いつも困っている

家事と育児(三人姉妹で二人は双子)に対峙する男の日々

買い物で困る!(主夫篇)<買い物は遊びじゃない>

「日曜日のスーパーマーケットには行きたくない」

 

困ったことがあった。

 

普段の買い物は僕の担当である。妻も一月に一回くらい買い物をしているが、妻の買い物は薬局や雑貨などで、僕が使う用途も分からないようなものを買ってくる。

 

僕が買うのは牛乳から野菜、肉、フルーツ、鍋の素やダシや調味料、そして子供たちが日毎食べるおやつは僕にオーダーが入る。そんなことから日常的にスーパーマーケットに通っている週に3回は行っている。

 

保育園でお迎えをしているときに、保育士さんと話をした。

 

「夕食とかどうしてるんですか?」

 

これは保護者を労う言葉ではなくて、保護者の生態を知るための質問であると感じた。

 

「在宅なので、ちょっと空いた時間に作っておいたりしてます。昼ごはんを作ると同時に鍋や煮込みを作っておくと夕食が楽なんです。煮物ばっかりになっちゃってますよ」

 

そのまま真実を言った。保育士さんは、そうかそうか、と満足顔だった。

 

「保育園は、買い物も夕食作るのも、保育園にお迎えした後ってよくいいますよね?」

 

ちょっと相手の意図を知ろうと思ってつっこんでみた。

 

保育士さんは嬉しそうに、「そうです!」と言っていた。悪い人じゃないなんだけれども、杓子定規なところがあって、他のママさんが、この保育士さんが苦手と言っているのを聞いたことがある。僕は、この保育士さんとはそこそこ会話もしていたので、他のママさんには「とっつきにくいかもしれませんが、話すといい人ですよ」とフォローをしている。

 

「保育園の帰りに、幼児三人連れて買い物に行くって無理だと思いません?」

 

保育士さんは、ハッと気がついた顔をしていた。杓子定規な人かもしれないけれども、説明をすれば分かる人でもある。僕がこの保育士さんと話すようになったのも、杓子定規なやり方をされると、3歳と1歳の双子を抱えていた僕には無理なことが多かったからだ。そのたびに説明して、保育園と私たちの中でスムーズにいく方法を考えるようになった。

 

「小さい子が三人いる中、夕食の準備をするともう大変なので、保育園にお迎えに行く前に、子供たちのご飯も簡単にですけど、一応、用意しているんですよね」

 

実際、保育園から帰ってきたときに、三人を一人ずつ着替えさせ、手や足を洗って、オムツを交換したりなどをしていると、思いもよらない悪戯なども発生してしまったり、うんちを処理したオムツに他の子がダイブしてくるという謎の行動もある。

 

保育士さんからすれば、私のやっていることはルール違反になるんだろう。とはいえ、どうすればいいのかという解決策は保育士さんにもない。乳幼児が三人になるような出産は禁止とか、双子は産んではならない、とかそういう法律があるのであれば、僕たちのルール違反を咎めることもできるだろうけど、そういう非人道的な法律が制定されない限りは、グレーゾーンで誤魔化しながらやるしかない。

 

保育園のルールが降園前に買い物をしてはならないというということになっていると、働いている人たちは平日の遅くに子供を連れて買い物に行くか、土曜日日曜日に買い物に行くしかない。

 

日曜日のスーパーマーケットは変なことになっていることが多い。

 

荷物持ち担当なのだろうか。店内をふらふらして、何を物色しているのか分からないけれども、とにかく邪魔なおじさんたちが出没する。前に歩いているかと思えば、急にUターンしたり、買い物カーゴを押している奥さんと並列して、通路を塞いでしまったりと、びっくりするくらい邪魔だ。

 

「おっさんたちには珍しい日曜日のスーパーマーケットでレジャー感覚かもしれないけれども、こちとら遊びでスーパーに来ているんじゃねえ」

 

心で思うだけだ。

 

「子連れはいらねえ」

 

先日、イオンのスーパーマーケットに長女を連れて歩いていたら、すれ違い様に言われた。相手は、三人組で並列に歩いている中年二人とおじいさん。そのおじいさんがすれ違い様に言ったのだった。こういうことはたまにある。日曜日はおじさんとおじいさんが溢れかえっている。

 

僕には提案がある。荷物持ちかボケ防止の散歩か知らないけれども、日曜日のこういうおじいさん、おじさんを集積する場所を作ったいいのではないか、と。商品の棚の一角に、丸椅子でもおいて、「荷物持ち担当席」でもあれば、変にうろつかずにそこに座っているのではないだろうか。

 

誰かに連れてもらわないとスーパーを徘徊できないおじいさんもいるのかもしれないが、エンジョイ勢は周りにもうちょっと気をつかって欲しいと思うことがある。スーパーガチ勢は必死なんだ。