いつも困っている

家事と育児(三人姉妹で二人は双子)に対峙する男の日々

解約に困る!<下>(新築篇)<一条工務店の仮契約を解約したときの返金は?>

解約に困る!<上>(新築篇)の続きになります。

 

三井ホームと本契約したということもあって、本命だった一条工務店さんとの仮契約を解約することになりました。一条工務店の仮契約はメリットもたくさんあった。デメリットは解約や返金などの不安くらいだった。僕は解約することになってしまったけれども、一条工務店さんで建てたい!という人は、まず仮契約をしちゃってもいいかもしれない。100万円必要だけれど。

 

困ったことがあった。

 

仮契約の解約について、他のブログなどを見てみた。

 

解約後、2週間くらいで全額100万円戻ってきたとか、印紙代200円引かれただけで999800円戻ってきたとか、そんな爽やかな解約報告がある中、怪しいのもあった。印紙代が2万円引かれて98万円戻ってきたというのがあった。しかも二つくらいのブログにそんなことが書いてあった。

 

印紙代2万円?

 

収入印紙で2万円なんて、100万円の契約書に使うわけがない。100万円の仮契約なら200円とかだと思う。なぜ、100万円の仮契約の解約に2万円の収入印紙代が実費として引かれていたなんて書くのだろうか。

 

一条さんについての記事は人気があると思う。僕もたくさん読んだし、一条さんを検討している人は多い。そんな中で、一条さんで仮契約したことも、解約したこともない人が、誰かの記事を真似しているのかもしれない。間違えや勘違いで書いてしまう人もいるかもしれないけれど、200円と2万円はなかなか間違えない。2万円の収入印紙なら本契約だろうから、それならなおさら、仮契約と本契約を間違えることなんて、当事者だったらあり得ないと僕は思う。

 

一条施主さんのブログは信頼できるブログも多くあるけれども、たまに、人気があるが故に、変な記事もあったりする。気をつけた方がいいと思う。

 

では、実際、仮契約の解約はどうなったのかというと、

 

満額100万円が返金されました。

 

実費になる収入印紙代も引かれていませんでした。一条工務店との仮契約は安心してもいいと思います。ただ営業さんによっては返金までの時間がかかったりするかもしれません。

 

ちなみに、僕らの場合は、返金まで1ヶ月近くかかりました。担当の営業さんは、ちょっと身内でバタバタしていたらしく、これは解約前からも、身内で不幸があったため少し連絡が遅れてしまう、と聞いていたので、不審には思いませんでした。途中のやりとりも途切れることなく、遅れている理由や進捗なども教えてくれました。

 

先日、三井さんのモデルルームに用事があって出掛けてみると、一条工務店のモデルルームから担当さんが出てばったり会ってしまった。こちらに気がつくと、満面の笑みで手を上げて、「着工はいつになりましたか?」なんて話しかけてくれた。ちょっと気まずいと思っていたから助かった。5分程度お話しして、お別れのときに、

 

「間違いのない家づくりをしてください」

 

と言っていた。これ、仮契約の解約手続きが全部終わったときにもLINEでいただいた文言なんです。きっと、担当さんには悪気はないのでしょうし、悪意もないのは、そのお人柄で分かるのですが、なんとなくひっかかる言葉のように思いました。

 

一条さん、僕の大好きな一条さんだけれども、そういえば、検討中のときから、パンフレットや営業さんの言葉がなんというのか、ちょっとひっかかるなあと思っていた。彼らはきっと真面目で、一本気で、職人気質みたいなところがあるんでしょう。自分たちは正解に向かって努力してきたという自負があるんだろうと思いますし、それは実際、さまざまなところから評価もされていると思います。間違いのない家を作りたい、という気持ちで頑張ってきたんだろうと思います。

 

彼らを尊敬するからそこ、なんだかひっかかる。一条さんを選ばなかったことが「間違い」と言われているような気にさえなってしまうのは、僕が気にしすぎかもしれない。

 

僕には、耐震と気密と断熱、この三つがあれば「間違い」はないというのがある。あくまで僕の場合だ。その三つをクリアしたら、あとは、間違いよりも、楽しみとか落ち着くとか居心地とかそういうのが大事になってくる。愛着の持てる家にしたいというのがある。

 

僕らが一条さんではなく、三井さんにしたのは、三井さんはそういう僕らが何を重視しているのかを見抜いて、そこをツンツンと刺激してきたからだろう。

 

変な言い方になってしまうけど、一条の営業さんの最後の言葉には感謝もしている。きっと、僕らは一条さんと家を作っていったら、根本的な考え方の違いでどちらにとっても不満が出てしまったかもしれない。本契約後の打ち合わせは、「間違い」という基準ではすすめられない。「楽しみ」とか「あこがれ」とかそういうのがないと、家を建てるということを前向きに考えられないと思う。