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家事と育児(三人姉妹で二人は双子)に対峙する男の日々

ダイニングセットに困る!<中>(主夫編)<テーブルの天板は厚ければ厚いほどいい?>

ダイニングセットに困る!<上>(主夫編)の続きになります。

 

僕はキッチンもテーブルも、天板が厚ければ厚いほどいいと思っていた。テーブルの理想は、丸太を半分にしたようなやつだ、というのは大袈裟だけれども、そのくらいの方が頼もしい気もしていた。しかし、なぜ、そんなに天板が厚ければいいと思うようになったのかは説明できない。薄い天板でも耐久性があれば問題ないのだから、問題は耐久性ということなのだろう。

 

困ったことあった。

 

キッチンハウスのキッチンの天板が薄いのだから、キッチンと同素材の天板を使ったダイニングテーブルの天板も薄い。厚みだけをみればちょっと頼りないくらいの厚さだ。いま気になって計測してみたら、ダイニングテーブルの天板はキッチンの天板より少し厚みがあった。キッチンは2cm以下の厚みに対して、テーブルは2cmとなっている。差は5mmくらいだけれどちょっと見ただけでも、テーブルの方が厚いのはすぐ分かる。といっても、ダイニングの天板が分厚いという感じはしない。シュッとしている。

 

妻が変なことを言っていた。妻は天板が分厚いテーブルが怖いらしい。というのも、妻が子供の頃に読んでいた漫画家が、立派な大理石のテーブルを買って、その天板に頭を打ちつけて亡くなってしまったということがあったらしい。天板が立派すぎても物騒なことになる。分厚く重い天板の下から勢いよく立ちあがろうとしたら、そういうこともあるのかもしれない。しかし、考えてみれば、机の下からそんなに勢いよく立ちあがろうとするものか、と言われたら、普通の人はあまりしないような気もする。子供はするかもしれないけれど、子供の立ち上がる力くらいではたんこぶができる程度のようにも思う。きっと、その漫画家さんは、脚力も強い人だったのかもしれない。

 

僕らが購入したダイニングテーブルは6人掛け用のもので少し長めになっている。広い。普段、大人2人と幼児3人で使っているから広いのかもしれないが、子供たちが大きくなっても十分な広さだと思う。

 

キッチンをキッチンハウスに決めるとともに、ダイニングテーブルまで決まってしまった。妻の分厚い天板恐怖症もキッチンハウスのダイニングテーブルなら大丈夫そうだ。そして、お次は、ダイニングチェアだ。

 

「ダイニングチェアも、ダイニングテーブルみたいにキッチンハウスさんの素材などがあったりするんですか?」

 

「ダイニングチェアはないんですよ」

 

まあ、確かに椅子の天板がキッチンやテーブルの天板と同じというのは、統一感というよりも、なんかキッチンやテーブルの上に座っているような気がして落ち着かない気もする。それにお尻がいたくなりそうだ。それに、なんでもかんでも統一させる必要もない気がした。キッチンとダイニングテーブルが統一されているのであれば、ダイニングチェアなどが多少ばらばらしていても、遊び心として楽しめるんじゃないだろうか。基調はできているのだ。

 

ダイニングチェアはバラバラにしてみたいと思った。バラバラといってもなかなか難しい。どうバラバラにするかで悩み始めた。

 

家具は、国や年代などによって変化している。モダンデザインとか北欧デザインとか、ミッドセンチュリーやコロニアル、インダストリアルなどいろんなものがある。これらを全て一つずつバラバラに並べるというのを家具が好きな人ならやるのかもしれないけれど、僕はそこまで家具が好きというわけでもない。ただなんとなくそれぞれに違う椅子を並べてみたいと思っただけだった。妻の同僚の家にお呼ばれした行ったときに、そんな素敵な感じのダイニングチェア遊びに惹かれたんじゃないか、と妻から言われた。

 

しかし、こういうバラバラで素敵にするというものにはセンスというのがいる。センスには自信のない僕だ。妻もセンスには自信がないようで、どうしたらいいのか分からないから無印良品の家具を買っていた言っていた。無印に外れなし、という言葉があるかしらないけれど、確かに、無印良品の家具はヘンテコな感じがない。落ち着く。現に、アメリカから帰ってきた僕らの部屋は無印の家具ばかりだった。ダイニングセットも無印だったし、食器棚も無印だった。3年間使った無印のダイニングテーブルと食器棚はメルカリに出品したら、そこそこのお値段に設定したのに、すぐに売れた。幼児3人だと大きな傷がつくこともなかったようで、出品する前に傷などを点検してみたら、ほとんどなかった。拭けば落ちる汚れはあった。

 

無印のダイニングテーブルの代わりに、キッチンハウスのキッチンと一体となったダイニングテーブルにする。そして、ダイニングチェアは、できるだけバラバラにするという方針だけはできた。三井さんのインテリアコーディネーターさんに聞いてみると、時代やスタイルを合わせれば、よっぽどヘンテコな椅子を選ばない限りは大丈夫だと思う、というようなことを言われた。ヘンテコな椅子を選んでしまわないか心配になった。

 

ダイニングセットに困る!<下>(主夫編)に続きます。