いつも困っている

家事と育児(三人姉妹で二人は双子)に対峙する男の日々

カビに困る!<上>(主夫篇)<冬になっても安心できない>

「結露はカビを呼ぶ」

 

困ったことがあった。

 

掃除洗濯料理だけが家事じゃない。ゴミ捨てや整理整頓だけが家事じゃない。衣類の修繕や靴磨き、おもちゃを直したりするのも家事だし、南京虫スズメバチなどの害虫駆除も家事だったりする。そしてこの時期というか少し前くらいには、衣替えも家事だ。

 

衣替えは、年に2回という人もいれば、季節ごとにやる人もいる。うちの場合は、年に4回だ。春、夏、秋、冬と衣替えをする。最近は秋が短いような気がするので、秋の衣替えが終わって1ヶ月くらいで冬の衣替えをしている気がする。

 

冬物は部屋の奥やクローゼットの奥にあることが多い。そのため変な皺がついたまま放置されていることもあるし、どこにいったか分からなくなってしまうこともある。急に寒くなるとセーターなどを探してぐちゃぐちゃになっているセーターを見つけることもある。

 

11月の下旬くらいから急に寒くなった。

 

秋物を洗ってしまい、冬物を出した。そんなときに気が付くものがある。

 

ブーツに白いカビが繁殖している。

 

そのブーツはお気に入りのものだったので、あまり奥には入れておらず、クローゼットの上に置いていた。1週間に1回くらいは見ていたはずなのにカビの繁殖に気が付かなかった。

 

レッドウィングのラフアウトレザーといえば知っている人は知っている、つまり、スエードのレザーだ。

 

スエードのレザーは起毛しているということもあって、きっとカビの胞子を捕まえやすいと思っている。そのため、風通しのいいところに置いていた。カビのことは気にしていたけれども、カビに注意するのは、梅雨から夏くらいで、秋になるとカビのことはそんなに気にしなかった。つまり油断だ。

 

衣類や靴が置いてある部屋は北側の部屋になる。陽も当たらない部屋なので、主に外で仕事をしている妻の書斎兼ウォークインクローゼットみたいになっている。その部屋には出窓がある。このURにはなぜか出窓がある。この出窓は僕の部屋にもあって、夏に窓につけるタイプのエアコンがつけられなかったのも、この出窓のせいだ。そして、妻の部屋にも出窓は北側の部屋だからか結露が大変な状態になる。

 

結露は、外気と室温の差で生まれる。冬の家事は結露との戦いで一日がはじまる。結露はある程度は仕方のないことだ。性能の良い家に住まない限りは結露との戦いはしかたない。

 

結露を出さないようにするためには、部屋の中の温度をあまり上げず、加湿器なども使わず、いっそのこと、風呂もシャワーもせず、お湯も沸かさず、料理もしなければ結露はあまりでないだろう。しかし、それでは暮らせない。ましてや幼児が3人いるなら、冬場の加湿は必須だ。

 

結露は仕方ない。でも、この出窓は仕方ないことなのだろうか。

 

出窓は堅牢にできている。アルミの窓枠はもちろんだけれども、出窓の形を作るために、普通のサッシよりもふんだんにアルミが使われている。そして、アルミサッシの場合、結露はひどい。アルミサッシの出窓は結露を作るためにあるような物と言ってもいいくらいだ。

 

うちの建物の他の階も出窓だ。ひとんちの出窓を階段を登りながら見ていると、多くの家が出窓周辺に黒カビが繁殖していたり、クロスがベロンと剥がれて出窓の木枠が剥き出しになっていたりする。この出窓は根本的に問題がある。僕は毎日、出窓の結露を拭いているけれども、それでもゴムパッキンに黒カビが繁殖している。防カビスプレーをしてもすぐに繁殖する。結露でスプレーの成分が流れてしまうからだと思う。

 

この建物の結露については、住まいセンターに相談したことがある。窓枠や出窓の結露は仕方ないにしても、角部屋の場合は、外壁が壁になっているところがあって、壁とクロスの間に結露が溜まって床に水溜まりができてしまうことに困ったからだった。拭くことができない。

 

これはもう解決したからあれだけれども、最初に相談したときには、「居住者がいなければ結露は起きないので、居住者の責任です」と言われてビビった。その後は、UR本社に電話して、普通に居住していて支障があることであれば無償で工事しますと言われてから、工事の人がきて、外壁の内側部分に断熱材を入れてもらった。住まいセンターのお答えはやべえと思った。

 

カビに困る!<下>(主夫篇)に続きます。