ダウンライトに困る!<3>(新築篇)<標準仕様とオプション>
ダウンライトに困る!<2>(新築篇)の続きになります。
ダウンライトのことを書こうと思っていたのに、自分の心配性についての言い訳からはじまり、家を建てるときの選択肢の多さみたいな話になってしまった。なかなかタイトルにあるダウンライトの話にならない。それというのも、僕が気になっているダウンライトの話にするには、まずは僕が心配性であること、そして次には、ハウスメーカーの標準仕様のことなどを書かなければならないような気がしてしまうからというのもある。
困ったことがあった。
話は少しズレるけれど、住宅展示場などに行く難しさはここにある。住宅展示場にある各ハウスメーカーのモデルハウスは、「標準仕様」ではない。これは一条さんだったか忘れたけれども「うちは標準仕様のモデルハウスにしています」と言っていた気がする。僕が一条さんがいいなと思ったのは、そういうところだった。自称「賢い消費者」が一条さんのターゲット層だと思う。僕はもちろん自称賢い消費者だ。一条さんの正々堂々な商売が好きだ。ただ自称賢い消費者ではあるのだけれど、どうにもコスパだけを指針にできない愚かな部分もあるため、自称賢い消費者よりも、ちょっと愚かな消費者というのが僕だろう。コスパ以外の面が人生を楽しくすると思っている。ちょっと愚かくらいが人生を楽しめると思っている。
三井さんのモデルハウスに行ったときの僕は一条信者だったので、三井さんのモデルハウスに言って営業さんと話しているときにも「これは標準ですか?」なんてよく聞いていた。営業さんは内心苛立っていたと思うけれども、三井の営業さんはとても紳士だったのでイラついた素振りは見せずに「これはオプションになります」「これは標準です」と丁寧に教えてくれた。そして気がついたのは、三井さんのモデルハウスは意外にも「標準仕様」が多かった。もちろん、明らかにオプションというのもあるけれど、オプションにしたときの大まかな金額も教えてくれる。例えばキッチンだが、標準仕様のキッチンと、オプションになるキッチンがある。三井さんの場合のオプションは「キッチンハウス」のキッチンなのだからオプションは当たり前だ。「キッチンハウス」のキッチンを見ながら、標準で十分だと否定的に見ていた筈の僕が、実際家を建てるときには「キッチンハウス」のキッチンをオプションで選んでしまったのだから、世の中何が起こるか分からない。ちなみに、オプションの「キッチンハウス」のキッチンは、今でも我が家でお気に入りのオプションだ。毎日使っていても惚れる。
誹謗中傷に捉えられてしまうかもしれないから社名は隠すけれど、とある有名なハウスメーカーのモデルハウスは、とても豪華だった。見た目からして「オプションです!」という感じがした。玄関から一望しただけでオプションだらけなのがわかる。室内はオプション祭りだ。キッチンは素敵を通り越して要塞みたいな感じだった。僕はかっこいいを連呼したが、ドイツから輸入したキッチンとのことだった。もちろんオプションだ。それもちょっと引くくらいの金額のオプションだ。そこのモデルハウスの方に案内してもらうと、ほとんどがオプションであることがわかり、案内の人も途中から笑っていた。「あ、これもオプションです。ほとんどオプションです」ということだった。案内の方と仲良くなった。
このオプション祭りのハウスメーカーで知り合いが家を建てようとした。その知り合いは僕の直接の知り合いではなく、妻も職場で会ったばかりという感じだったが、その方の奥様が家のことで話したいと言ってきた。僕らより先に土地を買い、ハウスメーカーも決めていた筈なのに、僕らの家の方が先に建っていた。僕らは彼らの家について、家を建てるのも業者のスケジュールが空いていないとか、段取りなどもあるからちょっと遅れているのかなくらいに思っていただけに、「家のことで相談がある」と言われたときにはちょっと緊張した。関係ないと言えば関係ないのだけれど、家を建てるときにハウスメーカーなどと揉めるというのはときどき聞く話だから、何があったのかな? と好奇心半分で緊張して、お話しを聞くことにした。
ダウンライトに困る!<4>(新築篇)に続きます。