いつも困っている

家事と育児(三人姉妹で二人は双子)に対峙する男の日々

食洗機用洗剤に困る!<4>(主夫篇)<食洗機用洗剤は洗ったあとにも残っているか?>

食洗機用洗剤に困る!<3>(主夫篇)の続きになります。

 

食洗機と食洗機用洗剤の話をしていたはずなのに、いつの間にか哺乳瓶の話になっていた。それはそれで仕方のないことで、乳児の育児において、哺乳瓶洗いはおむつ替えと並んで比重の大きい作業でもある。ミルクをあげるためには哺乳瓶が必要だし、そのためには何度も洗う必要がある。また煮沸消毒などもしなければならないものだから、なんだかしょっちゅう哺乳瓶を洗っている。1人目のときには疲れ果てていたからか、注意散漫になってしまって哺乳瓶が玄関ドアまで飛んでいってしまったり、洗っていない哺乳瓶が並んでいる姿を見て愕然としたりしていた。その後、双子が生まれたときは、哺乳瓶用の小さな食洗機というか、哺乳瓶メーカーが出していた哺乳瓶用の食洗機を買ったりして、哺乳瓶の清掃や煮沸はスムーズに行えるようになった。

 

困ったことがあった。

 

食洗機の話に戻すと、乳児や小さな子供がいると、洗剤が残っている可能性がある食器を使うことに躊躇いはあったりするものだ。そうなると、哺乳瓶はもととり、子供の食器には食洗機を使わない方がいいのだろうか。きっと、そんなふうに考えて食洗機を使わない人もいるかもしれない。

 

日本製の食洗機の主流は温風がでるものだ。温風ができると便利だが、洗剤が残っていてもちょっと分からなくなる可能性がある。そのため、日本製の食洗機では粉洗剤だったのかもしれない。アメリカの食洗機は基本的にビチャビチャ状態が食洗の終了なので洗剤残りもわかりやすいし、このビチャビチャが残りの洗剤を流しているのかもしれない。しかし、両方とも、乾いてしまうと洗剤が残っているのかどうか分からない。

 

洗剤が残っているのかどうか分からない程度であれば気にする必要がないということだ、という考え方も分からなくもない。気にすることが増えてしまうと、精神衛生上よくない。生活に疲れてしまって、夫婦関係で揉め始め、子供に対する当たりも強くなってしまって、結果、残っているかどうかも分からない洗剤、あるいは残っていたとして健康被害はあまりないような洗剤を気にするあまり、家庭環境や親子関係がぐちゃぐちゃになるのだとしたら、細かいことは気にしないくらいのおおらかさも必要なのかもしれない。

 

そんな感じでアメリカの食洗機との関係を終えた。

 

日本で、新しい家を建てて、ボッシュの食洗機にした。海外製の食洗機にしたのは、前開き式がよかったというのもある。最近、前開き式の日本製の食洗機が出たらしいが、もし家を建てるときにでていたら、僕はとても悩んだと思う。

 

で、ボッシュの食洗機だ。取り付けのお兄さんから、説明があった。洗剤についてもボッシュが推奨している洗剤とリンスの説明があった。洗剤はアメリカでも使っていた洗剤で、真ん中に赤いボールがあるやつだった。僕からすれば馴染み深い洗剤だ。で、食洗機用リンスははじめて知った。このリンスは水切れをよくする効果があるそうだ。たしかに、海外製のびちゃびちゃ仕上げがいやな人も多いだろう。ちなみに、うちのボッシュは、鉱石が入っていて、乾燥を少しだけ手助けするというものだった。効果はよく分からないけれど、鉱石と言われるとトキメクので、鉱石入りにした。

 

赤いボールの洗剤を半年くらい使っていた。アメリカで二年使った洗剤ということもあって、とくに不満もなかったのだけれど、だんだんとヌメりのようなものが気になるようになってきた。アメリカの食洗機は大きかった。夜に全部の食器をぶちこんでおけば、朝には乾燥もして綺麗になっていることが多かった。アメリカでは、僕も妻も夕ご飯が早かったというのもあるからかもしれない。夕方7時くらいには食洗機を回していることが多かった。そして朝7時に食洗機を開ける。12時間ほど食洗機は開かれない。その間に、庫内では水切りが行われ、籠った高温による乾燥もあったかもしれない。

 

しかし、いまの生活では、食洗機を回すのは夜10時過ぎになることが多い。こうなると、アメリカのときと3時間ほど食器の滞在時間が短くなる。また夜から朝までの食器であれば乾燥していることも多いけれど、子供たちの食器が増えたからなのか、それとも、アメリカの食洗機が大きかったからなのか分からないけど、いまの食洗機だと1日1回というわけにもいかなくなった。入りきらないのだ。

 

食洗機用洗剤に困る!<5>(主夫篇)に続きます。