いつも困っている

家事と育児(三人姉妹で二人は双子)に対峙する男の日々

引越準備に困る!<中>(主夫篇)<何度も引越をしている>

引越準備に困る!<上>(主夫篇)の続きです。

 

何度も引越をしているけれどもなかなか慣れない。引越しは人生の変わり目に行われることが多い。結婚したり、離婚したり、再婚したり、渡米したり、子供が生まれたり、家を建てたり、そんな感じで人は引越をしている。何度引っ越しても慣れないのは、いつも引越すときの状況が違うからだろう。環境が大きく変わるような引越しはいつも大変だ。

 

困ったことがあった。

 

そして再婚。住んだところはとても狭くて、レンタルルームの荷物は入りそうもなかった。妻の荷物が大半だった。そんな中、長女が生まれ、妻の仕事で渡米することになった。このときの引越準備はとても大変だった。日本からアメリカということもあったし、5ヶ月の乳児もいるのだから、大変は大変だ。しかし、大変すぎる引越しは諦めも早い。必要そうなものがあってもトランクルームに押し込んだ。押し込めないものは、友人たちに譲ったりもした。

 

アメリカでの引越しは荷物も少なかったというのもあって、そんなに苦労もなかった。引越準備もそんなに必要ないまま、といっても、2ヶ月も住んでいない場所だったということもあって、日本からの荷物もあまり荷解きしていなかったというのもある。

 

そういえば、日本からアメリカに来る駐在や転勤の人たちは、家具などをレンタルして使っていた。とても便利そうなので、僕らもレンタルにすれば良かったなあと思って値段を聞いたら、新しく買うのとそんなに変わらなかった。企業からお金が出る身分だとそんなやり方もできる。そういえば、僕も離婚後にマンスリーマンションを出て住んだ部屋は、レンタル家具だった。レンタル家具は安物のものを選んだからか、同じものを買うのとそう大差ない金額だった気がする。1年も住まないならレンタル家具で十分だと思う。引っ越し時の処分費や手間が省ける。冷蔵庫、洗濯機、食器棚がセットだったような気がする。

 

アメリカから日本に引越すのは大変だった。2年間だったし、乳幼児が3人。そうなると子供関係のものだけでも大変なことになる。子供のベッドやベビーカー、その他の家電は友人や同じフロアの人に引き取ってもらって、必要最低限のものだけ、ヤマト運輸さんにお願いして船便で出した。大事なものだけ空便を使った。

 

そして日本に帰ってきてからも新居が見つかるまで仮住まい。そこでは荷解きはほとんどせず、近くに落ち着けるところを見つけてすぐに引越した。台車を使って手運びだった。

 

新しい場所も1年後には引越す予定だったとはいえ、子供が3人となると家具は必要だった。たくさん買った。家電も買った。今考えれば、ここでもレンタル家具で良かったのかもしれないけれど、乾燥機付きの洗濯機も欲しかったし、何よりも、アメリカ生活と育児に疲れていたというのもあって、1年間だとしてもゆっくり落ち着きつきたかった。そんな理由で新しい家具を買い揃えてしまった。新しい家具と家電は快適だった。

 

全部新しい家具にしてしまったせいで、1年後の名古屋への引越しは大変なことになってしまった。僕は1年後に引っ越しが控えているにもかかわらず、服やら靴やらを集めてしまったし、子供たちの成長に伴い物もたくさん増えた。また、引越前であろうともギリギリまで育児のドタバタが続くのだから、食材やら何やらは普段の生活のままの引越になった。

 

東京から名古屋の引っ越しがとても大変だったのは、乳幼児が3人いるということと、落ち着こうと思ってしまった場所からの引越だったというのがある。そして、おまかせパックにしたというのもあって、金額もすごかった。とはいえ、このときの引越は妻の会社から引越費用がかなり出たので、どうにかなった。自腹だったら、おまかせパックなんて使えなかっただろう。そして、僕の腰はおかしくなっていただろう。

 

それから2年後、今度は、名古屋から隣の市までの引越だ。

 

状況はあまり変わっていない。乳幼児3人が幼児3人になったのは一つの救いだけれど、子供たちの荷物は増え続ける一方だし、僕と妻の荷物もそこそこある。違いといえば、注文住宅で家を建てたメリットとして、自分たちの都合で収納などをつけられたものだから、いま使っている本棚やら食器棚などの収納がいらなくなって、引越のときに処分できるということだった。

 

引越前の処分も大変といえば大変かもしれないけれど、ただ捨てるというだけならそこまで苦じゃない。次の引越し先でも使おうと思うから大変なわけで、捨てていいならただ捨てるだけだ。

 

少し気を遣うのは、捨てないで、人に譲ったり、メルカリなどで売る物くらい。これはこれで綺麗にしたり、写真に撮ったりしなきゃならないから時間を見つけてちょこちょことやっている。

 

引越準備に困る!<下>(主夫篇)に続きます。