いつも困っている

家事と育児(三人姉妹で二人は双子)に対峙する男の日々

洗濯に困る!<中>(主夫篇)<洗濯は手を抜けない家事なのか?>

洗濯に困る!<上>(主夫篇)の続きになります。

 

家事で一番大変なのは何? と友人から聞かれたので、「洗濯かなあ」と答えた。そんな話をしたあとに、家事をしながら、果たして洗濯が一番たいへんだろうか、どうだろうか、とか考えながら家事と育児をしていた。掃除も大変だし、食事だって大変だと思う、家の修繕も大変だし、家庭のさまざまな書類も大変だ。家計管理は妻にお願いしたから家事と育児が終わってから夜中まで家計簿をつけることはなくなったのは助かった。ゴミ出しが面倒に思うこともあるし、日用品の補充も気になってくると仕事が手につかないこともある。とはいえ、細かいことが多いのは洗濯かもしれないと思った。

 

困ったことがあった。

 

家事の中の一部である洗濯だけとってみても、多くのことが絡み合っている。手抜きもできるし、外注することもできるかもしれないが、洗濯は、対象人数に比例して大変になる。一人暮らしのときなど、男一人の洗濯物なんて大したものでもなかったから、二週間に一回しか洗濯していなかった。靴下なんかも臭いを嗅いでいけそうだったら二回三回と履いたものだった。汚ねえけれど、一人暮らしだとそんなもんだ。もちろん下着も。

 

いまは毎日洗濯しなければ回らない。夏場は洗濯物が増えるので、朝洗濯して、自動で乾燥させて夕方に畳んで、夕方にまた洗濯、寝る前に畳んでいる。夕方の洗濯は、保育園で使用する子供たちのプールや水遊び用の水着やタオル、汚れてもいい衣類くらいだから少ないとはいえ、3人分ある。妻の着替えも増えている。夏場は洗濯に適している季節ではあるけれど、洗濯物も増える季節だ。夏の洗濯は大変だ。

 

洗濯は衣類だけじゃない。ベッドシーツやらブランケットやら枕カバーやらとこれも洗濯している。流石に毎日はやらないけれど、一週間か二週間に一度、シーツを洗っている。月に一回はマットレスカバーも洗っている。こどもたちのお漏らし対策のための防水カバーだから洗濯が少し面倒だ。ベランダに干してもなかなか乾かない。防水の部分の水滴をタオルで拭き取るのがコツではあるけれど、こういう些細なことが家事を忙しくする。

 

このような洗濯にしても、子どもの成長とともに少し楽になっている。乳児がいるときには、乳児の衣類は別に洗濯していた。弱性の洗剤を使っていたからだ。そして乳児がいると洗濯回数も増える。うんちのお漏らしで衣類だけじゃなく布団も汚れる、双子の乳児の場合は、一人がお漏らしして、布団を交換した途端、もう一人がおもらしをするなんてこともある。洗濯が間に合わないので、乳児用の布団や衣類は複数用意しても、洗濯が間に合わない。これが乳児のいる環境だ。年子と双子は変わらないと年子を育てた母に言われたけれども、乳児の時期に同時に起こるおもらしやら何やらは双子と年子の違いだと思う。乳児期を脱するまでは双子や多胎児は、些細なことの積み重ねが足し算でも掛け算でもなく、冪乗で増えているという感じがした。幼児になると、双子ならでは大変さは洗濯には現れない気がする。

 

これが洗濯の全て?になる。手を抜くポイントとしては、洗剤を統一するとか、タオルがごわごわになっても気にしないとか、洗濯表示を無視するとか、衣類を畳まないように工夫するとかもあるかもしれない。人によっては洗濯槽や排水口も掃除しないで業者に任せたり、何もせずに放置するというのもあるかもしれない。シーツなどを洗う頻度を下げるというのもあるけれど、冬場になったら頻度は下げているので、梅雨から夏のこの時期がもっとも洗濯界隈を忙しくさせているだけかもしれない。

 

保育園の上履きや、布団、何かを入れている袋、子供たちの靴を洗うのもそこそこ大変だ。この洗濯は忘れがちでもあるけれども、そして幼児の上履きはそんなに汚れていないものだから、毎週洗う必要もないような気もしている。袋から出さずに洗わなかった週に限って、食べこぼしの汚れがついているのを月曜日の朝に気がついたりもする。ふと、保育園で他の園児の上履きやタオルが目に入ることがある。とても汚れていたり、ボロボロだったりする靴やタオルを見ると、自分の子供の頃を思い出してしまう。靴や上履きがボロボロだったのが、いやだった。

 

最近、上履きやスニーカー(ローテクスニカーと言われるもの。ハイテクスニーカーは加水分解してしまうので水洗いはダメだ)を入れるネットを買った。これも三種類買った。ネットの内側が少し起毛しているので上履きをこすり洗いしてくれるというものだ。これはとても便利だと思った。金曜日に上履きを持ち帰ったら、そのとき忘れずに上履き用ネットに入れて洗濯機を回してしまう。もったいないような気がするけれど、上履きを三足手洗いすることを考えたら、週一の水道代以上の労力だと思う。僕は背が高いので、上履きを洗面台などで洗っていると腰を痛めやすいというのもあって、このところは上履き洗いは洗濯機に頼っている。

 

洗濯に困る!<下>(主夫篇)に続きます。