いつも困っている

家事と育児(三人姉妹で二人は双子)に対峙する男の日々

太陽光発電に困る!<上>(新築篇)<光熱費に困っていた>

リクシルの未来発電という太陽光をつけました」
 

困ったことがあった。

 

家を建てる前は、UR団地に住んでいた。築年数も古い建物だったということもあって、夏は暑く、冬は寒いそんな場所だった。それに網戸がつけられない出窓などもあったため、換気にも苦労した。梅雨時にカビが発生し、冬は冬で結露がひどいから、結露が原因でこれまたカビが発生する。湿気対策のために冬場でも日中に除湿機をつけることすらあった。そんな部屋だった。

 

昨年あたりから光熱費が目に見えて値上がりしてきた。

 

住環境の性能が低いというのもあるけれど、小さい子供が3人いるため、エアコンや空気清浄機、加湿器などは年中つけっぱなしになっていた。そしてカビによる湿気対策で日中には除湿機もつけたりするもんだから、電気代はいつも大変な額になっていた。それと、洗濯もドラム式洗濯機の乾燥機能がないと大量の洗濯物が片付かないというのもあって、乾燥機能と外干しの二刀流で頑張っていた。日常的に電気代がかかる環境だった。

 

昨年の夏は、電気代が2万円を超えていた。3万円くらい行っていたかもしれない。そして、昨年の12月や今年の1月は4万円くらいになっていた。これは電気代だけの話だ。そこにガス代も入るし、水道代も入る。ガスは冬場に1万円以上かかっていた。ガスファンヒーターをつかうからかもしれない。ちなみに、ガスファンヒーターは湿度もあがる。これが結露の原因かもしれないとURの住まいセンターの人に言われたけれども、「他の居住者の部屋を見れば分かるように、どこも出窓あたりの壁がボロボロになっていますから、ガスファンヒーターが原因というよりも、建物の欠陥なんじゃないですか?」と言ったら、黙ってしまった。

 

ガスファンヒーターは小さい子供がいると、冬場に乾燥しすぎないから重宝する。ベビーローションやワセリンを塗っても、冬場に乾燥肌になる次女の場合は、適度な湿度が必要になる。加湿器のスイッチを子供たちがいたずらして消してしまった次の日などは、皮膚が乾燥していたりする。双子の三女はそうでもないのだから不思議なものだ。

 

そんなこんなで、2023年の冬は、電気代とガス代を合わせると一月で6万円くらいになってしまった。

 

6万円といえば相当な額で、こどもたちが欲しがるおもちゃの多くは5000円程度なので、これを「お誕生日にね」と言ってかわしている我が家からすれば、12お誕生日分のお値段になる。我が家の子供たちは3人なので、1人当たり4お誕生日分のプレゼントが買ってもらえる計算だ。

 

もちろん、6万円と言っても、電気ガスをあまり使っていないときでも2万円程度はかかっていることを考えれば、実質は、4万円程度多いということで、お誕生日算をすると、8お誕生日分、3人だと割り切れないので少し値段が高いやつを2お誕生日分買ってもらえるということになる。

 

大変な金額だ。毎月、三姉妹のお誕生日を2回やっているみたいだ。

 

お誕生日に例えてしまうと、なんだかちょっと楽しい感じもありそうだし、子供の笑顔もそこにあるのだから、ひと昔前の言い方をすれば、その笑顔はプライスレスということになってしまって、1ヶ月6万円もした光熱費が幸せな家庭みたいになってしまうから不思議だ。

 

幸せな家庭を維持するために、夏は涼しく、冬は暖かい部屋にしようとしているし、子供たちがもう少し大きければ、電気やガスの節約のためにエアコンをつけないようなこともやれるかもれないけれど、夏場に子供部屋の窓を開けて、窓から子供たちが出てしまったとしたら、などと考えると、締め切ってエアコンをつけるしかない。子供3人だと全員目の届くようにしているなんてことはできない。3人姉妹は僕の死角を常に狙っている。

 

光熱費の節約は我が家にはできない相談だった。少し節約してみようと思って、僕1人のときは、夏場は窓を開け、冬場は着込んで耐えていたりしていたけれども、夏は熱中症になり、冬は風邪をひいてしまった。僕のように加減が苦手な人間には節約というのは難しいものだ。

 

そんな我が家が家を建てることになった。

 

夏は涼しく、冬は暖かい、そんな家を建てたいと思った。しかし、そんな家は、光熱費が大変だ。部屋数も多くしたいから、延べ床面積も増えてしまう。一ヶ月の光熱費がどんなものになるのか想像もつかない。住宅ローンもあるし、そのうち子供たちの習い事やら学費やらとお金もかかるだろう。光熱費の値上がりがどんどん進めば、1ヶ月6万円でプライスレス気分を味わった僕にしたところで、笑顔も消えてしまう金額になってしまう。

 

太陽光発電に困る!<中>(新築篇)に続きます。