いつも困っている

家事と育児(三人姉妹で二人は双子)に対峙する男の日々

地域に困る!<中>(ボストン篇)<子育て世代はどんな地域に住むのか?>

地域に困る!<上>(ボストン篇)の続きになります。

 

どんな地域に住むのがいいのか、土地勘のない場所だとその地域のことなんて分からない。地域のことは分からなくても、自分たちのことなら少しは分かる。

 

困ったことがあった。

 

住む地域が問題になるのは、ファミリーになってからじゃないだろうか?

 

駅やスーパーの距離もあるけれども、地域の治安や、自治体の活動、行政サービス、保育園や学校など、一人のときであれば関係なかったことが中心になるし、地域の重要性は、助けが必要な状態になればなるほど比重が大きくなる。どんなところでもいいとは言えないものだ。

 

そしてファミリーといっても、夫婦二人だけなのか、子供は何人か、子供は何歳か、などによってもまた変わる。

 

子育てしやすい街というのがあるように、子育てしにくい街もある。それは行政だけじゃなく、街の雰囲気やどんな世帯が中心的なのかにもよる。

 

ちなみに、僕が住んでいる名古屋の地域は、三世代が同じ地域に住むことが多い地域らしい。保育園でも三世代が同じ地域に住んでいるという話をよく聞くし、園長や保育士も「おじいちゃん、おばあちゃんがいないんですね、大変ですねー」みたいなことを最初に言われた。とある居酒屋で大将から話を聞くと、「この辺は三世代が多いので、メニューも三世帯が楽しめるようにしないといけないんですよ」ということだった。

 

子育てしやすい地域と、子育て世代が多い地域は違う。三世代での子育てがメインになっている地域は、三世代が普通になっているので、他所から来て、夫婦だけで子育てをしている家庭には子育てしにくい地域だったりもする。シングルだったらもっと辛いだろう。誰も助けてくれない、というか育児の手が足りなくて困っている人がいることが想像できないらしい。三世代が多いかどうかも、引っ越しをするときに気をつけた方がいいポイントだ。余所者ならなおさらだ。

 

さて、ボストンでのお部屋探しの話だった。

 

ボストンというと、旅行番組なんかで見るボストンを想像してしまう。レンガ作りで瀟酒な街。それはボストンの真ん中あたりになる。

 

いわゆるボストンという場所だは家賃が高い。一度遊びに行った高級アパートメントはそれはそれは立派で素敵だった。家賃は聞かなかったけれど、きっと3年前でも3500ドル簡単に超えていただろう。4000ドル超えかもしれない。当時の日本円でも35万円から40万円以上、もちろん月だ。

 

そんな高額な家賃のところに住む人には、周辺の環境とか、自治体とか、あるいは行政サービスなんかも関係ないだろう、周囲のスーパーマーケットが安いかどうかとか、地下鉄の駅が近いかどうかなんて関係ないのが高級アパートメントに住む人たちだ。そんな人たちは、独身男性とは別の意味で、どこに住んだっていい。困ったことがあっても、多くは金で解決できるはずだ。

 

家賃の高いボストンで、比較的家賃を抑えるとなると、ボストン中心部から離れた場所になる。オレンジラインに乗るか、レッドラインか、はたまたグリーンラインか、そのあたりの地下鉄の沿線が候補になるだろう。

 

僕らが最初に住んだのは、オレンジラインの終点近く。治安が悪いと言われるオレンジラインだけれども、ベビーカーで乗っても舌打ちされることもないし、助けてくれる、治安が悪いとはどういうことなんだろうとも思った。

 

ボストンは一般的に、南の方が治安が悪いと言われる。サウスボストン。一回だけ友人宅に遊びに行ったけれども、3年前にはもうそんなに治安が悪いという感じじゃなかったみたい。とはいえ住んでいないのでよく知らない。

 

地域に困る!<下>(ボストン篇)に続きます。