いつも困っている

家事と育児(三人姉妹で二人は双子)に対峙する男の日々

クリスマスツリーに困る!<3>(主夫篇)<どんなクリスマスツリーでも特別だ>

クリスマスツリーに困る!<2>(主夫篇)の続きです。

 

クリスマスツリーは特別な気持ちにさせてくれる。そんな特別感に、5歳と3歳になったばかりの三姉妹も気がつき始めた。特に長女は、キラキラしたものが大好きというのもあって、クリスマスツリーが欲しいと何度も言っていた。そのときは、次女三女がなんでも口に入れていまったり、よじ登ったりしてしまうことが多かったというのもあって、「来年になったら買おうね」と言って、先延ばしにしていた。その来年になってしまった。長女は6歳になり、「クリスマスツリーを買う」と毎日言うようになった。とうとう我が家もクリスマスツリーを買うことにした。

 

困ったことがあった。

 

クリスマスツリーはどんなのを買おうか、と思ったときに、自分の子供の時代のことを思い出して切なくなった。同時に、クリスマスツリーなんてクリスマスのある時期にしか使わないし、邪魔になるのだから、小さいものでいいのではないか。それに小さいツリーにしたって、それだけで十分特別なものだ。これなら玄関に飾ることもできるし、そういう季節季節の置き物ができるスペースは玄関に作ってある。イベント毎を楽しみにしている子供たちのために、飾りが置ける玄関になっている。そんなことから、60cmのクリスマスツリーをそこに置くというのは、家を建てるときから考えていたことでもあった。しかし、しかしだ、それでいいのだろうか。もちろん、60cmのツリーで十分だし、僕も弟もその60cmのクリスマスツリーに満足していた。なのに何かひっかかってた。

 

そうだ。確かに、僕も弟も60cmのクリスマスツリーで満足していたのは本当の話だ。でもそれは、ツリーがないよりはまし、という意味で満足していたのではないだろうか。テレビや漫画、そして人と比べることをやめてしまった僕ら兄弟だから、その60cmのツリーで満足していたのだし、満足するしかなかった。0か1かという中で、1だったというだけで、この1にもいろんな種類があることを、僕らは見ないようにしていた。足ることを知る、といえば聞こえがいいけれども、そんな悟りを、子供に押し付けていいのだろうか。ましてやクリスマスツリーだ。当時の父親が僕ら兄弟のために60cmのクリスマスツリーを手に入れてくれたのは、実際、狭い部屋には60cmのクリスマスツリーしか置けないという現実的な理由があったのかもしれない。もし、あのときの我が家がそれなりに広い家だったら、60cmのクリスマスツリーを父親は持ってこなかったかもしれないし、僕ら兄弟も満足しなかったかもしれない。そう、きっと、テレビなどで見るような、150cm、180cm、210cmのツリーじゃなければ満足しなかっただろう。

 

クリスマスツリーは、180cmにしようと思った。これだけ大きなクリスマスツリーに執念じみたものを持っているのなら、もっと大きくてもよかったかもしれないけれど、180cmなら十分大きい。210cmともなると、さすがに大きすぎるのではないか、と思ったというのがある。次の問題は、どんなツリーを買うかということだった。

 

クリスマスツリーといってもいろいろなものがある。違いはまずは、色だ。長女が好きなキラキラした物を多く取り扱うお店でも当然のように、クリスマスツリーがたくさん売られていた。白、ピンク、通常、この三種類が売られている。ピンクが好きな長女のことだから、ピンクのクリスマスツリーを選ぶだろうという予想をしていた。僕の好みはオーソドックスなツリーだけれど、クリスマスが僕のためのものじゃなくなってもうずいぶん長い時間が経っている。クリスマスは誰かのものであって、僕はその準備をする係だ。いまは子供のたちのためのクリスマスだ。子供たちが選んだツリーを飾ろう、たとえそれがピンクでも、と思っていた。

 

長女は、ピンクのツリーも、白のツリー選ばなかった。緑色のツリーが欲しいということだった。そして、そのファンシーなお店のツリーではないということだった。その店では、オーナメントが欲しいみたいだった。

 

つまり、本格派、僕が子供の頃から知っているような、オーソドックスなクリスマスツリーだった。次女と三女は、ディズニーもののツリーが欲しいようだったけれども、180cmはなかったのと、それも結局、オーナメントが欲しいということだった。3人の意見を聞いてみると、どうやら、普通のツリーが欲しいということだった。僕は何も言っていないのだけれども、三姉妹が僕に気を遣ってくれているのかもしれない。

 

本格派のツリーってどういうのがあるのだろう。まさか、本物のモミの木というわけにもいかない。クリスマスツリー初心者の僕がその後、ネットで調べ始めたのは言うまでもない。

 

クリスマスツリーに困る!<4>(主夫篇)に続きます。