いつも困っている

家事と育児(三人姉妹で二人は双子)に対峙する男の日々

グループに困る!<上>(自閉症児篇)<他の方とは揉めていないらしい>

「問題になったのはうちだけらしい」(長女4歳)

 

困ったことがあったと、書く前に、最近、一つ一つの記事がダラダラと長くなり過ぎてしまって毎日読んでいただいている方に負担をかけてしまっているような気がしております。当初は、1200字から1600字くらいのブログにしようとしていたんです。5000字を超えるようなものは二分割にしていましたが、今では3000字を超えてしまうこともたびたびあって、これは迷惑だろうなあと思ったりもしていました。

これからは、できるだけ2000字以内に収めるのを目標にしつつ、3000字くらいになってしまったら、二分割するようにします。

 

気を取り直して、困っていきます。

 

困ったことがあった。

 

保育園との問題もほとんど解決したし、市役所からの回答書ももらった。一部満足がいかないものであったとしても、本来求めていた合理的配慮は行われることになったのだからこれで十分だろうと、無関係な人や、役所サイドの人は思うだろう。

 

僕もそう思っている。けれども、当たり前のことを当たり前にやらなかった人たちがいること、それと、きっと、これからも同じことをやってしまうだろうと容易に想像がつくというのもあって、再犯防止というか、再発防止というか、やらかした人たちが「もうやりません」と思えるようなことを残しておきたいと思った。

 

自分の環境だけ良くなったから、それでいいや、ってのは僕には苦手な考え方だ。誰かが困ってしまって、それが事件とかになってしまって、あのとき僕がもうちょっとやっておけば良かったと思う方がつらい。

 

そう、僕は自己中な人間なので、自分がつらくなるのが嫌というのがある。ただ何をもってつらいと思うかというのが、あまり利己的でないというだけであって、利己的に利他的なことをしているだけだ。正義マンとか揶揄されたっていいと思っている。

 

保育園で知り合ったママ友、パパ友からも、ちょっと困ったみたいな話は聞いているし、保育園と揉めたという話も聞いた。揉めたと言っていた保護者は、僕ら以外の保護者とは話すつもりがないとはっきりと言っていた。

 

「みんな、仲間内で群れているんですよ。去年はうちの娘だけ悪者にされてしまって、それで園長にも相談したんですけど、連絡帳には娘のせいでトラブルになったと書かれてました」

 

長女とその子はとても仲がいい。長女が一番好きなのはその子だった。発語もできず、とつぜん泣き出してしまう長女の手を握り、たまに抱きしめてくれていたのを僕は知っている。

 

あの子がそんなに問題のある子だろうか?

 

女の子たちは3歳くらいからグループを作っていたりする。うちの子も入園したての頃に、そのグループの女の子たちから、「なんで喋れないの?」「それはなになにちゃんのマークだから使っちゃダメ」とか言われて、お気に入りのスカートを履かなくなったり、保育園に行くのを嫌がったりした。

 

そんな長女といつも一緒にいてくれたのが、その子だった。あるときから、もう一人加わって、仲良し三人組になった。後から来た子は、女の子グループにいた子で、長女に過干渉な子だった。最初は、長女はその子が苦手だったみたい。いまでも、長女が荒れるのはその子がきっかけであることが多い。

 

最初に中の良かった子をSちゃん、後から仲良くなった子をKちゃんとしておこう。

 

僕は自閉症発達障害について色々と調べていたということもあって、KちゃんはADHDのように思えた。癇癪を起こして騒いでいるのは長女よりも多い。大声で泣きながら帰っていく姿を何度も見ている。Kちゃんのご両親とも仲良くなったので、それとなく発達障害について話してみても、全く分からないと言った様子だった。「そんなのがあるんですねえ」というような反応。きっと多くの保護者はそんなに発達障害について知らないのだろう。

 

僕の甥っ子も3歳、4歳の頃に発達障害じゃないかと思って、弟に聞いてみると、そんなことないよみたいな感じで療育にも行かなかった。小学校に上がる頃に発達障害と知的障害を診断されて、保育士である義妹が落ち込んでいた。今は支援級に通っている。義妹は、僕から指摘されていたのに、なぜもっと早く療育を受けさせなかったのだろうと、何度も思ったと言っていた。

 

弟夫婦だから言えたし、僕自身が自閉症でもあるから言えることだった。

 

Kちゃんのご両親にはそこまで踏み込めなかった。これからも言える気がしない。

 

Sちゃんは問題児として扱われていたらしいけれども、いつも長女を助けてくれて、とても優しい子だ。でも、Sちゃんが他の子と仲良くしているのは見たことがなかった。Sちゃんのお母さんが言っていたように、お母さん仲間でハブられているのかもしれない。

グループに困る!<下>に続きます。