いつも困っている

家事と育児(三人姉妹で二人は双子)に対峙する男の日々

小便器に困る!<二>(新築篇)<立ちションと座りション>

小便器に困る!<一>(新築篇)の続きです。

 

我が家に小便器をつける、あるいは、小便器があることの言い訳を考えてみた。これはいわゆる負け戦みたいなもので、簡単に論破されてしまうような言い訳の連続だ。しかし、いやはや、まったく、という感じで僕は言い訳ばかりしている。

 

困ったことがあった。

 

座りションが推奨されるのは、普通の和洋問わずの便器に立ちションをしてしまうと、狙いを外した結果、便器だけじゃなくトイレ全体が尿に汚れてしまうことや、狙いを外さないとしても尿が水や陶器に弾かれてトイレ中に飛沫が上がるため、立ちションはやめましょうということなんだろうと思う。このことはよく分かる。

 

僕はいろいろな場所で働いた。いろんな場所で働くといろんなトイレを見ることになる。飲食店や公共施設、商業施設のトイレの汚れ方はひどいものだ。小さな飲み屋のトイレは掃除して1時間も経たないうちにビチャビチャになっていることがあるし、スタジオなどのトイレもすぐに汚れる。僕は客のときでも、尿などで濡れていると掃除したくなる。そしてトイレットペーパーなどで拭き取る。雑巾はあまり使いたくないと思ってしまうのは、その雑巾が汚いかもしれないから触りたくないというのがある。飲み屋さんによっては、汚れていたらトイレットペーパーじゃなくてモップで掃除するから、勝手に清掃しないでと笑いながら注意してくれるところもある。自分で粗相してしまったときなどは、お店の人の手を煩わせたくないからお願いしてモップを借りたこともある。

 

客だろうがなんだろうが、トイレを汚したままで立ち去るというのはあまり好きじゃない。こんなことを書いていたら思い出したことがまだある。いろいろやった仕事の中で、24時間のシフト制で泊まるタイプの仕事。それぞれ別の場所、別の人たちと働いていたけれども、多く場所で思ったのが、トイレの掃除をする人が少なすぎるということだった。僕がシフトに入った日は僕がトイレ掃除をするというか、トイレを使った後には掃除をするものだと思っている。毎回、はじめて使うときには思いっきり汚れている。なぜだろうと思っていると、働いている人が10人以上いたとしても、掃除をする人は1人か2人ということだった。そして驚くのが、そんな場所ばかりだったということだ。僕がそれぞれの場所でそのことに気がつくのも、トイレのことを気に掛ける人が僕以外にいるものだから、その人から教えてもらう。職場のトイレ掃除をする人をなぜか人は下に見ようとするけれど、自分で粗相したトイレの始末すらできない人が偉そうに何かを言ってきても、子供が偉そうに何かを言っているようにしか思えない。ある場所では大きいのが便器の横にはみ出て3日経って、僕が出勤するまで誰も掃除しなかったということがあった。みな、3日ほどトイレを使わないで外にいって用を足していたらしい。そんなアホらしい職場もあった。こびりついていて掃除は大変だった。ちなみにトイレスリッパの裏にもついていた。

 

何が言いたいかというと、トイレとは汚れる場所ということだ。汚さないための工夫として座りションがあるのは分かるけれど、大切なのは、汚してしまった後にどうするかなのだと思う。もちろん、立ちションの場合は飛沫もあるから、粗相したつもりがなくても汚れている。壁やドアに尿の飛沫があると思うと不快になる人もいるだろう。この飛沫は座りションの場合は抑えられる。そう考えれば座りションの方が汚れ防止になる。しかし、座りションをしているから汚れを出してないと言えるのだろうか。

 

小便器に困る!<三>(新築篇)に続きます。