いつも困っている

家事と育児(三人姉妹で二人は双子)に対峙する男の日々

買い替えに困る!<3>(主夫篇)<帰国後に買って処分した家電もあります>

買い替えに困る!<2>(主夫篇)の続きです。

 

帰国してから、多くの家電を買い揃えた。冷蔵庫にはじまり、洗濯機やらテレビにエアコンやらなにやらと新生活の名にふさわしい家電群を買った。家電屋さんで、ドラム式洗濯機を買ったときに、「右開きですか? 左開きですか?」と言われて、最初は意味がわからなかったのも懐かしい思い出だ。これは縦型洗濯機にはない質問で、単に、洗濯置き場に置いたときに、どちら側にドアが開いた方が、家事同線の邪魔にならないか? という質問でもある。東京のURのときには右開きの方が都合が良かったから右開きにしたのに、その後の名古屋のURでは設置向きが逆なので、右開きだと洗濯物を畳んでいるときには移動ができなくなる。窮屈な感じで洗濯物を取り出したりしている。しかし、まあ、かといって、そんなに不便か? と言われれば、発狂するほどではない。ボストンで培った不具合に慣れるという境地に立てばなんでもないことだった。暑さや寒さを克服する境地には立てなかったけれども。

 

困ったことがあった。

 

家を建てて、引っ越すことになった。新居は、全館空調なのでエアコンが不要になった。また、新しいトイレになるので、東京と名古屋で使ったシャワートイレもいらない。これらの家電は三年でお役目ごめんになった。合計金額は20万円以上になるけれども、それが高いのか安いのかよく分からない。三年間、とてもよく使ったのだから、損した気持ちにはならなかった。また、効果的だったのかなんなのかよく分からなかったルームエアコンもいらなくなったけれども、これは買ってよかったのか悪かったのかは分からない。ただ、このルームエアコンがなければもっと暑かったかもしれないし、実際、ルームエアコンが来る前に僕は自分の部屋で仕事をしながら熱中症になったのだから、ルームエアコンを買ってよかったとも言えるかもしれない。活躍したガスファンヒーターも新居はオール電化なので必要なくなった。

 

しかし、ルームエアコンにしても、ガスファンヒーターにしても、築40年以上のURに住んだせいで必要になったことを考えれば、古い家というのは何かと大変だと思う。東京のURも築20年で新しいとは言えないけれども、扇風機もルームエアコンもガスファンヒーターもいらなかった。そしてカビにも悩まされなかったし、共有部分はとても清潔に保たれていた。快適さを比べると、名古屋の古いURは金額に見あっていないと思った。カビも酷かったし、廊下の掃除も手抜きだし、自転車置き場には蔦が生えた廃車が何台も放置され、敷地は雑草だらけだった。同じURとは思えない。まあ、この辺は、URの名古屋の管理事務所に電話したら開き直られたので、本社に電話したらすぐに対応が変わって、掃除も規定通りやられるようになったという話はすでに書いたと思う。あのURが酷かったというだけなのだろう。

 

エアコン2台は、買取業社に依頼して大した金額にはならなかったけれども、引っ越しの取り外し料金が掛からなくなることや、自分で処分する手間を考えれば買取が安くてもお願いしたいと思った。シャワートイレやルームエアコン、ガスファンヒーターは引っ越し業者と提携している不用品処分にお願いした。シャワートイレは無理にしても、ルームエアコンやガスファンヒーターなら、メルカリなどに出品すれば売れたかもしれないけれども、これも手間を考えて処分となった。そうそう、パン焼き器ではうちでは利用頻度が高いので東京と名古屋の三年間で随分とボロボロになってしまったため買い替えることにした。これも不用品処分でお願いした。引っ越しの方から、「こんなに使い込まれたパン焼き器ははじめてみました」と言われた。パン焼き器は買ったけれども使わないという人が多いという噂を聞く。きっとそういうことなのだろう。

 

そんなこんなで、帰国してから日本で買った家電は、ドラム式全自動洗濯機、冷蔵庫、テレビ、掃除機、炊飯器、電子レンジ、掃除機が今も現役で頑張っている。新しい家に引っ越して買った家電は、お掃除ロボットと、外付け充電バッテリーが付けられる掃除機とブロワーくらいだ。お掃除ロボットに関しては引っ越してすぐに使っているから、現在、一年と半年くらいになる。あと、これは家電といえば家電なのだろうけれども、IHコンロや食洗機、全館空調が新たな家電として仲間に加わった。どちらも毎日頑張ってくれている。

 

買い替えに困る!<4>(主夫篇)に続きます。