いつも困っている

家事と育児(三人姉妹で二人は双子)に対峙する男の日々

子乗せ自転車に困る!<3>(主夫篇)<子乗せ自転車はsymaで買った>

子乗せ自転車に困る!<2>(主夫篇)の続きです。

 

保育園の送迎のため、子乗せ自転車を買うことになった。いまどきの子乗せ自転車は安定感もあるし、安全性も考慮されている。どのメーカーもこだわりをこれでもかこれでもかと積み込んでいるので、きっとどこのメーカーのものを選んでもいいのだろう。保育園などで他の方の子乗せ自転車を見ると、これいいなあ、と思うことがある。違いと言えば、前のチャイルドシートがメインになったものか、後ろがメインか、という違い。前のシートがメインのものはカゴがつけられないことが多い。歳の差がある兄弟姉妹であれば、後ろのシートをメインにして、前は後付けにしてカゴがあるタイプがいいようにも思う。それは後ろの兄弟姉妹が子乗せ自転車に乗らなくなり、前に載せていた弟か妹が後ろに乗るようになるからなんだけれども、双子となるとなかなか難しい。双子用の子乗せ自転車というのがあるにはあるが、まだ電動自転車にはなっていない。平地用だと思うし、きっと、馬力のある人用なんだろう。

 

困ったことがあった。

 

子乗せ自転車のブリヂストン ビッケポーラーをsymaで買った。自転車をネットで買うことに少し抵抗を覚えるのは、自転車は近所の店頭で買って、定期メンテナンスや修理をお願いするものだと思っていたというのがある。店頭で店主と話しながら自転車の蘊蓄を聞いて買うのはそれはそれで楽しい。子供の頃、近所にあった自転車屋さんに行くのが楽しかったし、油で汚れた手がカッコよかった。それに道具箱も子供心にときめいたものだった。将来は自転車屋さんになろうと思ったこともあった。そんな自転車は店頭で買うという僕の主義に反して、帰国してからsymaで買うことにしたのは、店頭で買った自転車だからといって、組み立てるのは人、ときにはミスすることもあるということを経験していたからだった。

 

以前、懇意にしていた自転車屋さんは町の自転車屋さんと言う感じで、親子で経営していてとても感じのいいお店だった。新しく買うのもそこだったし、メンテナンスや修理を頼むのもそこだった。そこで新品で買ったブリヂストンの自転車があった。なぜか不具合が多くて頻繁にメンテナンスをお願いしていた。あるとき、ちょっと遠いところで不具合が起こってしまって、別の店頭で自転車を見てもらうことになった。

 

「これ、組み方が間違ってますね」

 

なんとも衝撃的だった。はじめて入った店で、正しい組み立て方してもらった。自転車の不調はなくなった。その後、懇意にしていた自転車屋さんに定期メンテナンスをしてもらったときに、組み間違いのことを言おうか迷ったけれど言えなかった。しばらくして僕も引っ越してしまったので、その店に行くことはなくなった。そんなことがあったことから、自転車は極力、日頃メンテナンスをお願いする店頭で買うのがいいとは思うけれども、信用していた自転車屋さんでも組み間違えみたいなことがあるのだから、組み立てまでやってくれるネット販売であるのであれば、そこで買ってもいいじゃないかと思うようになっていた。symaの動画などを見て、まあ大丈夫だろうと思って注文した。なにより一番安かったというのが大きいかもしれないけれども。

 

安かったといっても、後ろのチャイルドシートを付けたり、レインカバーを付けたりなんなりつけたりして、20万円弱したと思う。20万円以上だったかもしれない。帰国後に家具家電なども買っていて僕の貯金がグングンなくなっていった時期だったから子乗せ自転車の出費は正直、痛かったけれども、仕方のないことでもあった。そして、子乗せ自転車はとても便利で快適だった。

 

一年近く、長女の送り迎えに活躍した子乗せ自転車も、名古屋に引っ越すと、保育園から歩いて3分ほどのところに住み、また、長女も次女三女も名古屋市の配慮によって同じ保育園に通うことができたというのもあって、子乗せ自転車は駐輪場に停まっていることが多くなった。長女は療育に二か所通っていて、一つは送迎付きだったけれども、もう一つの療育の方は送迎がなかったため、自転車で20分くらいの距離を週に一度、子乗せ自転車で送迎していた。前のチャイルドシートには荷物もたくさん入るし、雨の日はレインカバーで荷物も濡れないし、大きなチャイルドシートのおかげで、僕もズボンなどもあまり濡れなかった。とてもいい子乗せ自転車だと思う。

 

子乗せ自転車に困る!<4>(主夫篇)に続きます。