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家事と育児(三人姉妹で二人は双子)に対峙する男の日々

不動産アプリに困る!(新築篇)<土地探しアプリのランディは役立つ>

「土地勘のない場所での土地探しに便利なアプリ」

 

困ったことがあった。

 

土地を探すにしても、どこを探せばいいのかも分からない。長年住んだ東京であれば、どこ地域はどんな感じで、どんな路線なのか、地価はどのくらいだとか、仕事であちこち行ったりもしたのでだいたい分かる。しかし、まだ引っ越して一年ちょっとの名古屋近辺では、どこがどういう土地かも分からない。

 

土地の名前をウィキペディアで検索して、土地の歴史を学んだりしていた。不動産を探すことから遠のいている気がした。

 

不動産屋のサイトは、地名や路線や駅でしか探せない。土地勘があれば、あのあたりかと駅名でピンとくるのだろうけど、名古屋初心者の僕にはさっぱり分からなかった。よさそうな土地を見つけては、グーグルマップで見てみる。駅を探すのにも一苦労だ。

 

一週間近く不動産サイトを探し回って、だいたいの土地の相場がわかってきたとしても、予算を超える土地は駅から近く、予算を下回る土地は駅から遠い。

 

坪単価で調べて、安い!と思ってみてみたら、100坪とかだったりして、さすがに広すぎるし、そんな安い土地は、駅徒歩何分なんて書いてない。バス停まで徒歩何分って書いてある。

 

さあ、困ったぞ、と思いながらも他にやりようがない。

 

不動産屋さんに相談しようと思って、連絡しても、なんだかよく分からない不動産屋さんだったことはもう書いた。

 

急いで家を建てたいというわけでもないから、まずはハウスメーカーを決めて、一緒に土地探しをしようと思った。

 

三井さんに行ったときに、土地を探していることも電話で伝えていたので、土地を紹介してもらえた。予算は500万ほどオーバー、諸経費を考えたら600万円以上オーバーするだろう。場所も駅から遠い。これは厳しい。とはいえ、憧れの長久手、開発地域なら将来は便利になるかもしれない。とはいえ、焦って決めることでもないから、どんな感じの地域かを見るだけでも参考になると思って、一緒に見学することした。結果としては、その土地は行かなかった。

 

一条さんとの仮契約のときに、土地探しも一緒にしてくれるという話だった。そして、ランディというアプリを使えるようになった。どこかの土地を一緒に回るというよりも、ランディを使って僕が探した土地を調べてくれるという感じだ。合理的な一条さんらしい。

 

ランディ。一条さんの紹介で入るとランディproが60日間ほど使える。

 

ランディは、ハウスメーカーなどが契約して使っているアプリで、土地が地図上で見ることができる。地図を開くと周辺の土地がばーっと出てくる。条件に金額などを入れておくと、条件にあった土地だけが表示される。

 

これがとても便利だった。

 

ランディとグーグルを交互に使って、どの変なのかと調べて行っていた。

 

僕らの予算内でもいくつも土地が見つかった。名古屋市内でも意外と見つかるものだ。

 

名古屋市からは一歩でも出たい、と強く決心していたのだけれども、名古屋市の中でも仲間内で評判の良い千種区名東区昭和区などで予算内の土地が出てくると、ついつい迷ってしまう。土地の広さはもちろん狭いけれども、いざとなれば三階建という手もある。それにやっぱり名古屋市内は便利だ。子供たちの今後を考えると便利な名古屋市内がいいんじゃないか、とも思ってしまった。

 

安い土地には安い理由がある。旗竿地だったり、建蔽率が低かったり、古家付きだったり、建設条件付きだったりとさまざまな理由がある。それぞれが悪いというわけでもない。土地の値段が安くても別の経費がかかったりするだけで、土地が悪くて値段が安いというより、経費分が土地代から引かれているだけだったりもする。それに、個性的な土地や物件を探している人には、こういう土地がいいというもあるし、建築条件付きだとしても候補のハウスメーカー工務店であれば問題もない。ちょっとお得になるくらいだ。

 

ランディを使ってたくさんチェックした。一条工務店の営業さんにチェックしたものを送ってくれと言われて、添付したりして送ると、一つ一つ調べてくれたりもした。

 

数日間、ランディに没頭した。

 

ランディと地図を見ながら探すと、駅と土地の道順や、保育園や小学校がどの辺にあるのかなど、とても具体的な感じで土地が探せるようになる。

 

予算よりも500万円ほど安く、駅からの距離も許容範囲な土地を見つけた。このどちらかになるかもしれないと思って何度も見てみた。一条の営業さんからは、一つの物件は土地の形はとてもいいけれども、元火葬場だった場所です、と言われた。僕はあまりそういうことは気にしないタイプだ。野垂れ死の死体が転がっていたと言われたら嫌だけれども、火葬場でいやだと思ったことはない。やってみたい仕事の一つが葬儀屋だった。

 

土地も良さそうならそこもいいかもしれない、と思っていた。もう一つのところは開発地域で8個ほどの宅地が一斉に売られているところだった。一条の営業さん曰く、少し駐車スペースが狭くなりそうということだった。こういうことを言ってもらえるのはとても助かる。

 

とりあえず、その二つを候補にして見に行く段取りをつけていた。

 

ランディと地図を見ながら気がついてしまった。駅からの距離は二つとも許容範囲なのだけれども、二つとも保育園が遠い、小学校が遠い。保育園に行くにしても、小学校に行くにしても、交通量の多い道路を渡ることになる。子供3人いると目を離さないようにするだけで至難の業だ。できるだけ交通量の多い道路は避けたい。

 

火葬場も駐車場も気にならなかったけれど、保育園と小学校が近くにないのはダメだということに気がついた。自分たちにとって大事な条件なんて、こうやって土地を探しながら気づくのかもしれない。

 

それからまた、ランディと地図を睨めっこしながら土地を探した。今度は保育園、小学校中心に探していた。保育園や小学校に近い土地は値段が高いか、建築条件付きのところが多かった。建築条件も不動産手数料くらいの金を積めば条件を外してもらえるという噂も聞いていた。それもありかもしれない。

 

良さそうな土地に絞って、またwikiやらハザードマップや市政の取り組みやらと調べていた。すると、保留地というのがあることを知った。保留地は開発計画などで区画整理をしていたら出てくるもので、普通の不動産情報には出てこない。住宅ローンやら何やらと別の問題があるけれども、条件が合うなら保留地も検討してみた方がいい。土地といってもいろいろだ。

 

不動産屋のホームページやランディのようなアプリや、区画整理地など探すなど、土地探しの情報はたくさん集めた方がいい。あれこれと睨めっこをしていたら、良さそうな土地があった。問い合わせることにした。