いつも困っている

家事と育児(三人姉妹で二人は双子)に対峙する男の日々

確定申告に困る!<2>(新築篇)<家を建てたいと思ったときに最初に調べること>

確定申告に困る!<1>(新築篇)の続きになります。

 

家が欲しいと思ったとき、住宅展示場に行ったり、ネットで調べたり、カタログ請求をしたり、あるいは設計事務所に相談してみたり、立地の良いところにある建売の近くを散歩したり、あるいは素敵な中古物件を見てみたりと、家のことばかり考えて行動してしまう。しかし、その前に調べておいた方がいいのは、助成金補助金、税制優遇等などだ。初生金や補助金は各自治体でやっているところもあるから、検討中の地域の補助金なども調べておいた方がいい。そして、住宅ローン控除などトータルの金額が大きい制度はしつこいくらいに調べておいた方がいい。

 

各種補助金助成金、そして住宅ローン控除の条件などをよく読めば、建てたい家の方針も決まってくるかもしれない。高気密高断熱の家について知らなかった人でも、住宅ローン控除などを読めば、なにやら、優遇される家の基準があるらしい、ということに気が付くだろう。気がついたら、次はハウスメーカーの営業さんに聞いてみれば、待ってましたとばかりに説明してくれる。いないとは思うけれど、高気密高断熱の家について説明ができない営業さんだったら、そのハウスメーカーとはもう話す必要がないという判断基準にもなるかもしれない。

 

困ったことがあった。

 

僕らが家を建てるときには、性能の条件としていわゆる高気密高断熱の住宅で等級がいくつか、という感じだった。大きな方針というのは、まさにこれで、住宅ローン控除が受けられる性能の家にしなければならない、というのが一つの方針になるということだった。また、どのくらいのローンを組むかというのも、この住宅ローン控除を見ながら検討していく。その結果、僕らは13年とは言わないまでも、ぎりぎりまで住宅ローン控除が受けられる額のローンを組み、控除が受けられる性能の家にする、ということになった。

 

住宅ローンが受けられる家にすると、各種助成金補助金に該当する性能の家になっていたりもする。とはいえ、助成金補助金は年度の予算を使い切ると受けられないこともあるので、この辺りは建てる時期や運というのもある。貰えればラッキーという感じで、この辺の助成金にも申し込むことにした。といっても、三井の営業さんがこれらの手続きをやってくれたので、僕らとしては結果待ちをしていただけなのだけれども。

 

国交省のこどもみらい住宅支援事業は無事、受けることができた。住宅全体の費用からすれば消費税にも満たないものでもあるが、松坂牛に換算すれば想像しただけでお腹が膨れるほどの金額でもある。また、これは国が行う助成金補助金だけれど、市町村によってはそれぞれに補助金なども行っているから、家を建てる際には、住みたい市町村がどんな住宅補助をやっているのかをチェックするのもおすすめだ。ちなみに、僕らが家を建てた愛知県日進市では僕らに合う補助金助成金はなかった。名古屋市豊田市に挟まれ、黙っていても土地を買う人がいる地域というのはこんなもんだ。こういう市の態度というのは、こどもに対する施策にもあらわれるので、子育てしやすい市町村で家を建てようと思う場合は、とくに、障害児や多胎児、多子世帯などで育児に関して行政の助けを必要とする人は、家を建てるための補助金助成金の有無から各市町村の態度を見てもいいかもしれない。

 

頭にちらついて離れない松坂牛の思い出やら愛知県日進市への批判やらと、家とは関係のなさそうな話にまたもやなってしまった。

 

補助金助成金はもらえたらラッキーと思っていて、しかも申請も三井ホームの営業さんにやってもらえたから、僕らはとくに何をすることもないまま、ラッキーを手にしたという感じだった。このラッキーでいただいたお金は、地盤調査のときに一部、柔らかい土が出てしまったということで地盤改良のお金等に消えてしまった。この辺の土地は地盤工事があまり必要ないところ、と聞いていたので、ちょっと不運だった。その不運をラッキーで埋めたことになる。まあ、ラッキーでもらった金額の方が少し多かったので、ラッキーな土地へと改良されたと思うことにした。

 

家を建てるというのは、予想外の出費が出るもので、ことに土地に関しては、こういう地盤の問題なども起きやすい。これは何度も書いているけれども、擁壁が必要な土地は、僕の見聞きしたところだと、購入時はもちろん、売るときにも、あるいは修繕などにも余計な出費が生まれる可能性があるので注意が必要でもある。とはいえ、擁壁のある家は見晴らしのいい高台だったりするし、見た目もかっこいいとかそれまたお金には変えられない良さもたくさんあるので、余計な出費があることを想定しておけば、面している道路から高くなる分、素敵な土地になることも多いだろう。

 

確定申告に困る!<3>(新築篇)に続きます。