いつも困っている

家事と育児(三人姉妹で二人は双子)に対峙する男の日々

コンセントに困る!<中>(新築篇)<断熱材は綺麗に入っているのか?>

コンセントに困る!<上>(新築篇)の続きです。

 

家を建てるときに、心配になるのは施工ミスだと思う。もちろん、そんな心配をしないために、施工管理の体制やら、何かあったときの対応とか、重要なところは立ち会うということもあるだろうし、差し入れをこまめに渡してやる気を出してもらうというアナログなやり方もあるかもしれない。僕の場合は、契約前から施工管理のことや、断熱材を入れるときに写真を撮ってもらうことなどもお願いしていた。「気にしすぎるタイプなんです」とか笑いながら話していた。営業さんからは、「最近、YouTubeなどで施工ミスを取り上げているのを見て、とても気にする施主様が増えております。気にされるのはもちろんいいことですが、中には疑心暗鬼になってしまう方もいて、どうしたらいいのか分からなくなることもあるんです」みたいな話も聞いたりしていた。

 

そんなこともあって、施工管理に対してはどこまで気にしたらいいのか、ということを、営業さんと実際に管理していただく責任者と何度か話し合って落とし所を見つけることにした。壁に隠れてしまうところの工事はできるだけ立ち会うこと、立ち会えないときには全て写真にとっていただくこと、これが話し合ってきまった施工管理の約束だった。でもまあ、こんなことは僕が言わなくても、最初から三井さんでも考えていたことだったので、何か特殊な交渉というわけでもない。とはいえ、いろいろと気になるのが家づくり。施主の考え方一つで少しは安心したりもするものだ。

 

困ったことがあった。

 

差し入れをしない理由になるのか分からないけれど、変に仲良くなったりするよりも、厳しい目で見れるようにしようということから、笑顔の挨拶くらいの関係がちょうどいいような気もした。

 

そして、僕が気にしているのは、釘の一本よりも、断熱材の入り方だった。

 

家を建てている人、というか、実際に建てている職人さんというのではなく、施主側の人のことなんだけれど、そういう人は自分でできないものだから、ちゃんと施工されているのか、妙に気にしている。気にしない人もいるかもしれない。で、YouTubeやブログなどで、施工ミスなんかの情報を集めてしまう。施工ミスの代表的なものの一つが、断熱材がちゃんと入っていないというものだ。

 

断熱材はとても大事だ。このことはもう書いたかもしれないからおいとくとして、断熱性能や気密性能を気にして家を建てている施主は多いと思う。いい断熱材を使っていても、施工のときに隙間が空いていたり、気密性が悪ければ、意味がないまで言わないにしても、ちょっと勿体ない。それとともに、とにかく断熱、とにかく気密ということでやりすぎてしまうと、壁の中に湿気が溜まりやすくなるらしい。これはこれで素人にはどうしたらいいのか分からない。この辺のバランスはプロに任せるしかない。

 

素人の施主が気を付けることで、気密性や断熱性を高められることがある。

 

一つは窓。窓サッシの性能を高めるというのもあるけれど、それよりも、窓の数や大きさは大工さんには決められない。設計士さんもプランは出してくれるけれども、どこに窓をつけるか、どこの窓を外すかは、風の通り道を確保する最低限以外は、施主次第だ。窓は多ければ多いだけ、断熱性、気密性が下がるし、大きければ大きいだけ、これもまた断熱性、気密性が下がる。とはいえ、明るい家にしたい、開放感のある家にしたいという場合は、窓を増やしたいし、大きくもしたい。そんなときは、どこをどういう目的で明るくしたいとか、この窓は開けるか開けないかとか、外との関係はどうなっているのか、見えすぎないか、とかを考えて窓の数や大きさを調整したりするのは施主側の選択にかかっている。

 

窓に関してはそんな感じだ。窓はイメージがつきやすい。それに窓に関して言われていることは大体同じで、玄関の上の方に窓をつければ良かったとか、トイレや浴室の窓は要らなかったとか、そんなことがYouTubeやブログでよく見かける窓の話だ。ちなみにうちは、玄関の窓を小さくして、一階のトイレと浴室にも窓がある。どれもフィックス窓。なんだか逆方向な気もするけれど、明確な目的があるのなら、YouTubeやブログの意見と違ったって後悔することはないだろう。

 

コンセントに困る!<下>(新築篇)に続きます。