いつも困っている

家事と育児(三人姉妹で二人は双子)に対峙する男の日々

胃腸炎に困る!<上>(主夫編)<保育園からもらってくるもの>

「たまに保育園から感染症をもらってくる」

 

困ったことがあった。

 

子どもたち全員が保育園に通ってくれているおかげで、僕ら夫婦はとても助かっている。一昨年は障害児である長女の合理的配慮をめぐっていろいろあったけれども、いろいろを乗り越えてからは、長女にとっても僕らにとっても、保育園は欠かせない存在になっている。保育園がなかったら育児ができていたか自信がないというか、きっとブログなんか書く余裕はないだろうし、仕事もろくにできなかったと思う。保育園はとっても大事だ。

 

そんな保育園。ありがたいことの方が多いのは、それはそうなんだけれども、たまにありがたくないものをもらってくることがある。

 

感染性の何かだ。

 

新型コロナの記憶は新しいけれど、風邪やインフルエンザ、あと水イボとかもある中で、なかなかきついのが、感染性胃腸炎

 

腸炎の何がきついかというと、上からも下からも何かが出てきてしまうことだ。

 

幸いというかなんというか、我が家は5人家族とはいえ、まだ子どもたちは小さい。トイレで用を足すようになっているのは、長女のみだ。双子は3歳4ヶ月ということもあって、オムツであることが多い。胃腸炎でトイレと仲良くなるのは主に親2人。

 

ある土曜日、その日は僕も妻も仕事ということもあって、保育園の土曜保育に申し込んでいた。妻が仕事を終えてお迎えに行って、僕は僕で打ち合わせやら何やらで遅くなる日だった。また、その日は久しぶりに会う仕事仲間もいたというのもあって、夜は珍しく外で飲むことにしていた。ちなみに、僕が夜、外で飲んだり食事をしたりするのは、月に一回あるかないかで、たまの飲みというのもあって少しは遅くなってもいいと妻に言われていた。

 

その日は、なぜかいつもより酒が回ってしまって帰ればいい時間を過ぎてしまった。ちょっとウトウトしたりしながら、友人たちに囲まれていた。そろそろ店を出ようという話になったときには夜0時になっていた。しまったと思いながらも、飲み過ぎてしまったというのもあってちょっと夜風に当たって帰ろうと思って帰宅が遅くなった。

 

帰宅すると、いつもは寝ている妻が起きていた。三女も起きていた。おまけに長女も起きていた。もう1時過ぎていた。

 

話を聞くと、三女が吐いたということだった。脱衣所には布団のシーツやらバスタオルがある。これは困ったぞと思った。いつもであれば、僕が朝まで病気の子どもたちの世話をする係なんだけれども、僕は僕で飲み過ぎてしまって、ふらふらだ。

 

「子どもが大変なのに、よくそんなになるまでお酒を飲んできたよね」

 

いつもの妻であればそんなことは言わない。というか、そもそも、子供の体調が悪いことなんて知らなかったし、病気の子供を尻目に飲みに行ったわけでもないから、酔っている僕は不当なことで叱られているような気持ちになった。とはいえ、いつもより酔っているのは事実だ。僕は、年末年始、そして1月中はどこにも飲みに行かずに、一生懸命育児や家事をしていたつもりというのもあった。妻の1月は忙しくて出張にも行っていたし、イベント事が重なって週に2日は飲みの席に顔出してたのに、と恨み言を言いたい気持ちにもなった。

 

そして、長女と2人で寝た。

 

数時間して妻に起こされた。僕はまだ酔っていた。そしてまた何か言われた気がして、ちょっと怒ってしまった。僕自身、なんだか罪悪感があったというのもあるけれど、どうにも起き上がれない中を起こされたような感じがしていやだったというのがある。

 

その後しばらくして、僕が起きると、妻はいなかった。子供たちを連れて病院に行ったらしい。体調が悪くない長女や次女を置いていってくれればよかったとも思うけれども、僕が起きないから3人の子供たちを連れて行ったんだろう。1人で水を飲みながら罪悪感に責め苛まれていた、それでいて、ちょっと飲み過ぎたかもしれないけれど、そんなに責められなきゃいけないことなのか、とか思っていた。

 

そして妻と子どもたちが帰ってきた。三女は感染性の胃腸炎らしいということだった。その日は妻とあまり話すこともせず、育児と家事をした。三女の具合は悪そうだった。

 

腸炎に困る!<中>(主夫編)に続きます。