<3>(自閉症児篇)からの続きになります。 名古屋市での子育ては自閉症児じゃなくても、余所者には難しいかもしれない。じいじばあばがいない、頼れる人がいない、というのは、身内共同体のような地域では異質になりやすい。困っている人…

取り組みに困る!<3>(自閉症児篇)<名古屋では三世代が同じ地域にいることが前提になっている>

取り組みに困る!<2>(自閉症児篇)の続きになります。 名古屋市の障害児保育の環境も昔に比べれば良くなってきているそうだ。しかし、そもそも崇高な理念のもとに作られた統合保育なるものがうまく運用できているかは謎だ。謎というよりも、ちょっと違う…

取り組みに困る!<2>(自閉症児篇)<感謝の気持ちのハードル>

取り組みに困る!<1>(自閉症児篇)の続きになります。 自閉症児や障害児を保育園に預かってもらえている、と思うのはどういうことなんだろうか、僕に感謝の気持ちが足りないのか、僕がただ傲慢なやつなのか、名古屋に来てから悩む日々でした。 困ったこと…

取り組みに困る!<1>(自閉症児篇)<名古屋といっても地域差がある>

「時代と地域によって変わる自閉症児の環境」(長女5歳) 困ったことがあった。 自閉症で軽度知的障害の長女が3歳の頃に、名古屋市に引っ越すことになった。名古屋の前はボストンと東京で長女は育っている。 ボストンでの長女へのケアは満足のいくものだった…

親心に困る!<下>(障害児篇)<自分の子になると認めにくくなる>

親心に困る!<中>(障害児篇)の続きです。 障害児を取り巻く環境はいろいろだ。保護者もいろいろだし、保育士もいろいろだ。子供に健やかに育って欲しいと思うけれども、健やかに育てられる環境を自分たちだけで作るのは大変だ。 困ったことがあった。 妻…

親心に困る!<中>(障害児篇)<加配制度と統合保育は誰のためにあるのだろう>

親心に困る!<上>(障害児篇)の続きです。 障害を認めることで使える制度も増えてくる。名古屋市のように制度があっても対応がいい加減な場所だと大変かもしれないけれども、それでも、制度があるというのは大きなことだと思う。 障害を認めることの困難…

親心に困る!<上>(障害児篇)<まずは障害を認めることからかもしれない>

「障害を認めた方がいいのか、それとも障害を認めない方がいいのか」(長女4歳11ヶ月) 困ったことがあった。 発達障害や自閉症、軽度知的障害などの障害は、小さいうちには、それが障害かどうかなかなか分からない。はじめての育児などの場合は、兄弟姉妹と…

「ランキングに困る!」<下>(自閉症児篇)<嫌だから出てくよ、名古屋市から>

「ランキングに困る!」<中>からの続きになります。名古屋市の不寛容性は一朝一夕でできたものじゃない。寛容性という価値観がそもそもない。合理的で功利的、そんな中学生マインドが名古屋ではマジョリティだ。人文的なものに対して価値を与えていないの…

「ランキングに困る!」<中>(自閉症児篇)<嫌なら出てけ、名古屋から>

都道府県寛容性ランキングというのがあった。最下位の島根のことよりも、大都市を有しながら13位である愛知県の方が不穏なものを感じてしまう。という話を「ランキングに困る!」<上>で書きました。その続きになります。困ったことがあった。名古屋の人は…

「ランキングに困る!」<上>(自閉症児篇)<都道府県、寛容性ランキング>

「名古屋からは出て行くことにした」(長女4歳9ヶ月) 困ったことがあった。 長女の障害者差別解消法による合理的配慮をめぐって、名古屋の保育園と揉めた。そして、社会福祉協議会、市役所、保護者の会、市議、新聞社などの名古屋で頼れるところは全部頼っ…

ナンセンスに困る!<下>(自閉症児篇)<大きな田舎って言われる理由>

ナンセンスに困る!<上>のつづきになります。 名古屋での障害児子育てはとても難しいです。名古屋市といっても広いので、僕が住んでいる名古屋市のある地域がひどいだけかもしれません。名古屋市の中でも寛容性の高いところに住んで、障害児の育児をしてい…

ナンセンスに困る!<上>(自閉症児篇)<嫌いな都市No.1の説得力>

「名古屋で障害児を育てるのは難しいと思った」(長女4歳8ヶ月) 困ったことがあった。 長女の件で名古屋市と揉めたことを周囲の人などに相談していると、「そんなことある?」みたいに言われる。僕も当事者じゃなければ、「まさか、そんなこと」みたいに思…

送迎時間に困る!<下>(自閉症児篇)<保育園は入っちまえばこっちのもん>

送迎時間に困る!<上>(自閉症児篇)の続きになります。 名古屋に引っ越してきて一年。少しは名古屋の気質のようなものが分かってきたような気がします。保育園に対する噛み合わない感じも、僕が寛容性の高い地域しか住んだことがないからかもしれません。…

送迎時間に困る!<上>(自閉症児篇)<保育園は既得権益なのだろうか?>

「加配保育の運用がなぜ明らかにならないか真相を追ってみた」(長女4歳4ヶ月) 困ったことがあった。 長女への合理的配慮をめぐり数ヶ月間、保育園と市役所と揉めて、どうにか適切な合理的配慮がなされるまでの経緯は何度も書いた。そして、なぜこの様に揉…

屁理屈に困る!<下>(自閉症児篇)<嘘がバレると誤解や説明不足ということになる>

屁理屈に困る!<上>(自閉症児篇)の続きです。 加配制度が明文化されない理由を探ってみた。嘘や誤解や説明不足が生まれるのは、そもそも文章化された制度になっていないことが問題なんだけれども、なぜ、保育園のルールは文章化されないのか。誤魔化しや…

屁理屈に困る!<上>(自閉症児篇)<暗黙のルールがなぜあるのだろう>

「加配保育の取り組みがよく分からないこと」(長女3歳7ヶ月) 困ったことがあった。 長女が通う保育園にはさまざまなルールや取り決めがある。たぶんそれはどこの保育園にもあることだろうけど、この保育園で困るのは、それが文章化されずに、その都度、突…

付き添いに困る!(自閉症児篇)<長女の自立と僕の耳>

「僕は僕で聴覚過敏だったりする」(長女4歳6ヶ月) 困ったことがあった。 長女が一年くらい通っている療育がある。そこはアート系の療育で、長女はいつも楽しみにしている。そこに行っているからなのか分からないけれども、いろいろなことで発達の遅れがあ…