いつも困っている

家事と育児(三人姉妹で二人は双子)に対峙する男の日々

インテリアに困る!<下>(新築篇)<三井ホームにはインテリアコーディネーターがいる>

インテリアに困る!<中>(新築篇)の続きです。

 

インテリアのことは分からないけれど、本棚だけは一丁前に分かるつもりでいる僕ら夫婦。そんな2人が納得した本棚だったのは、三井ホームだった。とあるハウスメーカーさんのパンフレットの本棚には洋書が陳列されていたけれども、タイトルの英語が何を意味するのか調べてないんだろうなあとか思ったりもした。でも、本棚だけでインテリアが分かるわけでもない。

 

困ったことがあった。

 

三井さんの街なかモデルハウスも2件ほど回った。それぞれ違う人が住んでいるかのような感じのインテリアだった。どちらもとてもよかった。営業さんに三井さんのインテリアみたいにしたいという話をしてみた。

 

「うちはインテリアコーディネーターも打ち合わせに立ち合いますので、壁紙やカーテン、照明、そして家具などもご希望であれば提案させていただいております」

 

僕らにとって願ってもない申し出だった。三井さんに決めた一つの理由が、インテリアコーディネーターの存在だった。そして、三井さんで契約をして、その後の打ち合わせでインテリアコーディネーターさんとも何度も打ち合わせをした。インテリアコーディネーターのMさんは、頼もしい人だった。

 

打ち合わせでMさんが頼もしかったのは、設計担当の方とMさんがああでもないこうでもないと僕らの要望を元にプランを練っていく姿だった。設計担当のSさんは耐久性や利便性、合理性を元に提案してくれて、コーディネーターのMさんは僕らの趣味や家族構成を元に設計担当者さんに注文してくれていた。なんて頼もしいんだろう。専門外の話に遠慮しがちな僕らにとって、Mさんの存在は大きかった。インテリアというのは生活の快適さに直結する。

 

妻はすっかりMさんのファンになってしまって、忙しくて打ち合わせに来れないときには、Mさんに一任していた。またMさんの提案もすばらしく、僕も妻も知らない自分たちの好みに合うものをリストアップしてくれて、その中から選ばせてもらっていた。僕らがちょっと違うかも、みたいな意見を言うと、すぐさまより僕らの好みに合いそうな物を提案してくれた。さすがインテリアの専門家という感じだった。

 

家を建てるとき、インテリアを軽視する人はあまりいないと思うけれど、ついついインテリアは自分でできるような気がしてしまう。それに家づくりは決めることが多すぎるというのもあるから、壁紙や照明、そしてカーテンやらなにやらとついその場の勢いで決めてしまうし、分厚いカタログの中から自分の好みを見つけることなんてなかなかできないから、値段で決めてしまうこともある。僕も1回目の家づくりではそうだった。

 

しかし、実際に住んでみると、なんだかよく分からずに決めてしまった壁紙や照明を毎日見ることになる。いい加減に決めたつもりはなくても、そしてとても気に入って決めたものであっても、他のバランスからおかしくなることもある。または無難に決め過ぎて物足りなくなることもある。信頼できるインテリアコーディネーターがいるだけで、気持ちも楽になるし、想像するのも難しい全体のバランスなるものも自分たちで考えるよりも安心する。

 

先日、引き渡し前の家に外構のことで訪ねてみた。家の中も見てみると、とてもバランスが取れたセンスのいい照明、壁紙になっていた。コーディネーターさんから「ちょっと冒険してみますか」と言われて冒険した箇所は、思わず声が出てしまうほどの想像を超える良さだった。これがセンスというやつかあと思った。