いつも困っている

家事と育児(三人姉妹で二人は双子)に対峙する男の日々

家電に困る!(再東京篇)<帰国後に家電をたくさん買ったら、たまたまキャッシュレスキャンペーンだった>

「家電量販店にて」(長女2歳6ヶ月、双子5ヶ月)

 

困ったことがあった。

 

帰国して新しい住居が決まった。引っ越しのタイミングで家電も揃えなければならない。大変なことだ。ボストンでは洗濯機はコイン式のスピードクイーンだったし、オーブンは備え付け、テレビやなんやはボストン日本人掲示板とかで買った。二年しか使わないんだから最後は捨てるくらいの物でいいと、帰国時にはほとんど友人にあげるか、リサイクルに回した。

 

結婚前から妻はアメリカに行くことが決まっていたということもあり、新婚の借り住まいという感じで、家具家電はレンタルにしていた。僕たちは家電を持っていなかった。妻の加湿器と空気清浄機くらいだ。

 

子供が三人ということからもっとも頑張る家電は洗濯機なのは分かっていた。洗濯機だけはいいのを買おう。そこは譲る気がなかった。日本に帰ったら絶対、ドラム式の乾燥機一体型のやつを買う。洗濯は家事のかなめだ。僕の貯金が尽きても買うつもりだった。

 

僕の貯金はアメリカにいる二年間、手付かずだった。もしかしたら一番の失敗はこれだったのかもしれない。随分昔にネットバンキングができるように設定していたんだけれども、そのカードもろとも使わないけれども大事なものとしてレンタルルームに入れてきてしまった。

 

渡米後、持ってきた貴重品入れの中にあるとばかり思ってガサゴソやっても見つからなかった。アメリカから問い合わせたけれども、やっぱり日本の窓口まで行かないとできない感じだった。僕には一時帰国の予定はなかった。

 

そんなこんなで僕の貯金はアメリカで使われることがなかった。出番がきた。結果からすると、貯金じゃなくて家計から出すことになった。僕の貯金は家賃の一括払いに使った。

 

家電量販店に行くと、もう大変だった。ドラム式洗濯機の種類も多い。右開きか左開きか、洗濯スペースのサイズはどんなもんかと、いろいろ決めなきゃならない。サイズは新居の下見で採寸させてもらっていたからどうにかなったけれど、蛇口の位置は素人採寸なので最終的には来てもらわないと分からない。しかも、コロナの影響で部品が足りなくて生産が間に合っていないとかなんとかで、急いで買わないといけないらしい。

 

値引き交渉なのか押し付けられたのかわらかないまま、洗濯機、テレビ、冷蔵庫の三種の神器から、エアコン、加湿器、電子レンジ、炊飯器、ポット、電灯などを買った。

 

「テレビ安い!」

 

二年間、日本にいなかったからというより、10年近くテレビを買おうとしたこともなかったから、テレビが安くなっていたことに驚いた。ボストンの家電屋に行ったときもテレビが安いとは思ったけれども、知らないメーカーだったから安いのかと思っていた。テレビの安さに驚き、ドラム式洗濯機の高さに驚いていた。家電量販店は驚きがいっぱいだ。

 

ネットで買えばもっと選べたかもしれない。それはそうなんだ。だけど、僕の場合、数年ぶりの家電だし、家電の定点観測もしていない。そういう人はネットで買うよりも家電量販店で説明を聞きながら買う方がいいような気もする。ネットで買うときはすでに狙いを定めている。

 

帰国して買う家電は長い付き合いになる。最近の話になるけれども、冷蔵庫の製氷機が壊れたとき、いつどこの店で買ったというだけで調べてくれて部品代だけで直してくれた。買ったときの店員さんの名前も出した。長い付き合いのはじまりだ。

 

家電を揃えるのは大変だった。そういえば、ちょうどキャッシュレス決済だとポイント還元とかがやっていたみたいで、よくわらかないままポイントが貯まっていた。キャンペーンについて調べもしていなかったんだけど、なんだか得していた。

 

洗濯機は蛇口の位置が合わないため、あれだけ悩んだのにサイズの合うものに交換してもらった。自動で洗剤が入るやつは我が家にお迎えできなかった。