いつも困っている

家事と育児(三人姉妹で二人は双子)に対峙する男の日々

シャワーに困る!(主夫篇)<三児育児は物理的に詰む>

「子供たちはシャワーが嫌い」

 

困ったことがあった。

 

4歳児1人と2歳双子の合計3人の育児は1人育児ではそこまで大変じゃなかったことが大変になる。子連れの買い物はもちろんだけれども、食事や排泄など日常的なことはワンオペでは無理とまではいかないけれども、ちょっと無理って思うことも多い。そして、お風呂。

 

お風呂は大人2人でやらないときつい。広い脱衣所があって暖房設備もあって、そこで拭いたり着替えさせたりすることができるのであれば、大人1人でもどうにかやれるのかもしれないけれど、着替えたあとに放たれる子供たちのご乱行を誰が止めるのか、それもお風呂業務の一つなのだから、やっぱり難しい。

 

大人2人体制で行う場合、1人が浴室や湯船に待機。そこに子供たちが入っていく。最近までは、双子は湯船に立つことも危なかったので、湯船待機は子供たちが出ていくまで続く。

 

僕は湯船に8年間ほど浸からなかった記録を持つ。浴槽がないところに住んでいたわけじゃなく、率先して湯船に入らなかった。率先してというのも何かおかしいけれども、なんて言えばいいのだろう。

 

湯船に入ると体の輪郭がぼやけてしまって、ふにゃふにゃとしてしまう感じが苦手だった。熱いのもいやだった。子供の頃は1分間湯船に浸かることも苦痛だった。それに親とはいえ触られるのが嫌だったから、小学校1年生くらいになると1人でお風呂に入っていた。そのためなのか知らないけれど、体の洗い方が下手で、耳の裏あたりには汗が乾いてできるのか、琥珀色の歪曲した殻のようなものが産出された。小学校5年生の朝礼中に気がついた。そのとき以来、耳の裏を洗うことを覚えた。

 

そんなことから、湯船に待機するのは妻の役割になっている。湯船に浸かるのが好きな妻も、さすがに3人の子供たちと湯船にいるのはつらいことがあるらしい。僕にはまず無理なことだ。

 

まず、妻が湯船に入る。そこに長女を入れる。そして次女、三女と次々に入っていく。湯船で体を洗うようになったのはアメリカでの生活でそうなったというよりも、浴槽内で子供達の体を洗うしか選択肢がないというのもある。もう少し大きくなってくれば、それぞれが洗い場で洗うこともできるのかもしれない。

 

そして、今度は、子供を1人出しては、体を拭き、着替えさせる。長女、次女、三女と3人を着替えさせて、妻が自分自身を洗っている間に、双子の歯磨きやら寝る準備をする、というのがお風呂の流れになる。

 

最近、妻の仕事が遅くなることが増えている。

 

子供たちのお迎えはいつも僕の役割だ。そして食事を与えるのも大変だけれども、なぜか僕1人のときは子供たちは食べ物をあまり散らかさない。問題はお風呂だ。

 

長女は僕とお風呂に入るのを嫌がる。それは妻が双子を出産したときに経験したシャワーの体験があるからだろう。シャワーが嫌いみたいだ。シャンプーハットも用意したけれども、使ってくれない。そんなことから、長女は妻が遅くなったとしても、妻と一緒にお風呂に入りたい。

 

「ママがいいの」

 

そう言われてしまって、少し楽になる。

 

双子の方は、何回かシャワーで洗っているし、その度に、お湯が目に入って泣き叫んでいるけれども、体を洗うときには気持ちよさそうにしている。そのせいなのか分からないけれども、「シャワーする」と言って我先に順番を争ってくる。

 

次女を洗っていると、脱衣所に気配を感じる。三女がオムツを脱いでスタンバイしている。スタンバイされても、次女を洗ったら、そのあと、保湿をして着替えさせなければならないから、オムツを脱がれても困るわけだけれども、どうにもできない。

 

次女を洗い終えて、三女を見ると足元が濡れている。なぜオムツを脱いでしまったのだろうと思う。しかし、次女を裸のままにもできないので、次女を着替えさせて、次女の相手を長女に任せる。といっても、相手をしているわけでもない。ただ次女が危ないことをやると、長女は僕にチクリにくるシステムがすでにできているというだけだ。

 

そして三女のお漏らしを処理して、お風呂に入れる。脱衣所にはまた気配がある。長女と次女が脱衣所で遊んでいる。目が届くところにいるのであれば、洗濯物がぐちゃぐちゃにされるくらいはいい、多少の犠牲はつきものだ。

 

三女を風呂から出すと、洗面台の棚からいろいろなものが出ている。洗濯物くらいにしておいて欲しかった。三女の着替えを終わらせて、脱衣所を片付ける。そして歯磨きやら就寝準備をしてお風呂は終わる。

 

できなくはない。ワンオペでシャワーを浴びせるくらいはできなくはない。しかし、これはできなくはない、ということであって、できる、毎日OKということではない。妻が帰ってくるころには、もうヘトヘトだ。

 

救いなのは、双子は寝つきがやたらいいということだ。これも長女のように寝かしつけに時間がかかるのであったら、ワンオペは詰んでいたろう。