いつも困っている

家事と育児(三人姉妹で二人は双子)に対峙する男の日々

秘訣に困る!<中>(主夫篇)<家事と育児と仕事と新居と>

秘訣に困る!<上>(主夫篇)の続きになります。

 

家事と育児と仕事を両立させるのは、やっぱり難しい。新しい環境になったから難しいのか、それとも在宅の仕事だから難しいのか、なかなか答えはでないけれども、引越してきてから、毎日、ふらふらしながら生きている。子供たちから「ゾンビー」と指差されているのは、ゾンビごっこをしているだけじゃないかもしれない。そんな中でも環境は整っていく。少しはよくなるだろうと、お掃除ロボットや乾燥機、食洗機なんかを揃えている。

 

困ったことがあった。

 

こんなことの繰り返しの中で、今度は待ちに待った食洗機がきた。これで皿洗いは楽になる。夜に一回、食洗機を回せばいいだけだ、と思って大容量の食洗機にした筈だったけれど、1日1回というわけにもいかなかった。妻はやたらと食器を使うタイプの人だ。朝と夜しかいないのに、マグカップの洗い物が3つから4つある。そうだった。いつもマグカップがあるとせっせと洗っていたから忘れていたけれども、一度使ったマグカップを使い回さないのが妻だった。ちなみに、僕は朝使ったマグカップを、在宅ワークでずっと家にいたとしても、一度も洗わない。コーヒー六杯以上を同じカップで洗わずに飲んでいる。15時間くらい洗わない。これはこれで汚いのかもしれない。

 

子供たちの食器はまだ大したことないけれど、妻の食器とマグカップを考えると、食洗機も1日2回コースだった。手洗いよりはましだけれど、食器洗いの家事が楽になったとはあまり思えない。楽になったのは、水切りラックをあまり使わないで済むようになったということだろう。

 

掃除、洗濯、食器洗い、このあたりの家事はとても楽になったという実感もなければ、新居になれていないというのもあって、どこか僕の中でもチグハグだ。

 

で、ここに庭や家の管理が増えた。除草はこまめにやらないと大変なことになるというのが、以前、家を建てたときに思ったことだった。雑草の根は思ったよりもすごいことになっている。除草シートの下をうねうねと張っている。そして、長女が植えたお花。長女はお花に水をやったりやらなかったりというお世話スタイル。長女がお水をあげているのか確認して、渇いていそうだったら水をやる。それでもお花は散ってしまった。妻もお花のことは忘れがちで、任せていたら、僕の植えた蚊避けみたいな雑草もどき以外は、元気がなくなってしまった。植栽も妻に任せていたら、葉が落ちてきてしまった。僕がやるしかない。僕が全部コンクリにしてしまえ派だったことは、もう忘れよう。植栽があるのは、気に入っているし、植栽を最も愛でているのは僕かもしれない。そういうものだ。

 

家の管理といっても、家を建てたばかりだし、引っ越してきたばかりということもあって、ちょくちょく何やらの検査やら手続きみたいなのがある。全館空調のフィルター掃除は思ったよりも大変じゃない。友人宅の全館空調は虫やら何やらが多いので掃除が大変だと聞いたけれども、僕の点検箇所がおかしいのか、虫やら何やらの場所はまだ見ていない。そういえば、以前建てた家だと、全館空調の方ではなく、換気システムのフィルターの方が大変だった。そこには虫もいたし、綿毛みたいなのもあった。しかし、今回建てた家の換気システムのフィルターは一年に一回交換するタイプで、自分で掃除しなくていいみたいに書いてある。一年間で虫がびっちり詰まっているのかもしれない。ちょっと見てみたい気もする。

 

家事はまだまだある。料理や買い物にはまだ触れていないけれども、基本的に自炊なので、これはこれで時間もかかっている。買い物は生協さんにお願いしているから、ちょっと足りないものを買う程度。料理は子供が生まれてからは煮込み料理ばかりになった。仕事の合間にパパッと材料を鍋に入れて煮るだけ。炊き込みご飯もたまに作る。長女は卵焼きが好きなので、卵焼きを作っておくこともある。おかずが足りなそうなときには、保育園のお迎えから戻ってきてから冷凍食品をレンチンして出すこともある。これが僕の料理担当だ。

 

家や庭の管理以外は、引っ越してくる前からやっていたことで、そんなに苦にならないものだった。家事をしながら仕事をするのも慣れてきて、家事の合間を縫って仕事しているのか、仕事の合間を縫って仕事をしているのか分からなくなりながらも、どうにかバランスがとれていた。

 

しかし、引っ越してから、一変してしまった。

 

家事がそんなに増えたわけでもないのに、そして家のことも引越しの片付けが落ち着いて、手続きなども時間的にはそんなにかかるわけでもないのに、仕事の時間があまりとれなくなってしまった。

 

秘訣に困る!<下>(主夫篇)に続きます。