いつも困っている

家事と育児(三人姉妹で二人は双子)に対峙する男の日々

予算に困る!<中>(新築篇)<家を広くしたら、見積もり金額も増える>

予算に困る!<上>(新築篇)の続きです。

 

僕らが望む間取りにするには、建坪を増やす必要があった。それは家を広くするということで、施工面積が増えることになる。つまり、建設費用が増える。車購入を諦めて予算を増やすことにした。

 

困ったことがあった。

 

予算を500万円上げたら、42坪くらいまでどうにかやれることになった。でも、ギリギリだ。ギリギリの予算になった。ギリギリだけれども、40坪と比べると、42坪の方がやっぱり使いやすくなる。当たり前だけれども、少しでも広い方が良さそうに見えてしまう。これが50坪とかになると僕らには広すぎるように思えるけれど、5人家族で、在宅ワークが多めな家庭なら、42坪はなかなかいいラインじゃないだろうか。

 

三井さんのプランと見積もりでは、結局、500万円上げた予算ギリギリとなった。ここに細々としたものを入れていくと、10年前に同じ広さの土地に建てた家と比べて1000万円近い差が出てくる。もちろん、今回の方が高い。

 

そもそもの坪単価の上昇や、消費税の違いやらなにやらを考えれば、10年前よりも値段が上がるのは仕方ないことだけれど、1000万円近く高くなるというのは想像以上だった。前回の家の建坪よりは僅かに今回の方が大きいから、その分高くなっているとはいえ、1000万円高くなったのは、どうしても「高い」と思ってしまう。

 

10年前と比べても仕方ないとは思いつつも比べてしまった。

 

値段は上がったけれど、その分、住宅性能は良くなっているという話もよく聞く。それはそうだと思った。10年前に気にしていた断熱性や気密性も現在では当たり前になっている。また耐震性も上がっている。太陽光も10年前はちょっと載せただけで300万円くらいしたものだけれど、今では屋根一面で200万円くらいになっている。売電価格が半額近いから売電で元を取ろうとしたら同じくらいの期間が必要かもしれないが、我が家の場合は、リクシルさんの未来発電にしたため、10年間売電はできないけれど、初期費用は0円だ。太陽が出ているときの電気代が掛からない。そんなこんなを考えると、建物の値段が上がってしまって「高くなった」とだけ言っていても仕方ない。

 

僕にできることは、三井さんのプランから不要なものを外し、必要なものを入れ、細々と予算内を狙いながら、より僕らの要望を叶える家にすることだ。ここで必要なものを諦めたり、なんでもかんでも削ってしまうと、快適な環境で住みたいという当初の目的が達成できなくなってしまう。ときには大胆に、ときには慎重に、快適に住めることを常に想像しながら、計画を練っていく必要がある。

 

また前回の家の話で恐縮だけれども、前回は土地の値段が高すぎたということもあって、快適に暮らしたいという要望を少し諦めたことがある。主に、僕の要望をどんどん減らしていって、僕にとっては居心地の悪い家になったというのがあった。それと、外構も自分たちでやろうということになって必要最低限しかやらなかったため、雑草やら何やらの手入れで疲弊した。快適さを減らしたため、僕にとっては居たい家でもなくなってしまった。前回の離婚の原因の一つかもしれない。

 

妻と相談しながら、少しぐらい予算を超えてもいいということにした。もちろん、それは、自分たちの快適さのためなら、ということだ。

 

全面板張りにしようと思っていた箇所は一部分だけにしてみた。窓の大きさ小さくしてみたり、必要ない窓は無くしたり、フィックス窓にした。子供たちが小さいということもあって、どうせ傷だらけになるし、汚されるからということで床材や壁に関しても標準設備の中から選ぶことにした。トイレなども10年後に交換すると思えば、標準でいいような気もするということで標準。風呂も標準、と削れるところはどんどん削った。標準設備だから悪いというわけでもない。積極的に標準設備を取り入れた。

 

その代わり、自分たちを快適にするものに関しては削らないようにした。僕の場合は、立ち小便用の便器、妻は横に広い感じの洗面台、この二つは予算を見直すときに営業さんから最初に削る候補に入れられていたけれど、この二つは死守するしかないと思った。それと、そんなに予算予算いうなら、キッチンハウスさんのキッチンを諦めるべき、かもしれないけれど、三井ホームさんで建てたいと思った理由の一つが、このキッチンハウスのキッチンだった。そして、キッチンハウスのキッチンへのオプションもバリバリにした。ボッシュの食洗機はもちろん入れた。あとは、妻がスカイラナイというバルコニーに憧れているので、これも最初のプランから何もいじらないようにした。他にもいくつかオプションをつけた。これはもう快適さのためだ。

 

予算に困る!<下>(新築篇)に続きます。