僕は日進市への苦情や不満が溢れるほど出てくる。よくもまあ、これだけ何度も言えると自分でも思うことがあるけれども、人間が大好きな僕のような者は、人とはどこかで分かり合えるという幻想がある。そのため、諦めるということを知らない。話し合って、僕の方に非があるのなら、喜んで受け入れて、直していきたいと思うと同時に、なんど考えてもちょっと納得がいかないというときには、しつこく何度も問い続けてしまうところがある。僕も少々歳をとり、プライベートな関係ではあまりそういうことをしなくなったけれども、自分の子供などに関することになると、納得できないことは納得できないと食い下がってしまう。
そうして、日進市にずっと納得できないと言い続けている。日進市としては、「市の裁量権にある」ということで納得して欲しいみたいだけれども、「裁量権の濫用ではないか」という僕に質問には一度も回答をしていない。僕からすれば、納得させるつもりがないのだろうと判断することになる。市の裁量権にあることに文句をいうな、というのが市の考えなのだ。ここには納得などはなく、ただただ抑圧的に、高圧的に従わせようという力学しかない。
保育園自体はいい保育園なのだけれども、保育園を管轄する日進市には納得のいかないことばかりだ。最初は、国や近隣自治体も行っている障害児、多胎児、多子への優先利用等の配慮のことで疑問を覚えたけれど、いろいろと調べていくと、他にも不思議に思うことが出てきた。
困ったことがあった。
日進市は、保育園は就労のための施設である、ということを強弁する。それは確かにそうなのだけれど、保育園を取り巻く国の方針や基準、近隣市町村などの取り組みを見ると、必ずしも就労のための施設というだけでなく、福祉的な要素も増えている。しかし、日進市は、保育園は福祉施設ではない、ということを方針として押し出し、国や近隣市町村が何をしようと、独立独歩で保育園は就労のための施設である、とする。昨年あたり、国が保育園を就労目的だけではない施設にしようということを話していたけれど、これもまた日進市は困るのだろう。困るのは国や近隣市町村とは違う考えに従わされる市民なんだけれども。
では、日進市の保育園は就労のために役に立っている環境を作れているのか、というとそんなこともない。公立保育園は18時までとなっており、土曜保育も市全体で二つしかやっていない。就労のためといいながら、その就労とは、平日9時から17時までの就労であって、働き方が多様化している状況に対応できているとは言い難い。保護者の方から、せめて18時30分まで預かって欲しいという話を聞くけれども、そんな声が反映されることもない。
また日進市は、場所によって交通の利便性が悪い地域も多い。そのため駅から近い保育園などに別地域からも申し込みがあったりして、第一志望の保育園に入れないという問題が市議会などでも話題になっている。いわゆる隠れ待機児童問題だ。にも関わらず、公立園の定員を市内一律で減少させたりした。応募者が多い保育園まで定員を減らしたのだから、何がしたいのかと不思議になる。今年度は、さらに隠れ待機児童が増えているらしい。人気の地域には宅地開発をしてマンションをバンバン建てているのに、保育園もそして学童も足りないという状況を作っているのが日進市だ。
ちなみに、学童が足りないという相談を日進市にした保護者は日進市から「学区を移動すればいいんじゃないですか?」と言われたらしい。平成29年から宅地開発を進めて、市の総合計画にも転入者増加を見込んでいるとあるくせに、学童一つも増やそうとしなかった言い分が、「引越せ」というものだ。なかなかやばい市だと思う。そして、道の駅という役に立つか分からない施設を反対意見が多数ある中、強引に立てようとしている。反対意見のチラシを読んだけれども、指摘はごもっともなことばかり書いてあった。
そして僕がこれまで書いてきたような日進市への指摘は、実は、すでに数年前からパブリックコメントで数人の方から指摘されている。このような指摘に対して、日進市のつっけんどんな返答は市のホームページからも読むことができる。市の返答を見ていると、指摘内容を理解していないのか、それとも、ただ不誠実に対応しているのか、のどちらかのように思える。