いつも困っている

家事と育児(三人姉妹で二人は双子)に対峙する男の日々

入院に困る!<下>(主夫篇)<入院かワンオペか、我が家の比較>

入院に困る!<上>(主夫篇)の続きです。

 

育児と仕事のバランスというか、価値観というか、なんというのかは、なかなか共通認識というのがとりにくいものだ。最近は、育児と仕事に対する向き合い方が似ている人と仲良くなっているような気がする。

 

そんなこんなで、妻の入院とワンオペの続きになります。

 

困ったことがあった。

 

問題は育児だ。

 

普段から妻の仕事が忙しいときはワンオペに近い状態になる。とはいえ、妻の出張でもない限りは、夜遅くでも妻が帰ってきて、長女と寝てくれたりする。その間に僕はゴミ捨てやら保育園の準備やらができる。しかし、完全なワンオペとなると、ちょっとしたことができなくなる。部屋は徐々に汚れ、家事は雑になり、子供たちの忘れ物も増え、靴や上着の汚れに気が付かなかったりする。僕はいつでも眠い状態なってしまって、在宅仕事も進まない。

 

しかも、10月末から11月初旬は引っ越し先の保育園のために、役所にたくさん書類を出さなければならないし、建てている家もこともある。大変だ。となるところだったけれども、これはなんだか少し前の自分を褒めたい。

 

家の方は、八月、九月、十月と多い時には週に三回とか打ち合わせを僕1人でやったりしたこともあって、10月に入ってからは確認や手続きだけになり、妻の忙しい期間や入院中にやらなければならないことはあまりない。来週になれば、土地のことや太陽光発電のことなどで妻もいないといけない日もあるけど、来週になれば退院できるらしい。

 

そうそう、妻の腰は、精密検査の結果、ただのぎっくり腰だった。ただのぎっくり腰といっても、ただのぎっくり腰のひどい状態のもので、僕がよくやるぎっくり腰とはレベルが違った。無理しすぎたのがひどくなった原因らしい。腫瘍やヘルニアでなくてよかったと思った。

 

保育園書類に関しては、これも10月中旬に頑張って作成していた。3人分の成長の記録とかは大変だけれども、予防接種の日にちとかを書いているのはなんだか楽しかった。ロタをこぼさないように接種したことなんか思い出していた。で、妻の職場からもらう就労証明書以外は揃っていた。妻が職場に行けないので、自宅に送ってもらうことにした。それが届き次第、引っ越し先の役所に持って行く予定だ。

 

ということで、妻の入院は、ワンオペ以外には大変なこともなかった。また妻の腰痛も大変なものじゃないので安心した。入院して2日しても立つことも寝返りも排尿もできなかった妻も、3日目あたりからは歩行器で立ったり歩いたりする練習をしているようだ。まだ痛いらしい。1人でトイレに行くのが妻の目標だ。

 

僕は入院したことがない。こんなことをいうと不謹慎だけれども、入院したことがないから、入院してみたいと思うことがある。とくに家でワンオペしているときなんかは、1人で病室にいる妻が羨ましくなることもある。

 

しかし、妻の場合は、腰痛だ。1人で育児から解放されているとはいえ、身動きがとれない。つまり不自由だ。僕の場合は、育児で身動きができなくて不自由だ。不自由それぞれだ。

 

どっちがいいんだろう。

 

元気な状態で入院できれば一番いいんだけれども、それだったら、1人で旅行にでもいって、数日旅館で過ごす方がいい。そして刺身とか食べたい。それがいい。いつかやろう。

 

妻もふと思ったようだ。家でワンオペしているよりも、病室で身動きとれないけれども、何もしなくていいなんて、何年振りだろう、と。

 

3児のワンオペと身動きできない入院。どちらがどうというわけではないが、夫婦の間では、3児のワンオペの方がやべえって結論に至った。この結論がずれているとギクシャクするのかもしれない。

 

妻が知らないことがある。

 

子供たちは妻がいるときと、いないときでは全く違う。妻がいるときの子供たちはひどいありさまだ、大騒ぎして喧嘩ばかり、なんでもいやいやと言って、ご飯もろくに食べてくれない。とてもたいへんな三人姉妹。だけど、妻がいないと、3人姉妹はおとなしい。ご飯もちゃんと食べるし、着替えも早い。寝るときも比較的素直に寝る。

 

妻が知らない事実はこれだった。妻のときのワンオペと僕のときのワンオペでは質が異なる。

 

ワンオペ四日目で、ブログが書ける余裕が出てくるくらいが僕のワンオペだ。