いつも困っている

家事と育児(三人姉妹で二人は双子)に対峙する男の日々

with cardに困る!(ボストン篇)<ソーシャルセキュリティーナンバーにも種類がある>

「with cardに困る!」(ボストン篇)

 

「メンバーズカードの割引はすごい」(長女6ヶ月)

 

困ったことがあった。

 

ボストンにまだ来たばかりの頃、僕の服や子どもの服を買おうとお店に入った。GAPとかOLD NAVYだったと思う。

 

値札を見るととても安かった。アウトレットでもないのにほぼセール品。アメリカはお得だと思った。with card(メンバーズカード提示)とか書いてあるのは、スーパーマーケットでも見かけたから、日本のポイントカードを作る感じで、その場でカードを作れると思っていた。パスポートや国際免許証もあるし、妻は所属先のIDもある。

 

メンバーズカードは作れなかった。SSN(Social Security Number)カタカナだとソーシャルセキュリティーナンバー、日本語訳で、社会保障番号がないとメンバーズカードがある。OLD NAVYの場合は、ソーシャルセキュリティーナンバーがあっても外国人のナンバーは作れないとのことだった。

 

「割引にならないなら、いらない、ごめんね」

 

とかレジで言って、買うのをやめた。こういうときのアメリカ人は気楽だ。笑顔で、問題ないよー、って感じでお別れできる。

 

アメリカでは買い物がお得になりやすい。それはメンバーズカードがあるかないかで変わる。州によって税金のやり方も違うから、住んだ州の税制を調べた方がいいというのはあるけど、マサチューセッツ州は食料品に税金がかからないし、300ドルだったか500ドルだか忘れちゃったけど、高額な衣料品は除いて、衣料品にも税金がかからない。衣料品の税は申告すれば戻ってきたような気もする。

 

スーパーマーケットでも衣料品店でもwith cardと書いてあるところは、メンバーズカードをぜひ作るべきだが、旅行などでソーシャルセキュリティーナンバーがない場合や、外国人のナンバーではダメなお店は、諦めるしかない。メンバーズカードを持っている人に声かけて、買い物に付き合ってもらうというすごいコミュ力を持った人は諦めないでいいかもしれない。

 

妻の滞在は二年間。ソーシャルセキュリティーナンバーが申請できるVISA(ビザ)でもある。そんなことからも、ソーシャルセキュリティーナンバーは急いで申請していた。

 

このソーシャルセキュリティーナンバーの申請がまた面倒臭い。いろんな地域にある申請所で何時間も待たされるというのはよくある話。うちの場合は、滞在先から徒歩5分くらいのところにたまたまあった。ダンキンドーナツの隣だったということもあり、そこのダンキンドーナツは大繁盛していた。

 

申請して2週間かそこらでカードが届く。あとはメンバーズカードをたくさん作るだけだ。

 

手始めに、近所にあるスーパーマーケット、Stop & Shop(ストップアンドショップ)に行った。そこはwith cardで劇的に安くなる。もう一件の中華系スーパーマーケット88はメンバーズカードがなくても安い。

 

アメリカにいる日本人とスーパーマーケット話で盛り上がることがある。その中で、Stop & Shopが高いという人がいる。それはそう。メンバーズカードがないと高い。そういうお店は結構ある。大手で処理が機械的になっているお店ほどメンバーズカードでの割引が多いような気がした。

 

子供服で人気のcarter's(カーターズ)も普通に買うと高いと言われがちだ。日本で買うと輸入とか関税とかでさらに高いような気がする。だけど、メンバーズカードがあれば西松屋くらいの値段になる。

 

カーターズの場合は、カードじゃなくて何かの番号だったかもしれない。一度、たまたま番号を覚えていたから、妻が会計しているときに横で言ったら、妻に引かれたことがあった。数字が結構好きなだけなのに。無線LANのパスワードでも引かれることがある。

 

お役立ち情報がなかなか書けなくて歯痒いのですが、アメリカでメンバーズカードを作るときには、場合によってはソーシャルセキュリティーナンバーが必要になる場合があるいうことだけ覚えておいてください。

 

あと、外国人用のソーシャルセキュリティーナンバーがあるため、お店によってはメンバーズカードが作れない。レジの人もあまり詳しくないこともあるので、メンバーズカードが作れなかったときには慌てずに、外国人用だからかーって感じで、レジの人に商品を引き取ってもらうことをお勧めします。