いつも困っている

家事と育児(三人姉妹で二人は双子)に対峙する男の日々

秘訣に困る!<上>(主夫篇)<家事と仕事の両立について>

「家事は家族がいるときにやれ」

 

困ったことがあった。

 

引っ越してからというもの、家事と育児のバランスが悪くなってしまった。仕事などでも新しい職場にいくと慣れるまで三、四ヶ月はちょっと大変な思いをするように、家事や育児も新しい職場?に慣れるまで少し時間がかかるようだ。

 

戸建てに引っ越したというと、「掃除がたいへんでしょ?」と言われることがある。確かに、以前のUR住宅なら、毎日掃除をしたとしても30分くらいなもので、片付けを合わせてもそこまでの時間はかからない。

 

片付けでたまに思うのは、うちに遊びに来る人、とくに子連れの人たちに言われるのが、「すごい片付いている!」というお褒めの言葉なんだけれど、人が来るからといって片付けているわけでもない。僕が毎日掃除しているから片付いているというのはそうなんだけれども、散らかし放題のやりたい放題な子供が3人いると、毎日片付けなければ、逆に、もう片付けることができなくなってしまうくらいの荒れ方になる。そのため毎日片付けて、毎日掃除をする。

 

毎日掃除をしていたのは、もう一つわけがあった。次女がアトピー気質というのもあって、ダニやカビができるだけ繁殖しないようにこまめに掃除をしなければならないとか、そんな理由もある。もちろん、僕も妻も散らかっているのがあまり好きじゃないというのもある。

 

次女のアトピー気質に関しては、先日も引っ越してすぐに加湿器などの準備ができなかったことや、木造新築の家の乾燥の強さを舐めていたというのがあって、次女三女の肌が乾燥肌になってしまった。病院に連れて行って、薬をもらって次女と三女に塗布していたけれど、三女はツルツルになっても、次女はあまり改善しなかった。そんなタイミングで、次女三女の好物かつ名古屋名物のエビセンをあげると、次女が「これ食べると痒くなる」と言い出した。

 

エビカニアレルギーかもしれない、ということで、また病院に双子を連れて行って検査をした。病院の血液検査の注射で、双子はたいへんなことになるんじゃないかと思っていたら、泣きもせず暴れもせず、厳粛に血を抜かせていたと看護師さんたちに面白がられた。「三歳児でこんなに泰然自若としているのは初めてです、しかも2人で」と褒められたのかなんなのか分からないけれど、次女と三女は注射が好きみたいだ。

 

血液検査の結果は、エビカニアレルギーではなかった。でも、ハウスダストのアレルギーと、次女は犬猫アレルギーがあった。またアレルギーの気質みたいなやつは三女の方が多かった。この結果から見ると、やはり次女や三女のためにこまめな掃除や布団の洗濯は必要なのがわかる。空気清浄機も必須だった。

 

僕が毎日掃除をする理由はこれだけでも十分かもしれない。ダニ用の掃除機は長女が生まれたときに買って、今でも月に一回は布団全体にかけている。シーツは週一回洗濯してきた。たまに忘れて二週間に一回くらいになることもある。

 

掃除の話から子供たちの布団の話になってしまったけれど、掃除や片付けよりも、こうしたダニカビの対応の方に時間がかかる。戸建てに引っ越して、広くなった分、あちこちに物がないというのもあって、広い面積の掃除はロボット掃除機でできるようになっているから、一般的な意味での掃除は楽になっている。ロボット掃除機を効率的に動かすためには、床に物をなるべく置かないようにするという習慣も必要かもしれない。家具もロボット掃除機が通れる空間ができるようなものがいいと思う。脚付の家具ってことだ。

 

掃除はこんな感じだ。

 

そして洗濯。これはシーツなどがなければ、以前のように夕方から洗濯しておけば、寝る前には乾燥も終わっていた。で、畳んでから眠ればいい。そんなサイクルだった。しかし、これが変わった。変わったのは節約のためだ。

 

我が家は太陽光発電を使っている。そのため、日中に洗濯機を回せば、乾燥時の電気代は太陽光の発電でまかなえる。これを夜にやってしまうと、電気を買わないといけなくなる。それはもったいない。そんなことから日中に洗濯をするようになった。これがもしかすると家事がキツくなっている原因の一つかもしれない。

 

僕は在宅で仕事をすることが多い。そうすると、日中に洗濯したり、生乾きをチェックしたり、干したり、乾燥が終われば畳むみたいなことを、仕事の合間にやってしまう。洗濯に要している時間は同じでも、仕事の合間にやるかどうかでちょっと変わってくる。洗濯完了のピー音を聞いたら、仕事を中断してしまう。

 

誰だって、いや僕だけかもしれないけれど、仕事中って、どこかでその仕事を中断できる理由を探しているようなことがある。僕はそういう誘惑に弱いので、洗濯機のピー音ひとつで仕事を中断し、そしてその後、洗濯槽の汚れを見ると綺麗にしたくなったり、その流れで、いつの間にか風呂場を洗っていることがある。そして仕事がたまる。溜まった仕事を夜中にやろうとして寝不足になる、そして次の日は、眠くて仕事がはかどらない、悪循環だ。

 

秘訣に困る!<中>(主夫篇)に続きます。