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家事と育児(三人姉妹で二人は双子)に対峙する男の日々

住設保証に困る!<中>(新築篇)<全館空調のメンテナンス契約>

住設保証に困る!<上>(新築篇)の続きになります。

 

三井ホームの60年保証は、定期的な有償メンテナンスを受けることが条件になっている。外壁の塗り替えや屋根の張り替え、防蟻処理など、それなりにお金のかかるメンテナンスが有償になっている。その有償メンテナンスを受けた上で、60年保証ということは、何が保証なのかちょっとわかりにくい部分がある。これは保証というよりも、お金を払って見守ってもらうということかもしれない、とか思っていた。ハウスシッターサービスみたいなものだ。

 

たまにニュースなどでリフォーム詐欺みたいなものがある。三井ホームさんの60年保証は、そういう意味で、詐欺にひっかからないような保証という考え方もできるかもしれない。リフォーム会社の全てが詐欺というわけではないから、信頼できるリフォーム会社を知っている人であれば、こういう保証もいらないのかもしれないけれど、僕にはそんな知り合いはいないし、住宅は親戚や知り合いに依頼してはならない、と昔働いた会社の上司に言われたことがある。その人は、親戚に家を建ててもらって、苦情も言えないまま我慢しているということだった。保証やメンテナンスも苦情を言いやすいところに頼んだ方がいいという部分があるのかもしれない。

 

困ったことがあった。

 

有償保証はそれなりにお金がかかることになる。それと、この家をそのうち売るかどうかは決めてはいないけれど、もし売ることになっても、保証によるメンテナンスをしていれば、三井のリハウスさんも頑張ってくれるんじゃないか、とか思っている。希望的観測なので本当のところは分からない。三井オーナーは売却のときにも三井さんにお願いすることが多いらしい。

 

さて、ここまでは建物の保証やメンテナンスの話。

 

引き渡しの日、全館空調のデンソーさんからメンテナンス契約の話があった。全館空調は壊れやすいということもあって、定期的なメンテナンスをやった方がいいと工事責任者の方からも、打ち合わせのときに営業さんからも言われていた。弟が空調の仕事をしているので、全館空調にしようか相談したときにも、「全館空調は故障が多いから、できるだけ個別エアコンの方がいい」と言われて、少し悩んだこともあった。故障が多いと言われる全館空調。ちょっと不安になる。とはいえ、我が家の間取りを考えたら、個別エアコンは不向きになる。エアコンの台数も増えるし、設置場所も大変だ。室外機は要塞みたいになるだろう。個別エアコンにするなら間取りも変更する必要があるし、そうなってくると、三井さんである必要もなくなってしまうかもしれない。

 

故障が多いと何度も言われていると、不安が煽られてしまって全館空調のメンテナンス契約を断ることもできない。これで故障がなくなるわけじゃないけれど、少なくとも、少しは故障が減るだろうし、何かあった場合にも対応してもらいやすい。故障しやすい全館空調だからこそ、メンテナンスは必要だろう。ちなみに、僕の友人も三井さんで家を建てて全館空調を使っている。彼からは全館空調が故障したことは建てて10年以上になるけれど、一度もないと言われていた。

 

全館空調のメンテナンス契約もし、火災保険やらの契約も終わった。そんなこんなで数日を過ごしていると、三井ホームからまた別の提案があった。

 

今度は、住宅設備の保証をしないか? というものだった。

 

これどういうことなのだろうと、パンフレットを読んでいると、それぞれの住宅設備の保証期間を延長するというものだった。そして、何が無償保証で、何が自己負担なのかといったようなことが書いてあった。値段は決して安くないけれど、保証期間の延長はありがたい。しかし、内容を見てみると、自己負担に該当するものも多い。僕が住宅設備の故障で心配になるのは、小さい子供たちが壊してしまうことがあるというものだった。子どもたちが壊したものは無料保証とはならないようだ。残念だけれど、まあ、仕方ない。壊れたままにするよりも、この保証に入っておくことで、すぐに直してもらえるかもしれないし、無償保証になる可能性もある。とにかく入っておこう。10万円以下ならまあいいか、と家をいう大きな買い物をした僕は金銭感覚がバグっている。

 

住設保証に困る!<下>(新築篇)に続きます。