いつも困っている

家事と育児(三人姉妹で二人は双子)に対峙する男の日々

長期休暇に困る!(ボストン篇)<ボストン、どんな部屋に住みますか?>

「管理人さんを待ちながら」(長女1歳2ヶ月)

 

困ったことがあった。

 

ボストンの冬は寒い。部屋の中で寒さをそんなに感じないのは、ボストンあたりのアパートメントは寒冷地用ということで、気密性が高いというよりも、ボイラーをガンガンに炊いて、部屋中が暖かかったからだろう。

 

部屋の中だけで見れば、東京の冬よりもボストンの冬の方が暖かく過ごせたと思う。

 

最初の冬は、ちょうど今くらいの時期、寒くなってきたと思ったので、部屋の設定温度を上げてみたけれども、いつまで経っても寒かった。管理人さんが長期休暇に出ていたということもあって、誰に相談することもできなかった。管理人室には、誰が書いたか分からないけれども、

 

「寒すぎる、温度を上げてくれ」

 

と英語で書いた張り紙があった。

 

この寒さをどうにかしなければならないということで、アルミシートみたいなものを買って、室内でも厚着をしていた。大人たちだけならいいにしても、乳児幼児がいる家庭では、我慢にも限界がある。

 

2年しかいない予定のボストンで暖房器具を買うのは経済的ではない。しかし、こうなったらしかたないか、とAmazonの暖房器具のレビューを参考になしがら何を買うか決まったあたりで、管理人さんが帰ってきた。

 

「代わりにいたやつが温度の設定が分からなかったみたいなんだ。もう大丈夫だ。」

 

アメリカはそんな感じだ。

 

その日からは、今度は暑すぎるくらいになった。部屋の温度を下げてもすぐには適温にならない。しばらくは快適な温度設定を探して、メモリを上げ下げする日々が続いた。二週間くらいで部屋の温度設定のコツがつかめてきた。

 

友人の家に遊びに行った。

 

友人宅には、電気ヒーターのようなものに、ペットボトルみたいなものが差し込んである暖房器具が2台か3台あった。ヒーター兼加湿器なのだろう。

 

「昔はボイラーで暖房をつけていたんだけれど、老朽化で使えなくなったみたいなんだ。で、ボイラーシステムを新しくするなら家賃が上がるという話が出たらしい。そしたら住民たちが反対して、ボイラーはいらないから家賃も上げないで欲しいって交渉した結果、暖房は各々がつけて電気代を払うということになったんだ」

 

そんなこともあるのかと思った。

 

たしかに、そのアパートメントは、家賃が高い地域の割にはそこまで高くなかった。1800ドルで、1ベッドルーム。つまり、当時の円で言えば、18万円で1LDKみたいな感じ。近隣で同じ広さなら、2500ドルくらいはしただろうから、安いといえば安い。しかし、暖房がないのはきついと思った。それに電気代が別途で請求されるのも地味にきついと思った。

 

僕らが住んでいたのは、そんなにいい場所じゃない、ボストン市から一歩出ているし、日本人もあまりいない、ただ、妻の職場には比較的近かったというのもあって選んだところだ。徒歩圏内といえば徒歩圏内。それに家賃も安かった。安いといっても、2000ドル。2ベッドルーム。2LDKで20万円くらい。しかし、暖房はある。水道光熱費は家賃に含まれている。

 

どちらがいいのかは一口には言えない。

 

友人のアパートは確かに安いが、暖房がない。だけれども、おしゃれなボストンっぽい雰囲気がある街で、治安もいいし、日本人が多いのだから困った時に助け合うこともできるだろう。うちのアパートには日本人がいない、近隣でもほとんど会ったことがない。隣の兄ちゃんはいいやつだった。いつもセーラームーンのTシャツを着ているような日本文化好きな人だとしても、困ったことを相談するような関係じゃない。そういえば、上の住民が騒いでいたときには、一緒に苦情を言いに行ってくれた。助けてもらえてた。

 

友人たちの家族が、うちに遊びに来た。

 

「これで2000ドルかあ、安いですよ。暖房もあるし」

 

と言っていた。やっぱり、暖房は大きい。考えてみれば、日本にいても、暖房代だけで月何万円もかかっている気がする。

 

ボストンで家を探す時には、地域や家賃以外にも、暖房や、水道光熱費がどうなっているのかも気にした方がいいと思う。そういえば、うちにも壁をくり抜いてつけたようなエアコンがあったけれども、中にはそういう冷房設備もあったする。古いエアコンだったので、電気代はかかりそうだったけど、電気代込みの部屋だったので、その辺は助かりました。