いつも困っている

家事と育児(三人姉妹で二人は双子)に対峙する男の日々

確定申告に困る!<1>(新築篇)<住宅ローン控除ってなんだろう?>

「とても助かる住宅ローン控除だけれど、どうやるの?」

 

困ったことがあった。

 

この数年のうちに家を建てようと計画した人たちにとって気になる話題といえば、住宅ローン控除とか住宅ローン減税と言われる税制優遇措置だろう。僕も家を建てようと思ったとき、ハウスメーカーや土地を探すより前に、補助金助成金、税制優遇などがどうなっているのかを調べた。同時に、住宅ローンと住宅ローン控除についても調べていた。

 

妻からすれば、ハウスメーカーも土地も探していないのに、住宅ローンや各種補助金、税制優遇を僕が調べている理由が、ただ僕が気にしいなだけ、という感じだったみたいだけれども、どんな住宅ローンが組めるか、いくらまで可能か、そして補助金や減税措置がどうなるのか、ということを、あらかじめ知っておくか知らないかは、家を建てる計画のはじめの一歩だと思う。どんな家にしようかと夢広げるのも大事なことではあるけれど、どんな状況の中で家を建てるのかということを把握することも大事だ。

 

これは家を建てるのが二度目だから、というのもあるかもしれない。

 

家は何も考えなくても、金さえ用意できるのであれば、家は建つ。ハウスメーカーの営業さんと設計士さんの提案を言われるがままに頷いていても打ち合わせは済むし、極端な話、信頼できる建築家に丸投げでお願いするというのも忙しい人や家にさして興味がない人やお金がある人であれば、それでも問題ないだろう。服などを買いに行くときに、お店の人にお任せにしたり、お寿司屋さんで「大将にお任せします」(言ったことない)みたいにするのもいいかもしれない。いつかそんなお大尽なやり方をしてみたいとも思う。

 

お金が有り余っているのであれば、とくに気にせずにポーンと買ってしまえばそれでもいいだろう。僕だって、何十億円と使い道もないまま持っていたら、節税とかすら税理士さんに任せて、家の一つや二つ、補助金なども当てにせず、スーパーでお惣菜を買うようにパッと買うかもしれない。お惣菜は言い過ぎだとしても、お肉コーナーの高級すきやき肉を買うくらいの気持ちで買うだろう。

 

しかし、実際に、僕は数十億円の金を持っているわけでもないし、僕自身の稼ぎがうなるほどあるわけでもない。遺産も相続していないし、実家はか細い。少しは余裕がある状態ではあるとはいえ、スーパーのお肉コーナーで高級肉を買ったことは一度もない。だいたい僕が買うお肉は、国産牛肉の場合は30%オフになっていないと買わないし、買う時には、心の中で、「30%になったから買うのではない、熟成されたから買うのだ」という言い訳すらしている。それに、そもそも、子供時代からの貧乏性なのか、僕は、牛肉より豚肉の味の方が好きになってしまっていて、ふだん食べるのであれば豚肉にしたいと思っているところがある。牛肉はおいしいけれども、毎日食べる気がしない。先日、友人にご馳走してもらった松坂牛のステーキは美味しかったけれども、数ヶ月に一度くらいしか牛肉を食べない僕には、いや、松坂牛など人生で二度くらいしか食べたことのない僕だからこそ、友人のお皿にまだ半分以上ステーキが残っているのにもかかわらず、皿がまだ熱いうちに、平らげてしまうほど、牛ステーキを満喫できたのだろう。またいつか食べてみたいものだ、というくらいが僕と高級肉の関係としては健全かもしれない。

 

家の話がいつの間にか牛肉の話になっていた。

 

話を戻して、家にしよう。家を建てることを考えれば、いくら松坂牛のステーキだとしても、家の値段とは比べられない。10年以上毎食松坂牛が食べられるくらいの値段にはなる。そう考えると松坂牛と家は比べられそうな気もするから不思議だ。この不思議さに足をすくわれないようにしよう。

 

家を建てる計画の前に、どんな住宅ローンがあるのか、そしてどんな補助金があるのか、と調べることになる。そして、ローンの金額やら補助金の条件などを見て、どの程度の家や土地にするのか、どんな設備にするのか、という大きな方針が決まる。

 

にこにこ現金払いができないローン必須な我が家にとって、大きな方針の柱になったのは、「住宅ローン控除」となる。この控除は年度によっても変わるから、ローンを中心にして家を建てる計画のある人はすぐに確認すべきだと思う。大まかな理解として、ある条件を満たせば、10年とか13年に渡って、税制優遇が受けられるというものだ。内訳は、所得税や住民税などが軽減というか、還付されることになるから、そもそも税金をそれなりに納めている必要もある。

 

また、住宅ローン控除の条件として、たくさんローンが残っていることや、住宅の性能に対するものがある。この辺は国税のホームページなどにも説明があるからぜひ確認して判断して欲しい。

 

確定申告に困る!<2>(新築篇)に続きます。