いつも困っている

家事と育児(三人姉妹で二人は双子)に対峙する男の日々

食洗機用洗剤に困る!<3>(主夫篇)<乳児育児と食洗機>

食洗機用洗剤に困る!<2>(主夫篇)の続きになります。

 

食洗機が好きな僕は、どんな食器もまずは食洗機で洗ってみるというチャレンジャー精神がある。食洗機が家事、いわゆるシャドウワークからの解放のために誕生したという物語が好きということもあって、家事や育児からの解放者としての食洗機を存分に味わおうとしている。となると、乳児育児の中でも重要な哺乳瓶洗いに食洗機を使ってみたくなるというのも人情だ。母乳至上主義の方には申し訳ないけれど、母乳がでない存在であるところの僕にとっては、ミルクと哺乳瓶は僕の育児には欠かせないということで主義に反する話をしてしまってもうしけないけれども、我慢していただきたい。しかし、哺乳瓶を食洗機で洗うというはまた別の問題がありそうだ。そう、哺乳瓶に洗剤が残っているかもしれないという育児につきものの過度な心配性による不安。哺乳瓶は食洗機を使ったあとも手洗いして煮沸した。であればそもそも食洗機を使う必要もないということで、食洗機と哺乳瓶の関係は切れてしまった。

 

困ったことがあった。

 

細かい話だけれど、哺乳瓶に関してはエピソードがある。

 

乳児が長女1人しかないとき、こんな書き方をするのも後日、双子が生まれたことによって、乳児1人と乳児が同時に2人というのを僕の経験は明確に分けるようになってしまったというのがあるからなんだけれど、さておき、はじめての育児ということもあって、乳児1人を育てる際に、哺乳瓶が何本必要なのか分からなかった。哺乳瓶は意外と高い。2000円以上したと思う。長女が生まれたとき、僕も妻も渡米などを控えていて節約していたということもあって、最低限で済ませたいという気持ちが強かった。そのため、哺乳瓶も2本で十分ということになっていた。結果的に4本くらい買うことになるし、ガラス製ではなく安いプラスティック製の哺乳瓶をよく使うようになったけれど、哺乳瓶は増えた。乳児1人でも哺乳瓶は4本くらい必要になる、というよりも、初めての乳児育児で心身ともに疲労困憊ということもあって、4本くらいないと、哺乳瓶の煮沸などを忘れたときにパニックになることもあった。

 

乳児育児の疲労困憊のせいで、ガラス製の哺乳瓶を一本壊してしまった。いま考えるとなぜそんなことが起こるのか、ということでもある。

 

睡眠不足の中、産後の疲れが残っている妻を休ませようとしながらも、仕事を休ませてもらえなかった僕は、毎日、寝不足のまま育児をしていた。哺乳瓶2本体制で使っては洗い、煮沸し、という感じでやっていた。ガラス製の哺乳瓶のいいところは、ある程度の重さがあるため、乳児に飲み与えているときには手は添えるだけみたいにできるというのもあり、ガラス製の哺乳瓶を使っているときにはちょっと楽な気もしていた。そのときも、ガラス製の哺乳瓶だから少し楽とか思いながら、ミルクを入れて手慣れた手つきで哺乳瓶の蓋あたりを持ってくるくると回したら、蓋がちゃんとしまっていなかったのか、哺乳瓶が飛んでいってしまった。

 

当時、台所のすぐ横が玄関だった。玄関開けたらすぐに台所というよくあるアパートの間取りだった。ガラス製の哺乳瓶本体は、僕の手に吸い口を残したまま、金属製の玄関ドアまで飛んでいってしまった。そしてガラス製の哺乳瓶は砕け散った。玄関の靴の上にミルクとガラスが散乱した。育児は、こんなことが起こるのだ。そして僕はプラスティック製の哺乳瓶を買い足した。ガラス製1本とプラスティック製3本がうちの編成だった。その後も、哺乳瓶を落としてしまうこともあったけれど、ガラス製の哺乳瓶になる確率は下がっているので、プラスティック製の哺乳瓶が飛んでいったり、落下していた。その度に、ガラスじゃなくてよかったと思った。

 

話を戻すと、そんな4本編成の哺乳瓶を持ってアメリカに行った。プラスティックの哺乳瓶の一つは食洗機でへしゃげた。また、食洗機の洗剤が哺乳瓶に残っているかも、ということから、哺乳瓶を食洗機で洗うことはなかった。そして長女の成長とともに哺乳瓶は使わなくなったので、そんなことも忘れていた。食洗機の食器にたまに洗剤が残っているような気がしたときには、水で流して布で拭いていた。そのことに不満もなかったし、そういうものだと思うようになっていた。

 

そうそう、そのあと、双子が生まれたとき、哺乳瓶の数は、経験を踏まえて8本以上となっていた。このときには、乳児2人ということもあったので、哺乳瓶用の食洗機みたいなものも買った。乳児2人となると、手洗いや煮沸にも限界がある。お金で解決できることはお金で解決してしまおう、という育児用品に対しては別予算を組んだ。ちなみに、何度も書いていることだけれど、乳児に関しては、双子にもかかわらず、2回目ということもあって、1人目のときよりはトラブルは少なかった。まあ、これは単に、1人目の経験不足による大変さだったのか、長女が自閉症児だから大変だったのか、それはちょっと分からないことでもある。ただ、一つ言えるのは、僕らの育児スキルが高くなっていたのと、準備万端に乳児育児を迎えることができたというのがある。

 

食洗機用洗剤に困る!<4>(主夫篇)に続きます。