いつも困っている

家事と育児(三人姉妹で二人は双子)に対峙する男の日々

休日に困る!(主夫篇)<まだ休日を楽しめない>

「旅に行きたい気持ちが分かった」

 

困ったことがあった。

 

困ったことがあったというより、祝日とかの休日はいつも困っている。いつもと違うから困っているのはいつものことで、こうして続けていたらいつも困っているが書き終わらないことになりそうだ。

 

土日の休日は諦めている。土日に家事はあまりできないのは仕方ない。家事に配分していた時間がそのまま育児に配分され、在宅ワークの時間ももちろん育児になる。土日だからそれも仕方ない。土日は育児をメインにすればいいということだ。育児をしていると仕事の方が楽だとか思ってしまうけど、面倒な職場環境だと仕事内容がそうでもなくてもしんどいことがある。

 

僕はいろいろな仕事をした。どの仕事でも最初の1ヶ月というのは疲れる。何がどこにあるのか分からないし、人からああしてこうして、と言われて振り回される。育児は少しそれに似ている。あれがないこれがない、あれがしたいこれがしたい、お腹へった、うんち、おしっこ、誰々があれとった、わーん、という状態。

 

それも普段の土日であれば、普段の家事の中で土日の育児のために準備しておいたりして、土日だけであれば、どうにかこうにか乗り切ることができるようになってきた。土日の余裕のあるときは、妻にちょっとお茶でもしてきなよ、とか言って、ワンオペ志願することもある。そういう素敵なことができるのは平日に準備がものをいう。平日に何もしなければ土日の余裕はない。

 

祝日というものがある。

 

僕の規則正しい家事と育児と仕事のバランスを崩してくれる。そして、祝日がある週の土日は平日のたった1日の祝日のせいで家事などが万全じゃないというのもあるから、簡単に破壊される。あれもないこれもないということになる。祝日のある週の最後の日、日曜日に、僕は不機嫌になる。

 

妻にどこかに行ってきなよ、という元気もない。

 

土日に妻に1人で出かけて欲しいのは、優しい夫と思われがちだけれども、それは違う。子供たちは妻がいるときと、僕だけしかいないときでは態度がまるで違う。妻がいると好き放題していて散らかし方もすごいし、喧嘩も多い。3人で妻の気をひこうと競っているようにも思える。しかし、妻がいないと、意外と散らかさず、喧嘩もしない。僕に気を遣っているかもしれない。

 

そういうことがあるから、日曜日は、妻がいるよりも、僕がワンオペしていた方が楽なこともある。もちろん、平日にいろいろと準備をしているからだ。アンパンマンプリキュアやすみっコぐらしのお菓子を買って隠しておいたりしている。

 

また、土日に家事を諦めているとはいえ、最低限の家事もある。掃除や洗濯、料理などは手抜きとはいえ少しはやる。そして家事というものは邪魔されるとイライラするものだ。

 

旅館に行きたい。掃除も洗濯も料理もない休日を味わってみたい、とか思った。それなら、子供たちと遊んで楽しい疲労を味わえる。きっと子供が可愛いに違いない。公園で遊ばせながら、買い物のことを考えなくてもいいし、買い物しながら子供たちの挙動や人混みでの動きに緊張する必要もない。

 

連休などに旅行に行く人の気が知れなかった。子供の頃、家族旅行に行って戻ってくると、「やっぱりうちが一番」という母の言葉を不思議に思った。うちが一番ならなぜ旅行になど行くのだろうと。まあ、貧しい家だったので、泊まりでの家族旅行なんてほとんどなかったけれども。

 

三泊でも二泊でも、その間、家事をしなくていい、って素敵なことだ。家事から解放されるために旅行に行くということなら、よくわかるし、休日が続くと、そんなことを思う。

 

旅行は家事からの解放だ。育児もなければもっといいけれど、育児がないなら、僕は家でゴロゴロして本でも読みたいタイプ。

 

しかし、旅行に行くのは面倒だ。なにより、目的に行くまでの道中が大変だ。車は持ってないけど、苦手な車の運転をしながら、車の中で子供たちが騒いだら、僕の運転はイライラして危険な気もする。電車で行くと、駅やら何やらで3人の子供たちのコントロールが難しい。旅館までの道中を考えると、やっぱり旅行は怖すぎる。

 

もう少し大きくなって、子供たちが自分の荷物を持ち、ご飯も1人で食べられるようになって、お風呂も着替えも1人でできるようになったら旅行してもいいかもしれない。3歳児以下無料という場所も多いけど、3歳児以下を連れていくなら、無料ではなく、逆にお金をもらいたいくらいだ。

 

家事からの解放はまだ先だ。