いつも困っている

家事と育児(三人姉妹で二人は双子)に対峙する男の日々

誕生パーティーに困る!(主夫篇)<幼児3人だと誕生パーティーも難しい>

「長女は誕生パーティーがしたいらしい」

 

困ったことがあった。

 

お誕生会とか誕生パーティーをというのはどうしたらいいのだろうか。

 

アメリカなどでは施設を貸し切ったり、公園などで誕生パーティーをすることが多く、何度か参加したことがある。日本だと自宅で行うのが一般的かもしれない。

 

長女が誕生パーティーに誘われた。長女のお友達は、長女以外に同じ年の友達がいないそうで、長女にどうしても来て欲しいと言っていたそうだ。

 

お友達はインド人だ。

 

インド人のお友達は、日本語があまりできない。そのため、保育園では孤立してしまうみたいだった。長女も発語が遅れていたため日本語というか言葉は話せずにいた。そんなことから、2人は仲良くなったみたいだった。無言で遊ぶ2人を見ながら微笑ましいと思っていた。

 

お友達は、日本語はできないが、英語が少しできるようだった。長女も発語はできないけれども、アメリカに二年住んでいたということもあって、英語で何か言われても、日本語で言われたのと同じような反応をする。発達障害があるとはいえバイリンガルだ。

 

2人の関係を見てみると、お友達が英語で何かを言うと、長女がイェスとかヤーとか、ノーとか言っている。返事だけみると英語でのコミュニケーションの方ができるような感じだった。

 

そんなわけで長女とインド人のお友達は仲良しだった。

 

そして、なぜか分からないけれど、長女のお友達は僕のことも気に入っているのか、よく近くに来る。何も言わず大きなお目目でジッと見つめてくるものだから、どうしたらいいのか分からなくなることもある。僕は昔から犬猫と子供に妙に好かれることがあった。どうしたらいいのかずっと分からない。

 

そんな長女のお友達から誕生パーティーのお誘いがあった。

 

パーティーには長女と妻が参加すると話していたが、お友達は、僕にも来てほしいということだった。困ったぞ。

 

僕はパーティが嫌いだというのもあるけれども、僕が行くということは、2歳の双子も連れて行かなければならなくなる。2歳はよく言えば天真爛漫な時期だし、悪く言えば、もう面倒なお年頃だ。そんな2歳の双子を連れてパーティーに参加するなんて無理な話だ。

 

子供3人を連れて参加したパーティがあった。そこはとても広い家だった。子供たちが5,6人いたと思うけれども、キッズスペースも用意してくれるということもあって、安心してパーティに参加することができた。

 

キッズスペースや子供たちを十分に遊ばせる場所があることは、3人以上の子供を連れてパーティに参加するには必須条件だと思った。子供だけで遊ぶわけもなく、僕か妻が子供たちの相手をすることになる。大人が寝ころんで子供たちに乗っかられるくらいの場所があるだけで、パーティの参加もしやすくなる。

 

インド人の友人の家はどうかというと、僕は別件で彼らの家の玄関まで入ったことがある。子供1人ということもあって1LDKくらいの間取りの部屋だった。彼らとしてももう少し広い部屋に引っ越したいらしい。寝室は物で溢れているそうだ。

 

彼らからは、どのくらいの部屋にしたらいいかという相談を受けたこともあった。子供1人で、ご主人は在宅ワークが増えたということもあるから、2LDKは必要じゃないかと話していた。また、彼らの娘の進学先も悩んでいるようで、娘さんの進学に合わせて引っ越そうと思っているらしい。インターナショナルスクールに通わせるそうだ。

 

そう、何が言いたいかというと、長女のお友達の部屋は、僕と双子が行くにはちょっと狭いことが予想できた。ちなみに、食事はテーブルではなく床に食事用のカーペットを敷いて食べるそうだった。これは危険だ。少しでも子供たちから目を離すと、何かをこぼしたり倒したりする。それにキッチンがオープンの間取りなので、それも不安だった。

 

僕と双子は参加しないことになった。

 

長女は長女で、誕生パーティが不満だったそうだ。自分のパーティじゃないことが不満だったらしい。彼女の誕生日は来月なのだけれども、まだ誕生パーティーというものが理解できない。

 

長女が帰宅すると、うちでパーティーをやりたいと言い出した。うちは4LDKということになっている。部屋数で言えば多いし、リビングダイニングともう一つの部屋は襖で仕切られているだけなので実質15畳くらいの部屋が開放できる。それに子供部屋には何もないから、6畳ほどの子供部屋で子供たちが騒いだりすることもできる。キッチンはベビーゲートがあるし、食べ物はダイニングテーブルにおける。これだけ見ればパーティをすることは可能だ。実際、2回ほど複数の家族を呼んでパーティーをしたことがある。

 

長女はお友達家族を3組呼びたいそうだ。できなくはない。できなくはないけれども、ここでネックになるのはやっぱり双子だった。2歳の双子は目が離せない。長女には悪いけれども、双子の世話をしながら、3家族のホストをするのは難しい。それに保育園のお友達だ。昔から知っている友人家族であれば僕も遠慮なく、ずけずけとモノを言うこともできるけれど、まだよそよそしい関係の家族だと気も使う。

 

長女には、双子がもう少し大きくなるまで待ってほしいとお願いした。しかし、誕生パーティのおそろしいところは、一度呼ばれるとこちらも呼ばなければいけないような気がしてしまうことだ。さて、どうしたものか。1ヶ月考えてみます。

建売住宅に困る!<下>(新築篇)<一条さんと三井さんの値段の差とは>

つづきになります。

一条さんの建売は素晴らしいんじゃないかと、またもや一条さんの良さに気がつきながらも、我が家に必要なのは、性能はもちろん良いにこしたことはないけれども、やっぱり間取りが一番に気になるところだった。

 

そんなことから、一条さんの契約前のプランにはがっかりしていた。契約前のプランというのは、セミオーダーみたいなプランしか出てこないのであれば仕方ないかとも思っていた。少なくとも、一条さんの場合は、施主の希望が反映されていない間取りプランしかない。設備の性能に関してはあれだけ熱心に語ってくれた営業Yさんも間取りになると、静かになってしまう。施主としてはちょっと不安になる。

 

それにもう一つはお値段だった。一条工務店は安くはない。どちらかというと高い。高いというと語弊があるけど、性能を上げるために値段が高くなるのはもちろん当然だと思うから、高いことが悪いというよりも、高い高いとディスられることが多い三井さんとあまり変わらないというのが気になる感じ。しかし、三井さんよりは高機密高断熱なのは間違いない。三井さんの場合は、地域ごとに標準設備を変えているというのもあって、僕が住む温暖な地域では、サッシはアルミ混合の複層ガラスサッシになってしまう。サーモスXとかだ。サーモスXは調べていたら楽しかったのでどこかで書きたいと思う。つづきの導入が長くなってしまったけれども、そんなこんなで、

 

困ったことがあった。

 

 

一条さんの標準設備の外壁やサッシの性能は僕も気に入っているし、その二つが一条さんにしたいと思ったものでもあるし、断熱材の厚みも魅力的だ。性能は間違いなく一条さんだと思う。しかし、寒冷地でもない僕らは、高気密高断熱をどこまで求めるかというのもある。何でもかんでも数値を高めればいいというわけでないだろう。住む地域によって求められている数値も違う。過剰設備にしてまで性能を高める必要があるのかどうか、というのもある。寒冷地域に住むのであれば一条さんにするだろうし、水害が懸念される場所なら、一条さんの水害オプションをつけるだろう。しかし、温暖な地域に住む僕らには、一条さんの、とくに床暖房はいらなかった。床暖房はいらないから、天井を高くして欲しいというのがあった。

 

床暖房を外して天井を高くするのが標準だったら、一条さんを選んでいたかもしれない。

 

それと見積もりを見ながら思っていたのは、この見積もりにプラスしてつけたいと思っていたオプションがいくつかあった。もちろん、三井さんでもそうなるだろうから、公平に比べられるものじゃない。ただ、三井さんの営業の紳士Sさんが住設の展示場に我々を招いたのは、契約前の見積もりと最終的な見積もりの差額を減らすために、高額オプションになりそうなものを契約前にできるだけ決めておいて、契約前の見積もりに反映させるという考えがあったからだそうだ。200万円くらい値段が上がってしまうキッチンハウスがいい例だろう。

 

一条さんの見積もりには、そういう感じがない。もちろん、タッチレス水栓とか、玄関の電子錠とかの細々としたオプションは見積もりに書いてあったけれど、外壁のかっこいいアクセントに使うタイルとか、天井の高さをあげるというオプション、あとは書斎セットのオプションは反映されていない。その状態で500万円の差額だ。三井さんの値引き目標300万円を加味すると、200万円の差になる。僕らが望む一条さんのオプションを入れると、三井さんよりも高くなってしまう可能性が出てきた。

 

おかしい。一条さんは三井さんより安くなると思っていたのに、そうでもなさそうだ。安さという魅力はなくなってしまった。ネットで見る坪単価なんてあてにならない。満足する家を建てようと思ったら、消費税や申請などの諸経費込みの坪単価100万くらいは一条さんでもいってしまう。そして、三井さんでも込み込みの坪単価は100万円くらいになる。同じようなものだった。

 

一条さんのベテラン営業のYさんとは、一応、契約前の最後の打ち合わせということで会っていた。次の三井さんとの打ち合わせも契約前の最後の打ち合わせになる。両方ともダメだと思ったら、スウェーデンさんに会いにいくつもりだ。

 

一条さんには、契約するかどうかの返事は三井さんとの最後の打ち合わせが終わった後にすることを約束した。ベテラン営業のYさんは自信がなさそうだった。そういえば、一条さんに来る前に、三井の紳士Sさんが、紳士らしくないことを聞いてきた。

 

「正直、うちは何番目ですか?」

 

ということだった。そういえば、最初にお会いした時に、僕が「第一希望が一条さんです」と言っていたことが気になっていたのだろう。

 

「いまの第一希望は、三井さんです。しかし、予算を超えてしまうと、第一希望でもどうにもなりませんし、坪数や希望の間取り、オプションを大幅に削らないと予算内に収まらないようでしたら、諦めるしかないと思っています」

 

と正直にお答えした。一条さんの見積もりは、現在では予算内ではあるし、オプションをつけてもどうにか予算に収まるような気がしている。それに一条さんのオプションの場合は、どうしてもつけたい! というのがあまりないというか、そもそも選択肢が少ないというのもあって、予算的には助かるというのもあった。