いつも困っている

家事と育児(三人姉妹で二人は双子)に対峙する男の日々

熱中症に困る!(主夫篇)<お年寄りの仲間入り>

「部屋の中で熱中症になる」

 

困ったことがあった。

 

朝起きるとお腹が痛かった。頭痛もして、吐き気も少し、体はだるかった。つい先日、新型コロナに感染して回復してきたと思っていたけれども、まだ体調が万全じゃないのかもしれないと思っていた。

 

体調が少し悪くても、自宅待機や新型コロナの影響で用事が立て込んでいた。買い置きしていた食材等も切れていたというのもあって、子供の好きなお菓子や、虫除けスプレーなども買いたいところだ。

 

そんなこともあり、用事を済ませた帰りにスーパーマーケットに寄った。なんだか異様にクラクラしてきた。少し休もうかとも思ったけれど、時間もあまりない。休まずに買い物を済ませて帰宅した。吐き気は強くなっていた。

 

その日の午後、妻は在宅ワークで家にいた。帰宅してヘロヘロになってソファに座ったまま寝てしまった。ソファによだれを垂らしてしまった。

 

「あー、涎垂らしちゃったよ」

 

とか言って部屋を見てみても妻がいない。保育園のお迎えはいつも僕が行っていたけれど、もうお迎えの時間が過ぎていた。やばいと思って準備していると、妻が子供たちを連れて帰ってきた。

 

「ありがとう、いつの間にか寝ちゃってた」

 

「つらそうだったからお迎え行ってきたよ」

 

子供たちは大喜びだ。長女は妻のお迎えが好き。

 

はきけとだるさはあったけれども、料理をした。子供たちにご飯をあげて、妻と二人がかりで三人の子供をお風呂にいれる。子供たちの寝かしつけをしているときに、ものすごく辛くなってきた。起きてられないと思った。双子を寝かしつけて、僕も寝た。食欲はまったくなかった。

 

夜中に起きてしまった。お腹か痛くて起きた。トイレにいっても何もでない。でもお腹がいたかった。お腹が痛くて眠れなくなった。明け方に寝た。

 

次の日に、これは熱中症かもと思ってネットで調べていると、熱中症の症状そのままだった。回復まで1週間かかるそうだ。結構長い。双子の自宅待機、ぎっくり腰、コロナ、そして熱中症と、もう僕はボロボロだ。困るというよりもはや諦めている感じすらあった。

 

なぜ熱中症になったのだろう。外出することはあっても、帽子も被り、長時間外にいることもない。水分もできるだけ取るように水筒も持ち歩いている。それでも熱中症になった。

 

心当たりがあった。部屋だ。

 

僕の部屋は、サービスルームとか納戸と分類される部屋なのだろう。エアコンが付けられない。窓も出窓なので、窓型エアコンもつけられない。そのため、室内型の移動式エアコンを去年買った。

 

連日の暑さのせいか、建物自体が熱を持っている感じがして、移動式エアコンじゃどうにもならない暑さだった。夜などは外の方が涼しいくらいだった。僕の部屋の温度計は夜間にもかかわらず32度を超えていた。

 

それなのに、僕は部屋にこもって仕事をしていた。汗ばみながら頑張っていた。

 

移動式とはいえエアコンがある。エアコンは強風で運転していた。だから、テレビなどで言っている熱中症対策はしているつもりだった。温度を感じにくくなっている老人が知らず知らずのうちに熱中症になるというのとは違ったけれども、結果、同じようなことになった。僕も暑さに対する危機感が麻痺していた。

 

形式だけの対策をしていた。エアコンをつけていても、室温が32度を超えている状態に何時間もいたら熱中症にもなるだろう。

 

母親に電話した。

 

熱中症気をつけてよ。暑くないと思っても、部屋の中の温度が30度超えていたらエアコンをつけて、室温28度を超えないようにするんだよ」

 

とお約束通りのアドバイス。そしてお約束通りの反論があった。

 

「窓開けて風が入ってくるから、そっちの方がいいじゃない」

 

そうして、僕は自分の体験を話した。夜の部屋の中で仕事をしていたら熱中症になったと母に話した。説得力があったみたいだった。母はエアコンをつけると約束してくれた。

 

熱中症はそこそこにきつい。体力も失うし、回復までに時間もかかる。みなさんも、形式だけの対策じゃなく、暑い〜と思ったら、その場に居続けないように、と経験者らしく言ってみました。