いつも困っている

家事と育児(三人姉妹で二人は双子)に対峙する男の日々

名古屋市に困る!(上)(自閉症児篇)<名古屋市役所は手強い市役所だと思ったこと>

「保育園では合理的配慮がなされるようになった」(長女3歳11ヶ月)

 

困ったことがあった。

 

前回、話し合いがカオスになって、専門家の先生が発言するあたりまで書いた。その後は、それなりに話がまとまっていくのだけれども、名古屋市役所についてあまり知らない人もいるし、僕が大袈裟に書いているだけだと思う人もいるかもしれない。それに、市役所と揉めたことがないって人もいるだろう。多かれ少なかれ役所と揉めると「おかしい」と思うことはある。「おかしい」と思ったあとに、どういう解決ができるで、その役所がいい役所か、ダメな役所かが分かる気がする。

 

役所と揉めるとき、役所がおかしいときもあれば、市民がおかしいこともあるだろう。窓口で怒鳴り散らしている市民の姿を見ると、その人がおかしい人のようにも思えてしまうけれども、怒鳴り散らすほど追い込まれて人かもしれない。追い込んだのが役所であれば、おかしいのはその人ではなく、追い込んだ役所の方がおかしいということにもなる。個人と組織だと、個人は追い詰められやすい。どんなことで揉めているのか、ということを知ることが大事だと思うけれども、どんなことで揉めているのかを隠すのが役所だったりする。

 

役所には役所の言い分がある。その言い分がときどき状況に合っていなかったり、時代に適合していないものだったりすると、担当する役人もどうしていいのか分からないながらも、前例がないと突っぱねる。これが無難な対応になる。役所は一人の市民だけ特別扱いになるような前例は作りたくないものだ。

 

東京の区役所に海外から住民税を納めるというときに少し揉めた。海外からは振込ができないということだった。僕は住民税を支払いたいのに役所の手続き上支払えないから仕方なく支払えないという状況だ。転出時に、役所に相談しに行って必要な手続きは全てしたし、その記録も残っていた。海外からの住民税の支払いできなくなったのは役所の責任だから、役所の不備によって住民税が受け取れなかったという書類を送って欲しいという話をしたら、役所のシステムが変わって、海外からも住民税が送金できるようになった。

 

そもそも海外からでも振り込める窓口は合った。ただ住民税の支払いのためには使えないということだった。それならそれで構わないから、海外からの振込先があるにも関わらず、住民税用の窓口ではないため受け取りを拒否したという書類を出して欲しいとお願いしただけ。最初は偉そうな対応のおっさんだったけど、僕のねちっこい屁理屈を聞いていたら態度が変わって協力的になった。最初から協力的なればいいと思う、そもそも住民税が役所の都合で支払えなくて困るのは僕じゃない。

 

僕らのアクションのせいで住民税から逃げられなくなった人もいるかもしれないけれど、きっと住民税から逃げる方がよくないとも思うので、僕が気遣う必要もない。こんな感じで、役所と揉めても1、2回の話し合いで済むものだ。

 

しかし、揉めるというのはこんなことじゃない。何度話しても通じない。関係省庁からのお墨付きをもらっても通じない。こうなってくると「役所の方がおかしい」と思うようになる。

 

NHKの名古屋支局のニュースを見ると、名古屋市役所の不祥事の多さに驚く。毎週のように謝罪会見がある。毎週は言い過ぎだとしても、隔週くらいで報道発表の部屋でどこかの部署が謝っている。三重県の津市や岐阜県岐阜市が謝罪しているのは半年に一回あるかどうかだ。とにかく名古屋市はよく謝罪会見をしている。

 

では名古屋市は簡単に謝るのかというと、嘘と誤魔化しと隠蔽ばかりだ。隠しきれなくなったものや嘘がバレたものが謝罪会見になっていると思う。ゴキブリを1匹見たら30匹いると思えの例えじゃないが、名古屋市の不祥事の謝罪会見を1回見たら、その数倍は不祥事が起こっていると思っていい。もちろん名古屋は巨大都市だ。多くの人が関わっている。そのため不祥事も多くなるのは仕方ない。ただ多すぎる。名古屋市役所だけでは、もう名古屋市を管理できないんじゃないかとも思ってしまうくらい不祥事が多い。

 

名古屋市役所がこんなにひどいとは住むまで分からなかったし、ここまで揉めてみるまで分からなかった。公園も汚いし、街路樹の整備もできてないのだから、お察しできなくはないけど、まさかと思うことが多々あった。

 

そんな名古屋市と揉めに揉めて、どうにか最終的な話し合いまで漕ぎ着けた。名古屋市からは、問題点をもう一度詳しく知りたいから、どこがどう問題なのか書いたものを送って欲しいと言われた。その文章をたたき台にして、名古屋市で話し合いの場の資料を作るということだった。この提案は口頭ではなくメールでなされている。

 

ちなみに、僕は名古屋市の対応に不信感を覚えてから、口頭での約束は一切しないことにしている。すべてメールで証拠が残るようにしている。そのため、こういった些細なこともメールに証拠が残っている。

 

長くなってしまったので、2回に分けます。続きは名古屋市に困る!(下)になります。