いつも困っている

家事と育児(三人姉妹で二人は双子)に対峙する男の日々

落選に困る!<下>(主夫篇)<幼稚園という選択肢>

落選に困る!<上>(主夫篇)の続きになります。

 

双子が保育園に落ちてしまった。つまり待機児童になった。保育園などに補助金が出ているように自宅保育にも補助金がでないものかと思ったりした。自宅保育に補助金を出すことで、待機児童や保育園、保育士不足などの問題も少しは改善されるのではないかとも思ってみたりした。

 

困ったことがあった。

 

もしかしたら、各家庭に園児並の補助金を出してしまうと、保育園が存続できなくなるという問題もあるのかもしれない。しかし、それはそれで本末転倒な気もする。補助金よりも多く稼ぐ人からすれば保育園の方が割安だから保育園に行かせたいというのもあるだろうし、保育園を運営させる必要がさまざまな理由でもあるために、各家庭に補助金を出すということはやるべきではないというのもあるかもしれない。

 

しかし、僕が困っているのは、保育園に落ちて、双子が待機児童になってしまって、家で育児しなくちゃならないということで、そうなると仕事もできない、双子ということもあって、家事ですらちょっとキツくなるということだ。せめて補助金をもらえれば、仕事ができない損失分を埋め合わせるだけじゃなく、家での育児も賃労働の一つと割り切ってやれる。

 

保育園に行かせたいのに落ちて、家で育児しなきゃならないのに、家で育児するときには補助金も何もない、こんなこと言うとちょっといやらしいけれども、税金払ってるのに、その税金によって受けられるはずの福祉サービスが受けられていないということになる。

 

待機児童補助金というのを出すべきじゃないだろうか? あるいは家庭保育控除みたいなのでもいい。そうすればシッターさんを雇うことの金銭的負担も軽減されるだろう。

 

と、ここまでは保育園に落ちた時に、暗い気持ちで考えていたことだ。

 

ちなみに長女は第一希望の保育園に入れた。長女が入れただけでも良かった。でも双子を家で育児するとなると僕は働けなくなるのだから、当然、長女の保育園も諦めることになる。そうなると3人の育児をすることになる。来年度の仕事は絶望的。と、そんな追い詰められ気分。

 

幼保無償化というのがある。来年度からは双子も年少さん。幼稚園に入ることもできる。幼稚園の場合は延長保育という有料のサービスがあるが、これもいま二歳児クラスに支払っている金額からすればあまり変わらない。幼保無償化の恩恵は半分くらいしか受けられないけれど、家で3人育児をするくらいなら、月々数万円払って幼稚園の延長保育をした方がいいと思った。

 

しかも幼稚園はお迎えバスがある。これはいい。子供たちは僕の言うことは結構聞いてくれるが、妻の場合は言うことを聞かないということがある。妻が保育園に送るときなどは、子供たちがはしゃいでいる。

 

そういえば、先日、雨の日に妻が子供3人を保育園に送っていると、次女が段差で滑って転んだということがある。近くにいたURの掃除のおばさんが心配して声をかけてくれたらしい。が、保育園に子供たちを預けて戻ってくるときに、「子供が小さいんだから気をつけないといけない」と言われたそうだ。妻はパッと言われると言い返せなくて、あとで悶々としてしまう性格だったけれども、名古屋に順応してきたのか、そのときは言い返したらしい。

 

「雨の日に布団を持って、一人で子供3人を連れているということがどういうことか分かって、注意しているんですか?」

 

掃除のおばさんは何も言わずに立ち去ったらしい。名古屋の人は言い返されると大体黙っていなくなる。他所から来た人は、すぐに言い返せる心構えをしておくと、悶々としないで済むから、パーンと言い返せるようにしておいた方がいい。喧嘩になることもない。次の日に会っても何事もなかったようにしているので、それはそれで攻略法さえしっかりしていれば過ごしやすい。これは名古屋というよりも、下町あるあるかもしれない。

 

話が逸れてしまった。幼稚園のことだった。

 

引っ越し先から比較的近い幼稚園に連絡してみると、双子の枠は空いているようだった。ほっとした。次女三女は、定型発達ということもあって、幼稚園に入ってもうまくやれるだろう。やれないことが多かった長女に比べて、いろいろできる次女三女であれば、幼稚園で受ける刺激は好ましいものになるかもしれないとも思った。幼稚園のプログラムを見ながら、これなら習い事させなくてもいいんじゃないか? などとも思っていた。

 

ということで、めでたしめでたし、となるような感じなのですが、実はまだ淡い希望を持っている。

 

月々数万円とはいえ、数万円はそれなりに痛いものだ。保育園であればその数万円がかからないのだから、できれば保育園にしたい。

 

私の担当者によると、「保育園を辞退する方もいるので、2月初旬に到着するお知らせをお待ちください」ということだった。この通知に望みをかけている。