いつも困っている

家事と育児(三人姉妹で二人は双子)に対峙する男の日々

申請書に困る!<上>(主夫編)<引っ越しの度に、保育園利用申込書が必要だ>

「保育園利用申請書の提出」

 

困ったことがあった。

 

妻が入院してしまった原因の一つは過労だったと思う。家事や育児は主に僕がやっているけれども、子供たちはママが大好きなものだから、子供の甘え担当は妻になっていた。1人くらいなら甘えられるのも悪くはないのかもしれないけれども、3人に甘えられるのは休みなく、エンドレスに、ずっと「ママー、ママー」「抱っこー、抱っこー」「見てー、見てー」と要求されつづけるものだから、子供といる間は休む間もない。

 

それに子供たちは妻がいるときに要求が強まる。朝は僕がいても妻が引っ張りだこになっている。僕はルーティンをこなすように、家事をしていることが多い。

 

10月に入ってからというもの、妻の仕事が忙しかった。僕の仕事はちょうど一段落していたということもあって、妻が忙しい間は少し仕事を抑えめにして、新しく建てている家のこととか、引越し先の手続きやらをやることにしていた。

 

その中の一つが引越先に提出する保育園利用申請書だった。

 

帰国してから、この申請書一式を出すのは三回目だ。東京で一回、名古屋で一回、そして今度ということになる。申請書を出したことがある人は分かるかもしれないけれど、これが結構たいへんだ。僕の場合は、仕事が特殊ということもあって、就労証明書がちょっと難しいけれども、用意する書類さえそろえば問題ない。大変なのは健康の記録やらなんやらの細々したものだ。

 

子供1人でもそこそこ大変な申請書類だけれど、うちは3人用意しないといけない。それに双子は同じようなことを書くけれども、双子は双子であって同じ人じゃない。いくら双子といっても、少しずつ違う。まず、名前が違う。記入するときの同棲している家族にしても、次女の書類では、僕と妻、長女と三女を記入して、三女の書類では僕と妻と長女と次女を記入することになる。難しい問題でもなんでもないのだけれど、同じようなことばかり書いているから、ケアレスミスが発生しやすい。

 

三人姉妹の書類は何度も確認しなければならない。これが地味に時間がかかる。書き直したりもしていた。

 

これまで保育園や療育の書類は主に妻の担当だった。今回は、妻が忙しいからということで僕がやることになった。はじめてだから書類に不備がないか、宛先は何になるのか、とかいちいち調べて書いていた。

 

申請書の締め切りは11月上旬だ。心配性な僕は10月下旬には確認も三回ほどしてきっちり完成させていた。あとは、妻が職場から就労証明書を持ってきてくれれば、提出できるし、申請書類が提出できる頃には、妻も仕事が少し落ち着くということだったから、僕も次の仕事に取り掛かろうと思っていた。

 

そのタイミングで、妻が入院した。過労などもあったけれども、大きな病気や怪我ということもなく、妻は一週間の入院と治療で済んだ。身動きができなかったので辛かったと思うけれども、いい休養になったと思う。

 

妻の急な入院に焦っていたのは僕だった。次の仕事の打ち合わせの前日に妻が入院。そして次の週にも別の仕事の顔合わせがあった。頭の中が仕事モードになっていたということもあって、妻の入院でちょっと混乱していた。落ち着いてみたら、打ち合わせは延期してもらって、顔合わせはキャンセルすればいいだけだ。そもそも、この数年は家事と育児を優先すると仕事関係の人には言っている。そう、僕は兼業主夫ということで仕事をしている。

 

妻の入院中で家事育児に専念していたといっても、子供たちを寝かしつけしてしまえば、オンライン打ち合わせくらいはできた。

 

そんな中で、保育園利用申込書のことをすっかり忘れていたことに気がついた。封筒に入れて大事な書類なんかを入れる棚に置いたままになっていた。妻の就労証明書がない。どうしたらいいんだろう、と思っていたら、妻から「職場からは自宅に就労証明書を送るって連絡があった」というメッセージがきた。

 

就労証明書はなかなか到着しなかった。締め切りまでに届かなかったらどうしようかと思っていた。子供たちを保育園に送ったあとポストを見たら届いていた。その日のうちに自転車で提出しにいった。

これまた長くなってしまったので、上下に分けます。

続きは、申請書に困る!<下>(主夫編)になります。