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家事と育児(三人姉妹で二人は双子)に対峙する男の日々

住設保証に困る!<下>(新築篇)<住設保証のオプションの全館空調について>

住設保証に困る!<中>(新築篇)の続きです。

 

三井ホームの60年保証とは別に、デンソーさんの全館空調の定期メンテナンスの契約もした。これわやすいとよく言われる全館空調なので、定期メンテナンスや保証期間の延長は必要な気もした。けれども、こういったメンテナンス費用なども、家を建てる前に説明して欲しかったとは思った。保険や保証は家を建てて、もう引き返せない時期に言われたりする。もちろん、それは不動産取得税や固定資産税と同じで、説明されなくても分かっていて当然、ということかもしれないし、三井ホームの営業さんとしては、三井ホームの商品じゃないから勝手に説明することができないというのもあるかもしれない。全館空調のメンテナンス契約に関しては、打ち合わせのときに少し聞いたような気もするから、まだ違和感はなかったし、金額もそこまで高額じゃないこともあって、二つ返事で契約をすることにした。

 

そこまではまだいい。問題は、住み始めてから送られてきた一通の手紙。住宅設備の保証に対する提案だった。そこには、住宅設備の無償有償の保証と保証期間の延長を申し込むプランが書いてあった。金額は10万円以下ということもあって、家を建てたお金から見れば些細な金額に思えてしまう。しかし、提案された保証はそれだけではなかった。

 

困ったことがあった。

 

金銭感覚がバグっている僕でも、「?」な気持ちになるものが書いてあった。そこには、オプション料金を支払えば、全館空調の保証期間が延長できることが書いてあった。1万や2万であれば、こちらの不安につけいる商売であるのは百も承知だけでも、そこまで不思議にならなかっただろう。しかし、オプション料金は、住宅設備保証の基本料金よりも高かった。ちょっとこれはないと思った。

 

基本料金の方はパンフレットに詳しい説明が書いてあるのに、基本料金よりも高額なオプションの全館空調に関してはほとんど何も書いていない。しかも、うちは全館空調のメンテナンス契約もしている。このパンフレットをみると、メンテナンス契約をしている人もしていない人も、保証の金額の差がない。これはどういうことなのだろうか。そんなときの僕はすぐに電話する。

 

「住宅設備保証の案内が届きまして、ちょっと質問があり、連絡させていただきました」

 

「ご連絡ありがとうございます。どのようなご質問でしょうか?」

 

「住宅設備の基本プランについてはパンフレットでも説明がなされているのですが、基本プランよりも高額なオプションの全館空調に対しては、何が有償で、何が無償なのかの説明もなく、また、メンテナンス契約をしている場合は、無償保証とも範囲がかぶる可能性があるわけですが、そのことへの説明もないので、質問させていただこうと思いました」

 

「こちらのオプションでは、保証期間の延長ということになりますので、そのあたりがデンソーさんのメンテナンス契約とは少し違っていると思います。」

 

「確かに、デンソーさんのメンテナンス契約ですと、少し保証期間も延長しますが、それよりも長い期間の延長になりますよね。しかし、デンソーさんのメンテナンス契約をしたことによって、メンテナンス契約していない人と比べて保証期間が重複して延長してきる期間が出てくるのですが、その場合はどのようにお考えでしょうか?」

 

デンソーさんとこちらの保証は違う会社なので、デンソーさんでメンテナンス契約をされていても、こちらのオプションの料金と内容は変わることがありません」

 

「なんだかちょっと腑に落ちないんですけれども、」

 

「後日、詳しい者からご連絡させましょうか?」

 

「お願いします」

 

ということで、やりとりは終わった。そのあと、詳しい人からも連絡をもらったけれど、内容は変わらず、なんだか腑に落ちないものを払拭することはできなかった。デンソーさんのメンテナンス契約は引き渡し日に行われて、この住設の保証は引き渡し後に新居で暮らし始めてから案内があった。もし、この三井さんの住設保証を先に聞いていたら、デンソーさんのメンテナンス契約はしただろうか? もしかしたらしなかったかもしれない。どちらにしても数万円のことで、家を建てるためにかかった費用からすれば、相対的に見れば少額である。とはいえ、数万円。普通に生活していれば、結構な額だ。釈然としないまま支払う金額ではない。

 

なんだかカモにされている気がした。

 

もちろん、住設の保証にしても、デンソーさんのメンテナンスにしても必要なことだとは思う。それぞれに役割があり、あとになって、入っていてよかったと思うこともあるだろう。しかし、何かこのやり方に釈然としないものも感じてしまう。

 

家の保証は60年。これは有償のメンテナンスをすれば、という話だ。そこに、デンソーさんのメンテナンスがある。で今度は、住設の保証期間延長のプラン。最初に一本化して欲しいような気もする。入居してから、ちょくちょくお金を取られている。家を建てるときには、こういうことも踏まえておく必要があるなあと思った。