いつも困っている

家事と育児(三人姉妹で二人は双子)に対峙する男の日々

またまた引越しに困る!<中>(主夫篇)<引越しの相見積もりで検討するのは値段だけじゃない>

またまた引越しに困る!<上>(主夫篇)の続きになります。

 

引越しで物がなくなるというのはある程度は仕方のないことだ。必要じゃないものがなくなったら、それはそれでいいし、必要な物がなくなったら、話し合いになる。それだけなんだけれども、それだけのことがなかなか大変だと思う。

 

困ったことがあった。

 

東京名古屋の引越しの前、ボストン内での引越しでも紛失物があった。これは調味料などを入れた防水バッグが一つなくなったというもので、これも最初はあったなかったみたいな話で埒があかなかったけれど、口コミ掲示板に書いたら、弁償するから口コミ内容を削除してくれという連絡があった。口コミ内容の削除はしないが、その後、誠実な対応があったと追記するということで解決した。このときも弁償だった。そういえば、アメリカの友人から、弁償額が適正すぎると笑われた。お金持ちの彼はこういうときにふっかけると言っていた。根っからのお金持ちの考えることはせこいと思った。

 

子供が生まれてからの引越しは、引越しに集中できない分、こういうことも起こりやすい。それまで何度も引越しをしてきたけれども、紛失などがあったのは、この2回だ。どちらも、乳児や幼児を気にしながらの引越しとなっている。

 

ちなみにボストンから東京への引越しで紛失物は一切なかった。よく物がなくなると言われる船便だけれども、ヤマトさんは頼もしい。引越しの相談もとても丁寧で、優しかった。日本からボストンのときには、アメリカの郵便局みたいなところに放置されていた。なかなか届かないので、郵便のおじさんに聞いたら「そういえば、一週間くらい前から奥にダンボールが積んであるなあ」と言っていた。後日、筋肉ムキムキのグラサン兄貴が運んでくれた。

 

今回の引越しのことを書こうとしたのに、前置きが長くなってしまった。

 

そんな引越しの甘い思い出に浸りながら、今回の引越しではビシッとやるぞと思っていた。そして相見積もりをとった。

 

今回は、厳しい時期の引越しになってしまった。子供の保育園などの関係から、どうしても引越し繁忙期になってしまう。引越しは繁忙期とそうでないときの値段の差が大きい。できれば繁忙期をはずして引っ越したいところだけれども、今回は、4月頭くらいから4月中旬という繁忙期のど真ん中。3月31日に新居の引き渡し、4月1日には長女の入園式ということもあって、しばらくは何もない新居で暮らせるにしても、子どもたちが小さいうちはホテル風の暮らしにも限界がある。できれば4月の初旬には引っ越しを決めたいところだった。気になるのはお値段。

 

4月初旬と中旬では、我が家のボリュームからすると10万円くらい変わってくる。相見積もりをとっても、それはあまり変わらなかった。4月中旬なら25万円というのが最安値だった。梱包開梱付きだからしかたない金額だとは思っていたけれど、中旬なら20万円は切りたい。そんな中、50万円という業者もあった。スルーした。

 

相見積もりをとった中に、アートさんもあった。因縁のアートさんだ。前回の話を営業さんにすると、営業さんが会社に電話しながら一生懸命くどいている「以前、こちらでご迷惑をかけてしまったお客様です」とかなんとか、とはいえ、繁忙期、中旬で25万円も厳しいということだった。30万円がギリギリ。となると、他の業者の方が安い。引越一番というところは4月中旬で25万円だった。

 

さて、どうするかというところで、最後に見積もりに来たのが、ウェルカムバスケットさんだった。これは名古屋の人なら誰もが知っているつばめタクシーがやっている引越し会社ということだった。僕はつばめタクシーのファンだ。そんな話を営業さんとしていた。

 

4月初旬で、開梱なしの梱包のみで25万ならどうか、という話になった。それなら、引越一番の方が良さそうに思えるお値段。しかし、ウェルカムさんには強みがある。とくに僕らのように、育児のせいで荷物の整理整頓ができなかった人たちが欲しいと思っているサービス。そう、廃品回収。

 

僕らは荷物がどんどん増えている。子どもたちの荷物が増えるというのもあるし、前回の引越しでも、おまかせパックにしてしまった分、捨てる機会を失っていた。その後も、育児の忙しさもあって、大体的に物を整理しようという機会を失っていた。今回の引越しで、たくさん捨てようと、妻と話していたけれども、お互いになんだか忙しくて、捨てるといってもゴミ袋5袋くらいがいいところで、大物は捨てられなかった。僕の本棚なんかも新居では新しくするから捨てたいけれども、ギリギリまでは使っている。他にもギリギリまでは使っているものがあるため、どうしたらいいのかと思っていた。

 

そんな中、ウェルカムさんから言われたのは、値段は下げられない分、廃品回収サービスをつけるという提案があった。そこで握手。これは助かるサービスだ。5万円以上の価値があると思った。

 

その後、営業さんからのアドバイスを受けて、うちにあった比較的綺麗な家具で処分したいものは、フリマアプリに出品したり、エアコンも比較的新しいということもあって、買取業者にお願いしたりして、引越し代金からエアコン工事費が引かれたり、家具が売れたりして、お値段的にはなんだかいい感じの引越しになった。

 

またまた引越しに困る!<下>(主夫篇)に続きます。