いつも困っている

家事と育児(三人姉妹で二人は双子)に対峙する男の日々

壁際に困る!<下>(主夫篇)<大掃除はカビ対策も忘れずに>

壁際に困る!<上>(主夫篇)の続きになります。

 

我が家は大掃除というのを基本的にはしない。ただ、毎日小まめに掃除をして、気がついたら年が明けているというものだ。子供が小さい家はどこもそうかもしれない。子供を預かってくれるところがあるなら、年末に大掃除もできるかもしれないけれど、小さい子供が三人うごめいている我が家では日々の掃除が全てだ。

 

そんな中、冬は結露とカビに悩まされる。

 

困ったことがあった。

 

今回の件は、僕らが無防備すぎたというのがあるかもしれない。断熱性、機密性の低い部屋に住むためには、いくつか気をつけなきゃ行けないことがある。

 

結露対策は多くの人がしていると思う。結露グッズがたくさんあるのだから、結露は、こういった断熱性能の低い部屋に住む場合につきものの悩みとしてメジャーなんだろう。

 

しかし、カビ対策のグッズはあまり見ない。カビ除去用のスプレーみたいなものはあるし、風呂場や、クローゼット用のカビ取り、予防というもある。それにバルサンみたいに部屋で噴霧するタイプのものもあるけれども、結露対策のように多様ではない。選択肢が少ない。

 

同じ北側に位置する妻の仕事部屋と子供部屋を比べてみると、子供部屋の壁は、外壁が二面であることから、結露やカビが多そうに思えるけれど、子供部屋にはカビは発生していない。梅雨の時期に畳にうっすらとカビのようなものがあったので、カビスプレーをして雑巾掛けをしたということくらいだ。梅雨の時期はカビ対策に目を光らせていた。

 

冬場のカビ問題を考えたとき、二つの部屋の差は、ダイキンの空気清浄機があるかないか、というのがあるかもしれない。電気屋さんのおじさんが推しまくっていたこの空気清浄機はとても優秀だ。いつも部屋の空気が気持ちいい。この空気清浄機のおかげでカビが発生していないのかもしれない。

 

それともう一つは、子供部屋には箪笥や荷物が極端に少ないというのもある。地震対策のために荷物を置かないようにしたからだった。その分、妻の仕事部屋や僕の仕事部屋に荷物が密集してしまっている。

 

妻の仕事部屋には衣類用のクローゼットがたくさんあるし、棚もある、それに妻の机もあるし、物が多い。空気清浄機もないし、冬場はエアコンもつけることがほとんどない、その代わり、加湿をすることもないし、誰かがそこにいるわけでもない。URの名古屋住まいセンターは「居住者がいなければ結露もないので居室の構造上の瑕疵ではない」と言っていたけれど、そういう意味ではこの部屋は、本来であれば結露も、カビもでにくい状況だと思う。しかし、結露もカビもひどい。北側の出窓を僕は建物の瑕疵だと思っている。なぜわざわざつけたのかと冬になると毎日思う。

 

カビの原因を探ろうと、妻の仕事部屋の探索してみた。壁側にあるキャスター付きの物入れに白カビを発見した。壁側の棚や机、椅子をどかしてみた。カビがあった。特に布張りの椅子がひどいことになっていた。壁は結露とカビで湿っていた。結露の水滴に浮いているカビが少し幻想的な雰囲気になって、神秘的な気持ちを味わったけれども、住まいにとっては敵である。カビ除去スプレーが大活躍した。たくさんあったカビ取りスプレーもこの冬だけで三分の一くらいまで減っている。くらっとする臭いが癖になりそうなやつだ。

 

断熱性能や機密性の低い部屋でまず心がけることは、壁側に荷物を置いてはならないということだった。

 

結露は窓だけじゃない。壁と物の間にも出るし、結露があるところカビもでる。そのカビが部屋全体を漂って、まずは革製品、その後は綿製品にたどり着く。綿製品にしても、帆布やデニムなど、綾織で厚手に作られた物がカビを捉えやすいみたいだ。平織の薄い布地にはカビはついていなかった。あと、ウール製品にもカビは見られなかった。ウール製品の場合は、こまめにブラッシングしていたからかもしれない。

 

細かいことはいろいろとあるけれども、大事なことなので2度言うと、冬場は断熱性の低い部屋の壁際に荷物を置いてはならないということだ。箪笥や本棚などの裏にはカビが生えてしまう。