いつも困っている

家事と育児(三人姉妹で二人は双子)に対峙する男の日々

売上金に困る!(主夫篇)<フリマアプリに出品してみた>

ヤフオク!とメルカリに出品した」

 

困ったことがあった。

 

帰国してから、フリマアプリを使うことが増えた。最初は子供の服や靴などを買っていたけれど、だんだんと僕や妻の服も買うようになった。ヤフオク!もメルカリも以前は使ったことのないものだった。

 

僕も妻も潔癖の気味があるため、中古に対して苦手意識があった。そのためいくら状態がいいものだとはいえ、中古で買う気はあまりなかった。よく考えてみれば、僕の場合は古着で買ったものなどは着ていたりしたのだから、潔癖というのもあまり当てにならないかもしれない。

 

子供たちの服はすぐにサイズアウトするし、双子の場合は長女のお古が一人分しかないということもあって、もう一人分を買い足さなければならなかった。そんなときにメルカリを利用した。

 

アメリカから引っ越してきたばかりで、双子も乳児ということもあって、なかなか買い物に行くこともできなかった。メルカリで買うと郵便ポストに届くのも便利だった。ヤフオク!だと送料別になっていたり、着払いが多いけれど、メルカリだと送料込みの出品も多いので、楽天などで買うと送料800円とかしちゃうものも、同じ金額でもメルカリで買った方がいいと思ったりもした。

 

そうして、フリマアプリに慣れていって、自分たちの衣類や雑貨も買うようになった。メルカリだと状態のいいものが多い気がした。

 

アメリカで減量に成功して痩せていた僕は、帰国をすると体重が徐々に増えていた。アメリカで食べていた腹持ちのいいロカボのパンが日本にはないのと、日本のご飯がおいしすぎたということもあって、体重が増えた。

 

体重が増えると、アメリカで買った服、とくにズボンがキツくなってきた。

 

アメリカに行く前の僕の体重は90キロを超えていた。ブランドにもよるけれども、ズボンは34インチ-36インチだった。アメリカで糖質制限をすると65キロまで落ちてしまった。これは痩せすぎだ。ズボンは30インチでも緩いくらいなってしまった。日本で履いていた34インチは履けなくなって、アメリカでは30インチのズボンを買った。そして帰国して体重が70キロを越すと、30インチのズボンはキツくなっていた。ブランドにもよるけれども、32インチくらいがちょうどよかった。そのため、メルカリやヤフオクなどで32インチくらいのズボンをたくさん買った。

 

そのあと、東京から出て名古屋に来て育児も落ち着いてきた。体重は目標としていた75キロくらいをキープできるようになって、体力も回復してきた。そうすると、32インチのズボンがきつくなってきた。かといって、昔履いていた34インチのズボンはもうヨレヨレで履く気もしないし、アメリカに行ってから洋服の面白さに目覚めてしまった僕は、欲しい服があった。

 

そんなことから、34インチのズボンを買うようになった。

 

32インチのズボンをメルカリなどで買っていて思ったのは、ズボンは試着した方がいいというものだ。とくに履いたことないブランドや同じブランドでも意匠が違う物の場合は、同じサイズ表記だとしても緩かったりキツかったりする。そんなことから、お店で試着して買うようになった。32インチで気に入っていたものは、オンラインショップや、メルカリやヤフオクで34インチがあれば買い直したりもした。

 

そんなことをしていたら、30インチと32インチのズボンが大量に余ってしまった。

 

東京にいた頃や、コロナの前であれば、友人に譲ったりしていたけれど、人と会うのも大変になってしまったし、名古屋に来たら友人もいない。仲良くなった友人は28インチのパンツを履いていた。

 

メルカリとヤフオクに出品することにした。パンツ以外にもオンラインで買ってサイズが合わずに試着しかしていない帽子や、サイズを間違えてしまったベルトなども売ることにした。靴もサイズが合わずに履かないでいたものを出品した。

 

どんどん売れた。

 

メルカリやヤフオクで買うときに気がついたことがあった。メルカリだとブランドの定番商品や新しく出た現行物は値段もそこそこ高い。安くするとすぐに売れる。その代わり、珍しい物や、状態が良くても古いものはなかなか売れない。ヤフオク!の場合は、定番品が安く買えることが多いし、古いものでも状態が良ければ値段はそんなに安くもない。

 

つまり、僕が出品するのだとしたら、珍しかったり、あんまり見かけないものはヤフオク!にして、定番品に近い物や現行物はメルカリで売った方がいいということになる。

 

この作戦はそこそこ効果的だった。メルカリは値引き交渉が多いので値引きすることを考慮して出品してみる。値段が適正であれば値引き交渉中でも誰かが買ってくれることもあった。また、古かったり状態があまり良くない物でも、できるだけ細かく写真を取って、どこの部分の状態が良くないとか、どこで買ったのか、どのくらい使ったのかなどと書くと、人気があるものであれば、ヤフオク!での相場よりも高く買ってもらえることがあった。

 

僕にはお気に入りの靴があった。その靴は数年前に販売されており、品切れの物だった。新品で売っているお店をネットで見つけたけれど、僕には小さいサイズしかなかった。細かい話だけれども、靴もまた試着しないと分からないものだ。僕のサイズは革靴だとUS8.0からUS9.0まで靴によって変わる。欲しかった靴の木型なら、US9.0でちょうどだと思っていた。ネットで探して、セカストかトレファクで見つけたので買ってみた。履いて履けないことはないけれども、少し大きかった。この靴はハーフサイズ落とすべきだったかと後悔していた。

 

ヤフオク!を見ていたら、US8.5が出品された。しかも、僕が持っているものよりも状態がいい、綺麗で傷もない。値段はセカストだかで買ったときよりも安い。これは買うしかないということで買った。同じ靴が二足ある状況になってしまった。ハーフサイズ違うけれど。

 

US9.0の方をメルカリで出品してみた。セカストだかで買った値段と同じにしてみた。買ってからサイズが合わないためほとんど履いてなかったし、送料や一割取られる手数料を考えれば赤字ではあるけれども、試着をするためにお店に出かけたと思えば交通費みたいなものだと思えた。少し値切られたけれども、売れた。

 

値切られても、US8.5を買った値段より高く売れた。オンラインショップとヤフオク!とメルカリを使って、サイズ交換をして欲しかった靴を手に入れたことになる。転売してるみたいな気持ちになったけれども、こういうのは転売でもないかと思った。

 

奇妙なことはこの後起こる。僕は結局、靴を一足買ったわけだ。それなのに、メルカリの売上がある。なんだか収入を得たような気持ちになって、そんなに欲しくないものをメルカリの売り上げで買ってしまった。

 

なんだか馬鹿みたいなことをしてしまった。そのことを教訓に、その後出品して売れた売上金は大事に使うようにしています。