いつも困っている

家事と育児(三人姉妹で二人は双子)に対峙する男の日々

おもちゃ部屋に困る!<1>(主夫篇)<育児で困ることは、子どもの年齢で変わっていく>

「おもちゃのお片付けとの戦い」

 

困ったことがあった。

 

家事と一口に言ってもいろいろとあるように、育児もまた何か一つを指すものでもない。乳児の世話であれば、授乳やミルクあげを想像してしまいがちだけれども、授乳は男の僕には分からないとしても、ミルクあげであれば、ミルクの買い出し、そしてそれに伴い、どのようなミルクにするのかを選定し、哺乳瓶にしても、さまざまなメーカーがあるし、乳児によって飲みやすいものも違ってくる。またプラスティック製品にするか、ガラス製品にするのかという違いもあるし、それぞれにミルクあげの手応えや、水切りの良さなのど洗い勝手の良さも変わってくるし、丈夫さもまた違っている。煮沸の頻度なども考えれば、ミルク上げ一つをとっても、多くの選択と労力が必要になる。もちろん、月齢や、飲みの良さ悪さによって、哺乳瓶の飲み口部分も買い替えている。

 

ミルクあげですらこの調子となると、おむつ替えもまた同様に、少しの排泄物や、おむつにきれいに収まるときのオムツ替えがあるかと思いきや、オムツから漏れることもたびたびある。オムツから漏れたにしても、布団まで被害が及んでいるのか、それとも、シーツで止まったのか、防水シートまでいったのか、それとも、大惨事になっているのか、というので育児の手間は大きく変わる。オムツもまたさまざまなメーカーから選ぶことになる。値段だったり性能だったり、乳児の育児をやっていれば誰しもが通る道でもある。そうそう、オムツを捨てるにしても、1人ならオムツポットも溢れることは少ないかもしれないが、2人3人とオムツ使用者がいると、オムツポットも2台使ったりする。

 

ミルク、オムツと代表的な乳児育児の陰に隠れて、ほかにも便秘気味の乳児であれば、のの字マッサージをしたり、綿棒を入れてみたり、肌の弱い子であればベビーオイルなどもいろいろと試してみたりする。また、寝付きの悪い子もいれば夜泣きが激しい子もいるのだから、乳児の育児は、乳児や環境で千差万別の苦労があるものだ。

 

いまでも乳児の世話をしていた頃を思い出すと、どうやって乗り切ったのか、記憶が途切れがちなくらいだ。赤ちゃんを抱っこしている保護者とすれ違うと、いつも心の中で応援している。とくに泣き止まない子を必死であやしているのを見ると、少し変わってあげたいと思うこともある。

 

いま、我が家は、小学校一年生と、保育園年中の双子の3人だ。乳児の頃に比べれば格段にお世話は楽になっている。ご飯は用意すれば食べてくれるし、トイレにしても、自分たちで行けることも増えた。双子は、オムツでウンチをしたがるけれども、これにしても、徐々に、トイレでやれるようになってきている。乳児育児で大変だったミルクとトイレから解放されただけでも、育児の段階が変わったということが実感できる。

 

もちろん、乳児のときにはなかったお世話も増えている。保育園や小学校の準備もそうだけれども、喧嘩の仲裁やいたずらに対する注意などもある。それにオシャレ心が止まらないのか、休日などは何度もお召し替えをするため、洗濯物がすごい量になっていることもある。これは我が家の場合だけれども、妻も洗濯物や洗い物を増やすタイプの生活スタイルなので、休日は、洗い物も流しに山盛りとなっている。朝から昼までの間に、なぜこんなにコップやマグカップの洗い物がでるのか、僕には不思議でならない。ちなみに僕は、マグカップ一つで1日を過ごすタイプだ。またこれは汚いから推奨しないけれど、洗濯物も僕の場合はあまりない。お風呂に毎日入らないからなんだけれども、どうにも若い頃に、宿直や夜勤ばかりだったため、お風呂は2日に1回という習慣になってしまって、いまでもその習慣が抜けない。お風呂に浸かると、僕はぼんやりしてしまって、何もする気が起きなくなる。湯船には、8年くらい入っていなかった。

 

おもちゃ部屋に困る!<2>(主夫篇)に続きます。