いつも困っている

家事と育児(三人姉妹で二人は双子)に対峙する男の日々

子供部屋に困る!<4>(新築篇)<1人部屋はいつから必要になるのだろうか。>

子供部屋に困る!<3>(新築篇)の続きになります。

 

子供の部屋をどうするかというときに、アメリカ式であれば、乳児の部屋を乳児の成長に合わせて変化させていけばいいのだろうけれど、子供3人でそんなに年齢歳がないというか、次女三女は双子だったということもあって、部屋の配分というのがちょっと分からない僕らにはちょっとした難問だった。

 

困ったことがあった。

 

僕ら夫婦も何度も話し合った。僕らの場合は、最終的には1人の部屋が必要だろうと考えていた。ただ、いつからか、というのが問題になっていた。僕としては小学生から1人の部屋が必要だと思っていた。妻としては、小学生の低学年のうちは1人の部屋はいらないのではないか、というものだ。幼いときには広い部屋で遊べる方が子供達にとってもいいのではないかというもので、これはこれで説得力があった。時期にしてみれば二、三年の違いでしかないが、この二、三年をどうするのかということがなかなか問題だった。

 

小学校低学年のうちは子供部屋が一つでいいということであれば、何も急いで家を建てる必要もない。URの3LDKでだって十分ということになる。とはいえ、すでに長女は子供部屋に馴染めていない。彼女は彼女で自分の部屋をすでに欲しがっている。もともと、言葉でのコミュニケーションが苦手な長女で、1人で静かにお絵描きやら工作をするのが好きな長女だ。妹たちに邪魔されると1人で泣いている。この子のためには、1人部屋とまではいかなくても、お絵描きや工作の部屋が必要になるのではないだろうか。そうなると、4LDKが必要ということなのか。4LDKとなると、賃貸ではなかなか見つからない。分譲マンションだとなんだかとても高い。友人の中には賃貸のマンションを二部屋借りているという人もいた。一つは夫婦の仕事のために2DK、階を変えて生活のために2DKとしている。合わせれば、4LDK以上の広さだ。このやり方も考えないわけではなかった。しかし、これだと幼児3人は少し怖い気がした。

 

幼児が3人もいると、一ヶ月のうちに一度か二度は誰かが体調を崩す。幼児の発熱は何があるか分からないので、というのも、次女の場合は、熱性痙攣があるため発熱した場合は目が離せない。この間も39度の発熱の際に熱性痙攣を起こしてしまった。そんなことから39度近い発熱があった場合は、リビングに布団を引いて寝かしている。僕は子供の衣擦れが聞こえる場所で仕事をしているか、寝るときにも隣にヨガマットを引いてブランケットをかぶって寝るようにしている。それに、発熱がない健康な状態であっても子供部屋の物音に反応するようにしているというのもあって、マンションの階を変えたところに仕事部屋や夫婦の息抜きの場所を作ることは、幼児期にはまだ難しいと思った。

 

4LDKや5LDKのマンションはあまりない。3LDKのマンションでも工夫次第でうまいこと間取りを作れる達人もいるかもしれないけれど、それは一種の才能とかセンスが必要なことだろう。僕にはそんなセンスもない。そんなことから、話がやっと最初に戻るのだけれども、6LDKの家を作ることになった。で、お屋敷の話はもういいような気がするので繰り返さない。

 

家を建てるにあたって、子供部屋問題が再び持ち上がった。いくつか間取りを考えていると、子供部屋として12畳ほど確保できることがわかった。十分な広さだ。この12畳の子供部屋というのは、注文住宅やセミオーダーの間取りなどではよくあるような気がした。子供2人で、最初は12畳にして、成長したら半分に間仕切りをいれて6畳の部屋を二つ作るというものだった。なかなか機能的な間取りで僕も少し惹かれた。しかし、我が家は子供3人だ。ドアが二つある12畳の子供部屋というのはよく見かけるけれど、ドアが3つある12畳の子供部屋というプランはあまりない。さてどうしたものか。

 

妻の希望としては、12畳の子供部屋を作り、後々、間仕切りをするというものだった。たしかに、その方が、子供が小さいときには12畳あれば十分に遊べる。広い空間で室内にテントを立てたりすることもできるかもしれない。幸せいっぱいな子供たちの姿が浮かんだ。しかし、この間取りは二部屋用だ。それに僕は長女の1人部屋とまではいかないまでも、長女がお絵描きなどをするために仕切られた部屋があった方がいいと思った。そうなると、お絵描きの部屋を1つにして、あとは後に仕切れるような広い子供部屋にするというプランも出てきた。これもまた魅力的だった。しかし、しかしばかりで恐縮だけれども、しかし、ここでも問題発生だ。次女は次女で、眠るのが好きな子だ。話は変わるけれども、次女のようないわゆるおとなしくて、いつもニコニコして良く眠る子しか育てていなかったら育児の悩みなどは激減していたかもしれない。それこそ、いつも困ることが半減していて、ブログもやらなかったかもれない、というのはさておき、この育てやすい次女のほとんど唯一の望みは静かに寝たいというものだった。そして我が家のトラブルメーカーであるところの三女は、とにかく寂しがり屋で1人でいるのがイヤというタイプだ。この3人の特性をどう解決すればいいのだろうか。

 

子供部屋に困る!<5>(新築篇)に続きます。